2010年08月05日
マイティ・マイク
今回は、あまり知られていないと思いますが、Mighty Mike Schermer Bandの09年作「Live Set」です。
音は、Texas Bluesです。または、単にTexas Musicというべきかも知れません。
私は、白人でもテキサンには甘いです。
という事情も若干あって、これは、Blues Rockではなく、Texas Musicだと判定します。
それも、Jump Bluesの影響大なバンド・サウンドです。
バンドはサックスとトランペット、キーボードを含む編成になっています。
Mikeのギターは、Freddy Kingのスタイルも大好きなようですが、メイン・インフルエンスは、ずばりT-Bone Walkerだと思います。
このアルバムでも「T.Bone Shuffle」や「T.Bone Boogie」をやってます。
ギター・インスト大会になるFreddy Kingの「Hideawayメドレー」では、間奏から有名曲のおいしいフレーズのメドレーとなり、Jimmy McCracklinの「The Walk」のピアノ伴奏をギターでやったフレーズから、Roy Orbisonの「Pretty Woman」のイントロや「Satisfaction〜Under my Thumb〜Paint It Black」と続くStonesフレーズ、Isley Brothersの「Shout」、カントリー・ブギ「Hot Rod Lincoln」のギター・ソロ、誰でも知ってるChuck Berryのあのイントロ・フレーズ、さらに、ちょっと曲名が自信ありませんが、Venturesのナンバー(Hawaii Five O?)など、お遊びたっぷりの大盛り上がり大会で、最後に再び「Hideaway」に戻って終了します。
(ちなみに、「Hideaway」以外の曲は一切クレジットされていません。)
何度か聴き返して、聴き逃した曲がないか確かめたい衝動に駆られる、実に面白い演奏でした。(実際、私にはすぐにわからないナンバーもいくつか確実に入っています。)
こんなバンドですが、Augie Meyersの「Hey Baby、Que Paso?」では、全く別の顔も見せてくれます。(Augieがソロでも、Texas Tornadosでもやっている曲で、なぜかテキサスの若手バンドに人気の曲のようです。)
また、Earl King〜Johnny Guiter Watsonの「Those Lonely Lonely Nights」や、king Froydの「Groove Me」では、ニューオーリンズR&B好きの顔も惜しげなく見せてくれます。この振れ幅の広さが、私好みでたまりません。
ここには、テキサス、ルイジアナからウエストコーストへと繋がるブルース発展の縮図のひとつが見てとれるような気がします。(もうひとつの大きな流れは、ミシシッピ〜イリノイ(シカゴ)の流れです。これらは、田舎から職を求めて都会へ出てきたアフロ・アメリカンの流れでもあると思います。)
きっと、これらのレパートリーは、Mikeが子供のころから聴いていた音楽なんだと思います。
ライヴは、Ike&Tina Turnerの下品な「It's Gonna Work Out Fine」での女性シンガーとのデュエットを経て、オーラスは、T-Boneの「T-Bone Boogie」で締めくくりです。
ボーカルは、飛びぬけて魅力がある人ではありませんが、この音楽性は、もっと聴きたくさせる魅力があります。
@See See Baby
AThose Lonely Lonely Nights
BHey Baby、Que Paso?
CHideaway Medley
DT-Bone Shuffle
EGroove me
FAin't No Big Deal
GIt's Gonna Work Out Fine
HT-Bone Boogie
音は、Texas Bluesです。または、単にTexas Musicというべきかも知れません。
私は、白人でもテキサンには甘いです。
という事情も若干あって、これは、Blues Rockではなく、Texas Musicだと判定します。
それも、Jump Bluesの影響大なバンド・サウンドです。
バンドはサックスとトランペット、キーボードを含む編成になっています。
Mikeのギターは、Freddy Kingのスタイルも大好きなようですが、メイン・インフルエンスは、ずばりT-Bone Walkerだと思います。
このアルバムでも「T.Bone Shuffle」や「T.Bone Boogie」をやってます。
ギター・インスト大会になるFreddy Kingの「Hideawayメドレー」では、間奏から有名曲のおいしいフレーズのメドレーとなり、Jimmy McCracklinの「The Walk」のピアノ伴奏をギターでやったフレーズから、Roy Orbisonの「Pretty Woman」のイントロや「Satisfaction〜Under my Thumb〜Paint It Black」と続くStonesフレーズ、Isley Brothersの「Shout」、カントリー・ブギ「Hot Rod Lincoln」のギター・ソロ、誰でも知ってるChuck Berryのあのイントロ・フレーズ、さらに、ちょっと曲名が自信ありませんが、Venturesのナンバー(Hawaii Five O?)など、お遊びたっぷりの大盛り上がり大会で、最後に再び「Hideaway」に戻って終了します。
(ちなみに、「Hideaway」以外の曲は一切クレジットされていません。)
何度か聴き返して、聴き逃した曲がないか確かめたい衝動に駆られる、実に面白い演奏でした。(実際、私にはすぐにわからないナンバーもいくつか確実に入っています。)
こんなバンドですが、Augie Meyersの「Hey Baby、Que Paso?」では、全く別の顔も見せてくれます。(Augieがソロでも、Texas Tornadosでもやっている曲で、なぜかテキサスの若手バンドに人気の曲のようです。)
また、Earl King〜Johnny Guiter Watsonの「Those Lonely Lonely Nights」や、king Froydの「Groove Me」では、ニューオーリンズR&B好きの顔も惜しげなく見せてくれます。この振れ幅の広さが、私好みでたまりません。
ここには、テキサス、ルイジアナからウエストコーストへと繋がるブルース発展の縮図のひとつが見てとれるような気がします。(もうひとつの大きな流れは、ミシシッピ〜イリノイ(シカゴ)の流れです。これらは、田舎から職を求めて都会へ出てきたアフロ・アメリカンの流れでもあると思います。)
きっと、これらのレパートリーは、Mikeが子供のころから聴いていた音楽なんだと思います。
ライヴは、Ike&Tina Turnerの下品な「It's Gonna Work Out Fine」での女性シンガーとのデュエットを経て、オーラスは、T-Boneの「T-Bone Boogie」で締めくくりです。
ボーカルは、飛びぬけて魅力がある人ではありませんが、この音楽性は、もっと聴きたくさせる魅力があります。
@See See Baby
AThose Lonely Lonely Nights
BHey Baby、Que Paso?
CHideaway Medley
DT-Bone Shuffle
EGroove me
FAin't No Big Deal
GIt's Gonna Work Out Fine
HT-Bone Boogie
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