2011年04月02日
ジョーイ・ロング、みーつけた
私は、好きな音楽について、いくつか気にかかっていることがあります。
ひとつは、音源の流通が少ない、お気に入りのアーティストのことです。
例えれば、テキサスのシンガー、ソング・ライター、Gene Thomasがそれに当たります。
また、ルイジアナ出身の伝説的ギタリスト、Joey Longもそうです。
また、特定のお気に入りの曲に関することもあります。
長らくは、Gene ThomasのSometimesという曲がそれに当たりました。
今は、Cryin' Insideという曲をおっかけています。
これらは、四六時中考えているわけではありませんが、折につけ、頭をよぎります。
最近では、I'm Glad For Your Sakeという曲もそういった曲のひとつです。
この曲は、Doug Sahmの素晴らしいバージョンがあり、私はすぐに気に入りました。
原曲は不明ですが、恐らくは古いポピュラー・ソングだと思われます。
これまで、ダグがお手本にしたと思われるバージョンを求め、いくつか複数のアーティストのバージョンを聴いてきました。
そして、今回、間違いなくダグ・サームが憧れ、お手本にしたに違いないバージョンを入手しました。
それは、先に気になるアーティストとしても名前をあげた、Joey Long盤です。
Joey Longは、ヒューイ・モーのシュガーヒル・スタジオのエースの中でも特別な存在のようで、しばしば、レジェンダリー、ジョーイ・ロングと紹介されています。
I'm Glad For Your Sakeは、ダグ・サームが、ジョーイ・ロングの名前を出していたため、私はずっとジョーイのバージョンが存在するに違いないと思っていました。
仮にジョーイ・ロング盤がなくとも、ダグ・サーム盤は、ニューオリンズR&B風のホーン・リフが特徴的ですので、お手本になったバージョンは、きっとルイジアナかテキサス系だろうと思っていました。
これまで聴いてきたのは、次の人たちのバージョンです。
古いジャズのアンディ・カーク盤、これはディキシー・ランド・スタイルの伴奏で歌われます。
これまた、古いヒルビリーのカウボーイ・コーパス盤も聴きました。
こちらは、思いのほかカントリー臭が薄いつくりです。
そして、スイングタイム時代のレイ・チャールズ盤です。
これは、レイがアトランティックと契約する前、ローウェル・フルスンの楽団でピアノを弾いていたころの録音です。
このころのレイは、しばしばナット・コールのまねをしていた時代と言われますが、チャールズ・ブラウンみたいにも聴こえます。
しかし、これらはいずれも、ダグ・サーム盤とは明らかにアレンジが違いすぎます。
そんなとき、私は「これに違いない」と確信したバージョンを発見しました。
ニューオリンズR&Bのジョー・ジョーンズ盤です。
これは、ニューオリンズR&Bの伝統に根ざしたアレンジになっていて、今まで聴いた中で、最もダグ盤と雰囲気が似ていました。
私の気持ちは高ぶりました。
しかし、実はこの曲は、当時発売されなかった未発表曲だったのです。
私はがっかりしました。
それとともに、やはりジョーイ・ロング盤があるに違いないという思いが、再びむらむらと蘇ってきたのです。
そんな時です。
同じニューオリンズつながりで、ドゥワップ・グループのスパイダーズ盤が存在することを知りました。
そして、スパイダーズ盤が収録されているアルバムを調べていく中で、何ともひょっこりと、ジョーイ・ロングによるシングル盤を発見したのでした。
驚きとともに、喜びが込み上げてきました。
私は、感激のあまり、久々にYoutubeに動画をアップすることにしました。
今まで私は、ウインドウズの付属ソフト、Windowsムービー・メイカーで動画を作ってきました。
基本は、音源に複数の静止画を使って、スライド・ムービーを作るという方法です。
しかし、今回、初めてビデオ動画を作ってみました。
レコード・プレイヤーにビニール盤をのせて再生している映像です。
これまで、他の人の作品でよく見てきたパターンです。
実は、これをiPhoneでやったのですが、カルチャー・ショックに襲われました。
iPhoneには、カメラ機能に加え、ビデオ撮影機能があります。
私の当初の段取りでは、撮影したビデオ映像をメールでパソコンへ送り、いつものWindowsムービー・メイカーでYoutube動画に加工するつもりだったのです。
ところが、iPhoneで、撮影したビデオをメールに添付しようとして失敗しました。
「メールで送る」を選んでいるのですが、うまくいかないのです。
イラつき始めた私に、驚きが待っていました。
何とそんなことをしなくても、「Youtubeへ投稿する」というボタンがあるではないですか!?
