2010年12月06日
テキサスのご婦人がた
CD棚を探っていると、ときどき購入した理由が、さっぱり分からないものが出てきたりします。
ましてや、アナログLPとなると、その頻度は少なくありません。
今回のLPも、一瞬そんな1枚かと思いかけましたが、裏ジャケにその回答が明記されていました。
悩まずにすんで良かったです。
Side A
1. Gotta Get Up & Go / C.Hancock
2. Quiero Ser Solo Tuya / F.E.Martinez
3. Mind Your Own Business / H.Williames
4. You Don't Know (How Much I Love You) / C.Hancock
5. Same Taste In Men / C.Hancock
6. On The Edge Of Town / C.Hancock
7. Yhe Mall Parade / C.Hancock
Side B
1. Arriba Nuevo Mexico / R.Griego
2. Busy Body / C.Hancock
3. Blue Light Boogie / J.Mae Robinson
4. Save My Love For Rainy Days / C.Hancock
5. Why Baby Why / G.Jones, D.Edwards
6. Rock & Roll Like We Used To / L.Mack, T.Drummond
このアルバムは、89年にソネットからリリースされたもので、ジャケットを見ると女性3人組かと思いますが、2人の男性を加えた5人組バンドのアルバムです。
バンド名で明らかなように、テキサスのバンドで、5人の編成は、ギターのLa Conni、ベースのCharlene Hancock、キーボードのTraci Lamarが女性3人組で、ここにギターのJohn Reed、ドラムスのFrostyが加わります。
さて、あっさりと答えを明かしますと、このアルバムには、Doug Sahmが演奏に参加している曲が2曲あり、私がこのことを目当てに購入したのは間違いありません。
ダグ・サームは、A-2のQuiero Ser Solo Tuyaと、B-1のArriba Nuevo Mexicoで、バホ・セストを弾いています。
コーラスはやっていません。実に残念です。
ダグの声が入っていれば、その価値は何倍にもなったはずです。(私にとって)
サウンドとしては、アクースティックな音づくりのバンドで、シンセなどは全くなく、エレキ・ギターも一貫してディストーションのない、クリアなトーンでまとめています。
曲によっては、サックス、トロンボーン、アコーディオン、フィドルなど多彩なゲストが参加していますが、そのわりにそれほどゴージャスと言う感じはしません。
むしろ、音の厚みは、若干薄く感じられ、クールでブルージーな印象が強いですが、スチール・ギターをフィーチャーした曲では、一転してポップ爆発という感じになり、まるで別のバンドのように聴こえたりもします。
有名カバー曲では、ハンク・ウイリアムスの「大きなお世話だ、ほっといてくれ」、ルイ・ジョーダンの「ブルー・ライト・ブギ」、そして、ジョージ・ジョーンズの「ホワイ・ベイビー・ホワイ」など、なかなか興味深いセレクトをしています。
スペイン語で歌うArriba Nuevo Mexicoは、陽気なポルカ調で、フラコ・ヒメネスや、オーギー・マイヤースのプレイを容易に連想させてくれるゴキゲンさです。
そして、続くBusy Bodyは、スチール・ギター全開の楽しいウエスタン・スイング・ナンバーになっていて、開放弦を使ったトワンギー・ギターのオブリガードが効果的で、雰囲気を盛り上げています。
私は、このB面の流れが好きです。
さて、実はこのアルバムは、ゲストが豪華であることに気付きました。
といっても、一部の人たちにとってではありますが、そのあたりを簡単に整理します。
ダグ・サームがバホ・セストで参加したQuiero Ser Solo Tuyaでは、ポンティ・ボーンがアコーディオンを弾いています。
また、アルバム・ラストのRock & Roll Like We Used Toは、ロニー・マックが書いた曲ですが、ロニー本人がギターで参加しているほか、マーシア・ボールがピアノを弾いています。
これは、なかなか嬉しいメンツです。
そして、ここから先は裏を取っていない話ですが、私が気になって、もしやと思っていることがあります。
まず、オリジナル曲を書いているC.Hancockですが、この人は、Charlene Hancockではなく、Conni Hancockという人です。
これは、La Conniと表記されているギターの人のことではないでしょうか?
だとすれば、CharleneとLa Conniが姉妹である可能性も出てきます。
また、このバンドのリード・ギターは、John Reedという人なのですが、Flatlandersのオリジナル・メンバーで、Freda & Firedogsのギターリストだった人に同名の人がいるようです。
そして、フリーダというのは、マーシア・ボールのことですよね。
私は、このあたりのバンドにうといので、もしかしたらファンには周知のことかも知れませんし、逆に全く見当違いのことを言っている可能性もあります。
ですが、このジョン・リードが同一人物だという可能性はないですか?
もっといえば、フラットランダースのブッチ・ハンコックと、このバンドのシャーリーン・ハンコックは、姓が同じですが単なる偶然でしょうか?
