アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

オーガスティンの聖なる信仰

 
 赤字 追記しました。

 11月になって、初めての更新です。
 ぐずぐずしているうちに、あっという間に日が経ってしまいました。

 実は、今月はあるテーマに沿った記事で繋げられないか、と考えていたのです。
 自らしばりをかけるなんて無謀な気もしますが、出来るなら、なるべく更新回数もあまり減らさずに…。

 可能かどうか分かりませんが、まず今回は、その第一回にふさわしいアルバムを聴くことが出来ました。
 Augie Meyersの最新作、"Santa Fe"が先日届いたのです。
 (テーマについては、日々の更新からご想像ください。)


augie meyers2.jpg

Santa Fe
Augie Meyers

1. Santa Fe (Augie Meyers)
2. Something's Wrong (Augie Meyers)
3. Crazy Heart (Augie Meyers)
4. Borrow Me Some Money (Augie Meyers)
5. Dreaming On (Augie Meyers)
6. Counting Drops of Rain (Gene Jacoby)
7. Came Into My Life (Augie Meyers)
8. God Gave You to Me (Ralph Stanley)
9. Never Thought I'd Ever Fall in Love Again (Augie Meyers)
10. Joints Really Jumping (Augie Meyers)
11. I Did, You Did (Augie Meyers)

 本作は、Augie Meyersにとって、多分17枚目のオリジナル・アルバムになります。
 (完全なソロ名義及び"〜Western Head Band"名義(?)に加え、一部のDoug Sahmとの共作名義のうち、実質ソロ作である"Still Growin"を含めた数え方によります。…異論は認めます。)
 
 本作は、昨年の"Loves Lost and Found"に続くもので、快調なリリースだと思います。
 ただ、今作の収録曲は、81年から07年の間に録音した音源を元に、数曲に手を加えた作品だという説明がなされています。
 といっても、決して既発曲からの編集盤ではなく、実質新作であるのは間違いありません。
 ただ、説明の趣旨を素直に読めば、81年〜07年録音の未発表曲集という言い方も出来ます。
 それが正しければ、前作のタイトル、Lost and Foundは、今作にこそふさわしい名称なのかも知れません。

 さて、収録曲を見ていきましょう。
 録音クレジットの詳細は明らかにされてはいず、個別にどの曲が何年にどこで録音したというデータはありません。
 録音に参加したミュージシャンと4箇所のスタジオ名が、まとめて明かされているだけです。
 そこには、数年前に故人となった人も含まれていて、Rocky Morales(sax)の名前が眼をひきます。
 その他のDoug Sahm人脈では、Spot Bernet(sax)、Charlie McBurney(tp)(McBurnieと記載)、Al Gomez(tp)、Jack Barber(b)、Clay Meyers(dr)らの名前が確認できます。
 
 録音時期には、かなり幅がありますが、通して聴いても違和感は全くありません。
 一部を除き、アクースティックな印象を受ける録音が多く感じます。
 また、全体的にリラックスした雰囲気も受けます。

 まず次の3曲に注目です。
 
2. Something's Wrong (Augie Meyers)
3. Crazy Heart (Augie Meyers)
10. Joints Really Jumping (Augie Meyers)
 
 この3曲は、収録曲のうち、例外的に過去のアルバムで録音している曲です。(と、当初思いました。)
 聴き比べましたが、全て別の録音だと思います。

 まず、"Something's Wrong"ですが、10年のアルバム、"Trippin Out On Triplets"の収録曲に、"Something Wrong"という曲があります。
 ピアノの左手の伴奏が印象的な、完全にニューオリンズ・スタイルの3連バラードです。
 ファッツ・ドミノのリッチな歌声を連想する、ゆったりゆるいグルーヴがたまりません。
 しかし、今回の本盤での"Something's Wrong"は、驚いたことに全く別の曲のようです。
 スチール・ギターのイントロから始まる、調子のいい陶酔系の8ビート・ナンバー(昔の4ビート・カントリー風)です。
 どちらも自作ですので、こんな似た題名を付けたのは忘れてしまっていたのでしょうか?
 追記(14.11.8)
  何という勘違い!!  というか(本人としては)笑えない間違い。
 10年の"Something Wrong"(混乱しそうですが、実は"Something's Wrong"という表記が正解)は、自作ではなく、Fats Dominoのカバーでした。
 10年作を取り上げた過去の記事(三連譜の調べで夢見心地)を読み返したら、ちゃんとカバーだと書いていました。
 しかも、「クレジットがないので調べた」と経過まで書いているのに、すっかり忘れていました。
 今回、Fatsを連想するなどと書いていて、笑えます。
 当該記事は、下記の「関連記事はこちら」のリンクから参照出来ます。