正確には、ボタンを押すわけではなく、指でタッチするだけです。
タッチすると、まもなく「動画を加工しています」というメッセージがでて、圧縮が始まりました。
自動でYoutube動画へとコンバートしてくれるのでした。
そして、その流れのまま、PCを介さず、ダイレクトにYoutubeに投稿まで完了できたのです。
Windowsムービー・メイカーで、ちまちまと編集していたことを思いますと、夢のようです。
iPhoneでのビデオ映像の投稿のイージーさを知ると、静止画からスライド動画を作ることが億劫になりそうです。
私だけが自己満足に浸り気味ですが、実は、アップした当日に、早くもどこか外国の方からコメントをいただきました。(コメントは私だけがアクセスできます。)
世界のどこかには、同じような嗜好の人がいること、しかもジョーイ・ロング盤に喜ぶ人がいたことは驚きでした。(しかも反応が早すぎる!)
まあ、全く関心がない方も多いと思いますが、今回は私の「はしゃぎぶり」にお付き合いください。
さて、ひとつの願いをクリアした私ですが、煩悩は尽きません。
今私が関心を寄せているひとつとして、Simon Reyes and Outerlimitsというバンドがあります。
私は、ロイ・ヘッドが好きなのですが、彼が吹き込んだ曲で、特に気に入っている曲に、Mama Mamaという曲があります。
Simon Reyesは、この曲の作者で、自身のバンド、Outerlimitsで作者自演盤があるようなのです。
またまた、次の追っかけ対象を見つけてしまった私なのでした。
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ひとつは、音源の流通が少ない、お気に入りのアーティストのことです。
例えれば、テキサスのシンガー、ソング・ライター、Gene Thomasがそれに当たります。
また、ルイジアナ出身の伝説的ギタリスト、Joey Longもそうです。
また、特定のお気に入りの曲に関することもあります。
長らくは、Gene ThomasのSometimesという曲がそれに当たりました。
今は、Cryin' Insideという曲をおっかけています。
これらは、四六時中考えているわけではありませんが、折につけ、頭をよぎります。
最近では、I'm Glad For Your Sakeという曲もそういった曲のひとつです。
この曲は、Doug Sahmの素晴らしいバージョンがあり、私はすぐに気に入りました。
原曲は不明ですが、恐らくは古いポピュラー・ソングだと思われます。
これまで、ダグがお手本にしたと思われるバージョンを求め、いくつか複数のアーティストのバージョンを聴いてきました。
そして、今回、間違いなくダグ・サームが憧れ、お手本にしたに違いないバージョンを入手しました。
それは、先に気になるアーティストとしても名前をあげた、Joey Long盤です。
I'm Glad For Your Sake
Joey Long
Joey Long
Joey Longは、ヒューイ・モーのシュガーヒル・スタジオのエースの中でも特別な存在のようで、しばしば、レジェンダリー、ジョーイ・ロングと紹介されています。
I'm Glad For Your Sakeは、ダグ・サームが、ジョーイ・ロングの名前を出していたため、私はずっとジョーイのバージョンが存在するに違いないと思っていました。
仮にジョーイ・ロング盤がなくとも、ダグ・サーム盤は、ニューオリンズR&B風のホーン・リフが特徴的ですので、お手本になったバージョンは、きっとルイジアナかテキサス系だろうと思っていました。
これまで聴いてきたのは、次の人たちのバージョンです。
古いジャズのアンディ・カーク盤、これはディキシー・ランド・スタイルの伴奏で歌われます。
これまた、古いヒルビリーのカウボーイ・コーパス盤も聴きました。
こちらは、思いのほかカントリー臭が薄いつくりです。
そして、スイングタイム時代のレイ・チャールズ盤です。
