2011年09月24日
77年のロイ・ヘッド
70年代半ばというのは、Huey P. Meauxがここぞとビジネスに励んだ時期のようです。
Freddy Fenderで成功したのが75年頃で、今やらなきゃいつやるんだということだったのでしょう。
今回は、Huey Meauxの制作で77年にリリースされたRoy Headのアルバムを聴きました。
Side One
1. Driving Wheel (Roosevelt Sykes)
2. How Do You Think I Can Live With Somebody (Thomas, McRee, Thomas)
3. Steal Away (77-105)
4. Mama Mama (Simon Reyes)
5. Trying To Reach My Goal (Thomas, McRee, Thomas)
Side Two
1. Reachin' Out (77-106)
2. Bring It Home To Jerome (77-107)
3. Don't What To Make It Too Funky (77-108)
4. I Was Born A Free Man (Joe Pipps)
5. Double Your Satisfaction (Thomas, McRee, Thomas)
今回のRoy Headは、初オリジナルLPではないと思いますが、シングル・オンリーだった人が、この時期にMeauxの手によってLPを作った例は少なくないように思います。
Meauxが、自分の趣味でアーティストを取り上げLPを量産出来た、ある意味いい時代だったのかも知れません。
とはいえ、中央の音楽シーンは、(パブ・ロック〜)パンクの時期だったり、あるいはディスコの時代だったりして、時間に忘れられた音楽をやっている人たちにとっても、少なからず下界の影響はあったのでした。
ニューオリンズR&Bの女声シンガー、Shirley & LeeのShirley Goodmanがディスコ曲を出していたりしていた時期なのでした。
さて、本盤は、LP用の吹き込みだと思いますが、いつもながらテキサスのおおらかさ(悪く言えばいい加減さ)が出たアルバムです。
収録曲では、Side Oneの"Driving Wheel"、"Mama Mama"、Side Twoの" Bring It Home To Jerome"が、60年代にシングル・リリースしていた曲の新録音だと思います。
最初は、いい話からしましょう。
"Mama Mama"は、初めて聴いたときから大好きな曲で、ここでの70年代バージョンもかっこいいです。
60年代のシングルでは、P-vine盤CD収録バージョンのボーカルがオフ気味なのが不満でした。
私は、作者のSimon Reyesの45sを探しているのですが、まだ入手できていません。
せめて、音だけでも聴きたいものです。
さて、本盤のサウンドは、少し疑問が残る内容になっています。
基本的に、Mickey Moodyを中心とした、いつものシュガーヒル・スタジオのハウス・ミュージシャンがバックを務めていると思うのですが、今回は、ギターが「?」です。
よく言えば実験的、悪く言えば「何だこれ」の世界です。
アバンギャルドなのか、単にチープなのか判然としない、変てこな(私の主観です)エフェクト音が気にならずにはいられません。
全体的に、曲の組立はブルージーなサウンドですので、このギターはJoey Longでしょうか?
冒頭の"Driving Wheel"からして、間奏はもちろん、歌のオブリや主旋律の背後でも(必要のない)アバンギャルド・トーンが鳴っています。
オーバー・プロデュースと思うのは私だけではないはずです。
かっこよさでは、ラストの" Double Your Satisfaction"をあげたいです。
アップ・ビートの曲で、デルバート・マクリントンが好きそうなタイプの曲です。
この曲も、音的には若干やりすぎ感がないとはいえませんが、ここではカッコいいリズム・リフと、メロの良さが勝っています。
特にリズム・リフがよくて、こういう気持ちいいグルーヴは、Roy Headにぴったりですね。
この曲の作者は、Tomas, McRee, Thomasとなっていますが、本盤には他にも"How Do You Think I Can Live With Somebody"、"Trying To Reach My Goal"がこのトリオの作品です。
実は、この中の一人、ThomasがGene Thomasだという話があって、私は半信半疑に思っています。
Gene Thomasは、あまり共作をするイメージではないですね。
あまり馴染みのない方のために補足しますと、Gene Thomasは、Doug Sahmほか多くのシンガーがカバーした名曲、"Sometimes"の作者です。
私が、より多くのことが知りたいと、ここ数年間、ずっと関心を持ち続けているのが、Gene ThomasとBuck Rogersです。
さて、いい加減な方の話もしましょう。
Side Oneの"Steal Away"は、同名異曲もあるでしょうが、普通ならジミー・ヒューズのブルージーな代表曲を連想します。
多くのシンガーがやっている曲をRoy Headがどう料理するのか、お手並み拝見というところです。
しかし、曲が始まるとすぐに「あれっ」となります。
これは、完全に別の曲で、Clarence Carterの名作、"Slip Away"なのでした。
この誤りは、作者クレジットが変だとか、ボ・ディドリーの"Bring It Home To Jerome"の題名が微妙に違うなんてことが、些細なことに思えてきまます。
誤植なんでしょうが、このあたりがテキサスなのかなあ、と思ってしまいます。
出来自体はかなりよくて楽しめるので、ケアレス・ミスが残念です。
アルバム全体としては、やはり変にいじりすぎず、もっと素直にやったほうがよかったかなと思います。
とはいえ、聴きものと言える曲もあり、ファンなら持っていたい1枚です。