ブッチ・ハンコック、シャーリーン・ハンコック、コニ・ハンコック(La Conni)が家族だと考えれば楽しくなります。
フィドルのトミー・ハンコックと言う人もいましたね、キーボードのTraci Lamarも、姓が違いますが、旧姓がハンコックだったりして…。
もし当たっていれば、素晴らしい音楽一家ですね。
ましてや、アナログLPとなると、その頻度は少なくありません。
今回のLPも、一瞬そんな1枚かと思いかけましたが、裏ジャケにその回答が明記されていました。
悩まずにすんで良かったです。
Texana Dames
Side A
1. Gotta Get Up & Go / C.Hancock
2. Quiero Ser Solo Tuya / F.E.Martinez
3. Mind Your Own Business / H.Williames
4. You Don't Know (How Much I Love You) / C.Hancock
5. Same Taste In Men / C.Hancock
6. On The Edge Of Town / C.Hancock
7. Yhe Mall Parade / C.Hancock
Side B
1. Arriba Nuevo Mexico / R.Griego
2. Busy Body / C.Hancock
3. Blue Light Boogie / J.Mae Robinson
4. Save My Love For Rainy Days / C.Hancock
5. Why Baby Why / G.Jones, D.Edwards
6. Rock & Roll Like We Used To / L.Mack, T.Drummond
このアルバムは、89年にソネットからリリースされたもので、ジャケットを見ると女性3人組かと思いますが、2人の男性を加えた5人組バンドのアルバムです。
バンド名で明らかなように、テキサスのバンドで、5人の編成は、ギターのLa Conni、ベースのCharlene Hancock、キーボードのTraci Lamarが女性3人組で、ここにギターのJohn Reed、ドラムスのFrostyが加わります。
さて、あっさりと答えを明かしますと、このアルバムには、Doug Sahmが演奏に参加している曲が2曲あり、私がこのことを目当てに購入したのは間違いありません。
ダグ・サームは、A-2のQuiero Ser Solo Tuyaと、B-1のArriba Nuevo Mexicoで、バホ・セストを弾いています。
コーラスはやっていません。実に残念です。
ダグの声が入っていれば、その価値は何倍にもなったはずです。(私にとって)
サウンドとしては、アクースティックな音づくりのバンドで、シンセなどは全くなく、エレキ・ギターも一貫してディストーションのない、クリアなトーンでまとめています。
曲によっては、サックス、トロンボーン、アコーディオン、フィドルなど多彩なゲストが参加していますが、そのわりにそれほどゴージャスと言う感じはしません。
むしろ、音の厚みは、若干薄く感じられ、クールでブルージーな印象が強いですが、スチール・ギターをフィーチャーした曲では、一転してポップ爆発という感じになり、まるで別のバンドのように聴こえたりもします。
有名カバー曲では、ハンク・ウイリアムスの「大きなお世話だ、ほっといてくれ」、ルイ・ジョーダンの「ブルー・ライト・ブギ」、そして、ジョージ・ジョーンズの「ホワイ・ベイビー・ホワイ」など、なかなか興味深いセレクトをしています。
スペイン語で歌うArriba Nuevo Mexicoは、陽気なポルカ調で、フラコ・ヒメネスや、オーギー・マイヤースのプレイを容易に連想させてくれるゴキゲンさです。
そして、続くBusy Bodyは、スチール・ギター全開の楽しいウエスタン・スイング・ナンバーになっていて、開放弦を使ったトワンギー・ギターのオブリガードが効果的で、雰囲気を盛り上げています。
私は、このB面の流れが好きです。
さて、実はこのアルバムは、ゲストが豪華であることに気付きました。
といっても、一部の人たちにとってではありますが、そのあたりを簡単に整理します。
ダグ・サームがバホ・セストで参加したQuiero Ser Solo Tuyaでは、ポンティ・ボーンがアコーディオンを弾いています。
また、アルバム・ラストのRock & Roll Like We Used Toは、ロニー・マックが書いた曲ですが、ロニー本人がギターで参加しているほか、マーシア・ボールがピアノを弾いています。
これは、なかなか嬉しいメンツです。
そして、ここから先は裏を取っていない話ですが、私が気になって、もしやと思っていることがあります。
まず、オリジナル曲を書いているC.Hancockですが、この人は、Charlene Hancockではなく、Conni Hancockという人です。
これは、La Conniと表記されているギターの人のことではないでしょうか?
だとすれば、CharleneとLa Conniが姉妹である可能性も出てきます。
また、このバンドのリード・ギターは、John Reedという人なのですが、Flatlandersのオリジナル・メンバーで、Freda & Firedogsのギターリストだった人に同名の人がいるようです。
そして、フリーダというのは、マーシア・ボールのことですよね。
私は、このあたりのバンドにうといので、もしかしたらファンには周知のことかも知れませんし、逆に全く見当違いのことを言っている可能性もあります。
ですが、このジョン・リードが同一人物だという可能性はないですか?
もっといえば、フラットランダースのブッチ・ハンコックと、このバンドのシャーリーン・ハンコックは、姓が同じですが単なる偶然でしょうか?
ブッチ・ハンコック、シャーリーン・ハンコック、コニ・ハンコック(La Conni)が家族だと考えれば楽しくなります。
フィドルのトミー・ハンコックと言う人もいましたね、キーボードのTraci Lamarも、姓が違いますが、旧姓がハンコックだったりして…。
もし当たっていれば、素晴らしい音楽一家ですね。
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