これは、レイがアトランティックと契約する前、ローウェル・フルスンの楽団でピアノを弾いていたころの録音です。
このころのレイは、しばしばナット・コールのまねをしていた時代と言われますが、チャールズ・ブラウンみたいにも聴こえます。
しかし、これらはいずれも、ダグ・サーム盤とは明らかにアレンジが違いすぎます。
そんなとき、私は「これに違いない」と確信したバージョンを発見しました。
ニューオリンズR&Bのジョー・ジョーンズ盤です。
これは、ニューオリンズR&Bの伝統に根ざしたアレンジになっていて、今まで聴いた中で、最もダグ盤と雰囲気が似ていました。
私の気持ちは高ぶりました。
しかし、実はこの曲は、当時発売されなかった未発表曲だったのです。
私はがっかりしました。
それとともに、やはりジョーイ・ロング盤があるに違いないという思いが、再びむらむらと蘇ってきたのです。
そんな時です。
同じニューオリンズつながりで、ドゥワップ・グループのスパイダーズ盤が存在することを知りました。
そして、スパイダーズ盤が収録されているアルバムを調べていく中で、何ともひょっこりと、ジョーイ・ロングによるシングル盤を発見したのでした。
驚きとともに、喜びが込み上げてきました。
私は、感激のあまり、久々にYoutubeに動画をアップすることにしました。
今まで私は、ウインドウズの付属ソフト、Windowsムービー・メイカーで動画を作ってきました。
基本は、音源に複数の静止画を使って、スライド・ムービーを作るという方法です。
しかし、今回、初めてビデオ動画を作ってみました。
レコード・プレイヤーにビニール盤をのせて再生している映像です。
これまで、他の人の作品でよく見てきたパターンです。
実は、これをiPhoneでやったのですが、カルチャー・ショックに襲われました。
iPhoneには、カメラ機能に加え、ビデオ撮影機能があります。
私の当初の段取りでは、撮影したビデオ映像をメールでパソコンへ送り、いつものWindowsムービー・メイカーでYoutube動画に加工するつもりだったのです。
ところが、iPhoneで、撮影したビデオをメールに添付しようとして失敗しました。
「メールで送る」を選んでいるのですが、うまくいかないのです。
イラつき始めた私に、驚きが待っていました。
何とそんなことをしなくても、「Youtubeへ投稿する」というボタンがあるではないですか!?
正確には、ボタンを押すわけではなく、指でタッチするだけです。
タッチすると、まもなく「動画を加工しています」というメッセージがでて、圧縮が始まりました。
自動でYoutube動画へとコンバートしてくれるのでした。
そして、その流れのまま、PCを介さず、ダイレクトにYoutubeに投稿まで完了できたのです。
Windowsムービー・メイカーで、ちまちまと編集していたことを思いますと、夢のようです。
iPhoneでのビデオ映像の投稿のイージーさを知ると、静止画からスライド動画を作ることが億劫になりそうです。
私だけが自己満足に浸り気味ですが、実は、アップした当日に、早くもどこか外国の方からコメントをいただきました。(コメントは私だけがアクセスできます。)
世界のどこかには、同じような嗜好の人がいること、しかもジョーイ・ロング盤に喜ぶ人がいたことは驚きでした。(しかも反応が早すぎる!)
まあ、全く関心がない方も多いと思いますが、今回は私の「はしゃぎぶり」にお付き合いください。
さて、ひとつの願いをクリアした私ですが、煩悩は尽きません。
今私が関心を寄せているひとつとして、Simon Reyes and Outerlimitsというバンドがあります。
私は、ロイ・ヘッドが好きなのですが、彼が吹き込んだ曲で、特に気に入っている曲に、Mama Mamaという曲があります。
Simon Reyesは、この曲の作者で、自身のバンド、Outerlimitsで作者自演盤があるようなのです。
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