Freddy Fenderで成功したのが75年頃で、今やらなきゃいつやるんだということだったのでしょう。
今回は、Huey Meauxの制作で77年にリリースされたRoy Headのアルバムを聴きました。
Rock n' Roll My Soul
Roy Head
Roy Head
Side One
1. Driving Wheel (Roosevelt Sykes)
2. How Do You Think I Can Live With Somebody (Thomas, McRee, Thomas)
3. Steal Away (77-105)
4. Mama Mama (Simon Reyes)
5. Trying To Reach My Goal (Thomas, McRee, Thomas)
Side Two
1. Reachin' Out (77-106)
2. Bring It Home To Jerome (77-107)
3. Don't What To Make It Too Funky (77-108)
4. I Was Born A Free Man (Joe Pipps)
5. Double Your Satisfaction (Thomas, McRee, Thomas)
今回のRoy Headは、初オリジナルLPではないと思いますが、シングル・オンリーだった人が、この時期にMeauxの手によってLPを作った例は少なくないように思います。
Meauxが、自分の趣味でアーティストを取り上げLPを量産出来た、ある意味いい時代だったのかも知れません。
とはいえ、中央の音楽シーンは、(パブ・ロック〜)パンクの時期だったり、あるいはディスコの時代だったりして、時間に忘れられた音楽をやっている人たちにとっても、少なからず下界の影響はあったのでした。
ニューオリンズR&Bの女声シンガー、Shirley & LeeのShirley Goodmanがディスコ曲を出していたりしていた時期なのでした。
さて、本盤は、LP用の吹き込みだと思いますが、いつもながらテキサスのおおらかさ(悪く言えばいい加減さ)が出たアルバムです。
収録曲では、Side Oneの"Driving Wheel"、"Mama Mama"、Side Twoの" Bring It Home To Jerome"が、60年代にシングル・リリースしていた曲の新録音だと思います。
最初は、いい話からしましょう。
"Mama Mama"は、初めて聴いたときから大好きな曲で、ここでの70年代バージョンもかっこいいです。
60年代のシングルでは、P-vine盤CD収録バージョンのボーカルがオフ気味なのが不満でした。
私は、作者のSimon Reyesの45sを探しているのですが、まだ入手できていません。
せめて、音だけでも聴きたいものです。
さて、本盤のサウンドは、少し疑問が残る内容になっています。
基本的に、Mickey Moodyを中心とした、いつものシュガーヒル・スタジオのハウス・ミュージシャンがバックを務めていると思うのですが、今回は、ギターが「?」です。
よく言えば実験的、悪く言えば「何だこれ」の世界です。
アバンギャルドなのか、単にチープなのか判然としない、変てこな(私の主観です)エフェクト音が気にならずにはいられません。
全体的に、曲の組立はブルージーなサウンドですので、このギターはJoey Longでしょうか?
冒頭の"Driving Wheel"からして、間奏はもちろん、歌のオブリや主旋律の背後でも(必要のない)アバンギャルド・トーンが鳴っています。
オーバー・プロデュースと思うのは私だけではないはずです。
かっこよさでは、ラストの" Double Your Satisfaction"をあげたいです。
アップ・ビートの曲で、デルバート・マクリントンが好きそうなタイプの曲です。
この曲も、音的には若干やりすぎ感がないとはいえませんが、ここではカッコいいリズム・リフと、メロの良さが勝っています。
特にリズム・リフがよくて、こういう気持ちいいグルーヴは、Roy Headにぴったりですね。
この曲の作者は、Tomas, McRee, Thomasとなっていますが、本盤には他にも"How Do You Think I Can Live With Somebody"、"Trying To Reach My Goal"がこのトリオの作品です。
実は、この中の一人、ThomasがGene Thomasだという話があって、私は半信半疑に思っています。
Gene Thomasは、あまり共作をするイメージではないですね。
あまり馴染みのない方のために補足しますと、Gene Thomasは、Doug Sahmほか多くのシンガーがカバーした名曲、"Sometimes"の作者です。
私が、より多くのことが知りたいと、ここ数年間、ずっと関心を持ち続けているのが、Gene ThomasとBuck Rogersです。
さて、いい加減な方の話もしましょう。
Side Oneの"Steal Away"は、同名異曲もあるでしょうが、普通ならジミー・ヒューズのブルージーな代表曲を連想します。
多くのシンガーがやっている曲をRoy Headがどう料理するのか、お手並み拝見というところです。
しかし、曲が始まるとすぐに「あれっ」となります。
これは、完全に別の曲で、Clarence Carterの名作、"Slip Away"なのでした。
この誤りは、作者クレジットが変だとか、ボ・ディドリーの"Bring It Home To Jerome"の題名が微妙に違うなんてことが、些細なことに思えてきまます。
誤植なんでしょうが、このあたりがテキサスなのかなあ、と思ってしまいます。
出来自体はかなりよくて楽しめるので、ケアレス・ミスが残念です。
アルバム全体としては、やはり変にいじりすぎず、もっと素直にやったほうがよかったかなと思います。
とはいえ、聴きものと言える曲もあり、ファンなら持っていたい1枚です。
Treat Her Right by Roy Head
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