2010年09月11日
用心棒の鎮魂歌
加藤夏希が10代だったころファンでした。
このDVDは、加藤夏希目当てで買ったものでしたが、この作品を見終わったあとは、室賀厚監督の大ファンになっていました。
その後、手に入る室賀厚監督作品は全て見ることになる契機となった、思い出の1本です。
製作者の奥山和由氏によれば、このガン・クレイジー・シリーズ(といっても、それぞれ独立した作品で連続性はありません。)は、女性を主人公にした日本版マカロニ・ウェスタンを目指したとのことです。
これは、その4作目になります。
南米の某国で、日本企業の社長令嬢が誘拐されます。
誘拐したのは、身代金目当ての武装ゲリラです。
日本で、親友が誘拐されたニュースを見た女子大生(夏希)は、身代金を値切るため、人命を軽視する企業の冷酷さに絶望し、自ら傭兵を雇い、救出に向かう決心をします。
しかし、集まったメンバーは、プロの傭兵は2人だけ、あとは風俗店のマスターと元自衛隊員の風俗嬢(原史奈)、そして夏希自身の5人だけです。
タイム・リミットが迫るなか、企業の妨害で現地の警察に捕まってしまう5人、果たして期限までに親友を救出することが出来るのか?
B級アクション風のストーリーですが、小説でいえば山田正紀の冒険小説を思わせる出来です。
何しろテンポがあってあきさせなません。
007とブルース・リー、マカロニ・ウエスタンを心底愛するアクション映画オタク、室賀厚監督の遊び心満点の娯楽作です。
特に、メンバーが夏希を留置所から救出する場面は、カット割りまで、「続夕陽のガンマン」へのオマージュ、というより完全なパクリです。
でも、あえてすぐわかる引用をしていることに、かえって大きな愛情を感じます。
このシリーズ、全て英語の副題がついているんですが、この作品は「The Magnificent Five Strike」となっていて、これは「荒野の七人」の原題「The Magnificent Seven」のもじりです。
邦題副題「用心棒の鎮魂歌」にも何か「遊び」があるのかも知れません。
このDVDは、加藤夏希目当てで買ったものでしたが、この作品を見終わったあとは、室賀厚監督の大ファンになっていました。
その後、手に入る室賀厚監督作品は全て見ることになる契機となった、思い出の1本です。
製作者の奥山和由氏によれば、このガン・クレイジー・シリーズ(といっても、それぞれ独立した作品で連続性はありません。)は、女性を主人公にした日本版マカロニ・ウェスタンを目指したとのことです。
GUN CRAZY Episode-4
用心棒の鎮魂歌
用心棒の鎮魂歌
これは、その4作目になります。
南米の某国で、日本企業の社長令嬢が誘拐されます。
誘拐したのは、身代金目当ての武装ゲリラです。
日本で、親友が誘拐されたニュースを見た女子大生(夏希)は、身代金を値切るため、人命を軽視する企業の冷酷さに絶望し、自ら傭兵を雇い、救出に向かう決心をします。
しかし、集まったメンバーは、プロの傭兵は2人だけ、あとは風俗店のマスターと元自衛隊員の風俗嬢(原史奈)、そして夏希自身の5人だけです。
タイム・リミットが迫るなか、企業の妨害で現地の警察に捕まってしまう5人、果たして期限までに親友を救出することが出来るのか?
B級アクション風のストーリーですが、小説でいえば山田正紀の冒険小説を思わせる出来です。
何しろテンポがあってあきさせなません。
007とブルース・リー、マカロニ・ウエスタンを心底愛するアクション映画オタク、室賀厚監督の遊び心満点の娯楽作です。
特に、メンバーが夏希を留置所から救出する場面は、カット割りまで、「続夕陽のガンマン」へのオマージュ、というより完全なパクリです。
でも、あえてすぐわかる引用をしていることに、かえって大きな愛情を感じます。
このシリーズ、全て英語の副題がついているんですが、この作品は「The Magnificent Five Strike」となっていて、これは「荒野の七人」の原題「The Magnificent Seven」のもじりです。
邦題副題「用心棒の鎮魂歌」にも何か「遊び」があるのかも知れません。