 その点、"Crazy Heart"は、06年のアルバム、"My Freeholies Ain't Free Anymore"の同名の収録曲と同じ曲です。
 ただし、アレンジが全く違い、別の録音であるのは間違いありません。
 06年版が、アコーディオンの伴奏をメインにした、全面陽気なパーティ・ソングなのに対して、今作での同曲は、同じ陽気なナンバーでも、アコギ(ドブロ?)とフィドル、とりわけフィドルが印象に残る流麗なアレンジに仕上げています。 

 そして、"Joints Really Jumping"は、コンピ・アルバム、"Deep In The Heart Of Texas"で、"Joints Is Jumping"という表記になっていた曲だと思います。
(今、手元にないので気弱な表現ですが…。)
 "Joints Really Jumping"は、本作収録曲の中では、少し毛色が違う、タイトルどおりのホーンを強調したジャンプ・ナンバーです。
 基本的に雰囲気は同じだったと思いますが、"Joints Is Jumping"の方が、よりタイトでテンポが早いジャンプ・ナンバーだったと思います。
 今作でのそれは、ホーンこそ入っていますが、スラップ音も聴こえ、ロカビリーに近いスタイルと言えるかも知れません。

augie meyers3.jpg

 
 その他の曲は、私の知る限り、今回が初出の曲だと思います。
 ですが、決して残り物だとか、一旦没になっていた曲などといった印象を受ける曲はありません。
 いずれも、Augie Meyersらしい、「可愛らしい」曲だと思いました。
 例えが不似合かも知れませんが、私がここで思う「可愛い」とは、大きな熊のぬいぐるみのような無邪気な(?)可愛さです。
 (説明が余計に意味不明ですか?) 

 そして、今作でのカバー曲は次の2曲です。

6. Counting Drops of Rain (Gene Jacoby)
8. God Gave You to Me (Ralph Stanley)

 いずれも、私には初見の曲です。

 "Counting Drops of Rain"は、おそらく、テキサスのカントリー・シンガー、Wade Jacobyのカバーだと思います。
 美しいメロディを持った曲で、原曲は、一時期のナッシュビルのシュガー・コーティングから逃れることが出来た、オールド・タイミー、かつ時を超越したような佳曲だと思います。
 Augieの解釈は、よい曲を素直にやっていて好感が持てます。
 
 一方の"God Gave You to Me"は、作者名から、スタンリー・ブラザーズの作品だろうと思います。
 (ラルフのソロの可能性もありますが…。)
 ソリッドな定型のブルーグラスではなく、ヒルビリー・デュオ風のワルツで、とてもいい曲です。
 ドック・ワトソンやルーヴィン・ブラザーズ好きの私には、この手の曲は大好物なのでした。
 フィドル、マンドリンらのアンサンブルが見事な出来で、おすすめの曲です。

 本盤を、オール・アメリカン・ソング集などと言うと、オーギーは「大げさ過ぎる」と照れるでしょう。
 アカデミックな側面に注目したがるのは、日本人の(悪い)性癖でしょうか。
 オーギーなら、 楽しく歌える、談笑(バカ騒ぎ?)しながら軽く踊れる、そんな音楽集なのだと言うかも知れません。

 フォーキーな曲から、マウンテン・バラッド、ヒルビリー・ブルース、黒っぽいジャンプ、果てはメランコリックなジャグ風まで、聴き返すごとに様々な側面を見せ、新たな魅力に気付かせてくれる、良質のアルバムだと思います。




Dinero
by Texas Tornados




関係記事はこちら

Augie Meyers
オーギーに首ったけ
曲に歴史あり、メキシコへ旅して
曲に歴史あり、セルマからヴェルマ物語
曲に歴史あり、夜の正座ものがたり
曲に歴史あり、ケパソ物語 
三連符の調べで夢見心地
オーギー・マイヤースさん、気をつけて


コメント

お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのコメント

   
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。