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オーガストとマクシミリアン

 Augie Meyersが好きで、彼の仕事を追っかけていますと、時折り「おっ」と驚くCDやレコードに出会うことがあります。
 このCDも、見つけたときは、かなり驚きました。

 何とオーギーとロス・テクスマニアックスのバホ・セスト奏者マックス・バカの共演盤なのです。


Augie Meyers & Max Baca
with Los Texmaniacs

1. Hey Good Lookin
2. My Free Holie's Ain't Free Anymore
3. Dos Corazones
4. Baby Baby
5. Ando Buscando
6. Heart Of Mine
7. Vaccacion
8. La Ronda
9. Ciclyto Lindo
10. I Wonder Why

 高まる期待を抑えつつ、とりあえず通して聴いてみたところ、なんとも奇妙な感覚にとらわれました。
 AugieとMaxの(あるいはAugieとLos Texmanacsの)からみが今一分かりずらいです。
 まず、Texmaniacs主体の曲では、Augieらしき姿が見え隠れしているようにも感じますが、確信が持てません。

 さらに、Augie主体の曲では、どこにTexmanacsが関わっているのか、さっぱり分からないのでした。
 そして私は、あることを感じ始めました。
 それは、「Augieがボーカルをとっている曲は、曲によってそれぞれバックが違うような気がする。」 ということです。

 この考えは、聴き進むほど、確信に近い思いを持つようになりました。
 そして、こういう結論に達しました。

 Augieのボーカル曲は、過去のAugieのアルバムからの使い回しではないか?
 これが、曲毎にバックが違うように感じる要因ではないか。
 曲は、シンプルな伴奏のものもあれば、ゴージャスなホーン陣が参加している曲もある。

 このCDは、ある海外ネット・ショップで購入したのですが、正規盤であると何の疑いも持っていませんでした。
 ショップの扱いは、ブートのキャプションなど一切なく、お馴染みの正規盤と並んで紹介されていたのでした。
 このあたり、現品を手に取れないネットの弱点ですね。

 まあ、届いた商品は、確かにパッケージのつくりこそブートっぽいですが、テキサスのローカル盤の場合、こういったチープなつくりは、正規盤でもままあることです。

 とりあえず、Augieの曲を整理してみます。
 以下は、私の個人的な考えです。

2. My Free Holie's Ain't Free Anymore (06' My Freeholies Ain't Free Anymoreから)
4. Baby Baby (77' Finaly In Lightsから)
6. Heart Of Mine (06' My Freeholies Ain't Free Anymorから)
8. La Ronda (86' My Main Squeeze 又は 96' Alive And Well At Lake Tacoから)
10. I Wonder Why (02' Blame It On Loveから)

 カッコ内は、元の収録アルバム名です。
 "La Ronda"については、ソースが86年盤か96年盤か、じっくり聴き比べる必要がありますが、今は気力がありません。
 宿題にしたいと思います。 
 今回は、初期の作品、"Baby Baby"の素晴らしさを再確認する契機になりました。

 さて、残りのLos Texmaniacsの曲です。
 こちらはAugieが入っていないと言い切ることに確信が持てません。
 聴きなれたファーフィサ・オルガンの響きが聴こえる曲があるからです。
 
 私は、Los Texmaniacsのアルバムを2枚持っています。
 彼らは、これまで3枚のアルバムをリリースしており、3rdはグラミーをとったようです。
 このうち、私が所有しているのは、2ndと3rdのみです。
 1stは、ダグ・サームの"She's About A Mover"をカバーしており、ぜひ欲しいのですが、現在入手困難なのです。

 恨めしい気持ちを思い返しながら、久々にアマゾンの当該ベージをチェックしたところ、全てが氷解しました。
 何と、Los Texmaniacsの音源も、流用のようです。

 私は未入手ですので、きっちり音を確かめたわけではありませんが、まず間違いないと思います。
 以下に、Los Texmaniacsの音源を整理しました。

1. Hey Good Lookin (A Tex-Mex Grooveから)
3. Dos Corazones (A Tex-Mex Grooveから)
5. Ando Buscando (→ Ando Buscando Un Amor : A Tex-Mex Grooveから)
7. Vaccacion (→ Mi Vaccacion : A Tex-Mex Grooveから)
9. Ciclyto Lindo (→ Cielito Lindo : A Tex-Mex Grooveから)

 カッコ内は、元の収録アルバムです。
 つまり、全て同じアルバム、"A Tex-Mex Groove"からの使い回しなのでした。
 これは、私が持っていない1stアルバムです。

 この1stには、Augieがゲスト参加しています。

 一部、曲のタイトルに差異がありますが、間違いないでしょう。
 本盤に"Ciclyto Lindo"とある曲は、Freddy Fenderのレパートリーでもあり、"Cielito Lindo"が正しい表記です。

 この結果(推測ですが)を受けて、複雑な気持ちです。
 どうやらブートらしいということが分かり、残念です。
 その一方、未入手の1stの音源を、1部分とはいえ聴くことができたという一面もあります。

 残念な思いはありますが、内容は悪いはずがありませんので、新たな編集盤として楽しむことにします。



AugieとLos Texmaniacsの共演です。



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