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2019年02月18日

嫌われるイベント警備(後編)

そして知人は時給単価を上げる必要性も指摘
しました。これは業界全体の問題でもあります。



そのイベントは毎年エスカレートし規模が
拡大し、警備の負荷も増えている現状もあり。



ここで前出の1号指導教育責任者の知人が
別のイベント警備の話をしてきました。



彼は市の施設警備に従事していた頃、その
施設がらみのイベントが行われていました。



しかし入札では単価が低すぎて応札業者が
いない。そこで、施設警備を担当している
ついでにイベント警備の依頼があったそうで。



その知人の警備会社が受けたそうですが、
利益にならない付き合い仕事。しかし
責任は負わなければなりません。



隊員からだけでなく、警備会社からも
嫌われるイベント警備という話でした。











2019年02月19日

20年奉公しても

カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」の
D社のホテル駐車場現場で上司であった警備主任
のその後。



彼は恐らくホテル駐車場の現場が立ち上がって
から10年以上従事していたと思われますが



ホテルの立体駐車場が故障し、修理は
行わず近隣の提携駐車場を使うことに
なり、警備は撤退したそうです。



そこで、主任は新しく取れた地元放送局の
警備主任として赴任するよう命じられました。



しかし、主任は拒否し退職したそうです。
確かに水が合わなかったのかも知れません。



彼はD社創業時から20年勤めてきました。
当初は社長と共に旗を振る事も。



地場中小警備業界に勤続年数といった
貢献した年数は関係ない、という現実。



創業者一族でなければただの兵隊に過ぎない。
2019‐2‐11の記事「警備業界からの追放」でも
書いていたことではありますが・・・



数年後、元主任を某商業施設で暗い表情の
カートを集める警備員として見かけました。



年金までカウントダウンの年齢だったので、
あと数年の辛抱だと割り切っていたのかも
知れません。

2019年02月25日

骨太な職員がいたら

カテゴリ「施設警備2〜市役所迷走編」では
A社市役所警備隊の労務管理の在り方が問題
になるところでした。



撤退後に入った警備会社はA社より勤務を改善
せざるを得なかったようです。それほど後に
大問題になる恐れがあったはず。



しかし僕らがいるうちにツッコミを入れて欲し
かった。特に水道局側の守衛さんは労組出身で
僕らの勤務を労基法違反と揶揄していました。



骨太な職員がいれば、A社上司を呼び出して
「この勤務は労基法違反だ、改善せよ」と
厳しく糾弾したでしょう。



A社上司がぬけぬけと人が足りなくて・・・
などと言おうものなら、
「業者の都合で役所は動いちゃいない!」



または「あんたの会社は隊員も揃えられないの」
と信用なくすよみたいな顔で言われるか・・・



請負契約にて人事、指揮命令権はクライアント側
にはないのが通常ですが、潰れて去って行った
隊員の事を考えると、当時指導とは言わなくても
指摘くらいはあって欲しかったものです。










2019年02月26日

警備はギリギリ堅気の仕事

どの地方にもあると思いますが、都道府県
警備業協会の話です。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社は上記協会にしばらく加入してなかった
らしい。



それはさておき、協会の会長は地元でも
大手の警備会社、全国規模でCMを流す会社の
代表が務めるのが慣習のようですが



それ以外の役員は、地元中堅クラスの警備
会社の代表が務めるのが習わしのようです。



カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」の
D社社長が副会長に就任していました。



D社は地元では比較的新参者で、目立ちたがり屋
の社長の立候補かと思いきや・・・



他にする人がいない、と業界事情通の知り合い
から聞いたのです。真実かどうかは分かり
ませんが、ある不文律があるそうです。



警備業法では、堅気の人しか就業することが
できません。警備業者もそうです。役員は
堅気を貫いた人しかなれないらしい。



少なくとも、現在役員をしている代表者は
堅気を貫いた証明みたいなもの?過去の
役員経歴を知らないので、何とも言えません。



警備業法では欠格事由となる刑の執行
が終わり、5年以上経過すれば警備員・警備
業者になれます。執行猶予中はダメです。



警備業はギリギリ堅気の仕事とは聞きますが、
板子一枚下は何とやらの世界?
この業界の闇でありましょう。

2019年03月02日

C社からの電話

カテゴリ「暗中模索編」で僕が職業訓練校に
通っていた頃のエピソードです。



1日の授業が終わり、教室を出ようとすると
携帯電話が鳴りました。番号を見るとC社。



C社はカテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」で
命からがら?逃げだした会社でした。



そのC社を辞め、職業訓練に臨んでいるのに
何事か・・・と思い留守電メッセージを聞く。



「C社の〇〇です。仕事の話があります。至急
折り返し電話下さい」・・・上から目線だなぁ。



当然スルーしました。C社は僕が遊んでいると
でも思ったのでしょうか。警備業界脱出に向け
必死でもがいているのに。



後で分かった事なのですが、僕を退職に追い
込んだ、自己愛的人格障害の隊員が排除された
頃だったのです(2018‐8‐30と2018‐9‐25の記事
に詳細が記してあります)。



人事管理に失敗して辞められたのに、問題児を
排除したから戻って来い?こんな会社はまた同じ
事を繰り返すに違いありません。

2019年03月04日

安全・安心パトロール

カテゴリ「暗中模索編」の頃、僕は緊急雇用
対策事業で市の臨時職員をしていました。



別の緊急雇用対策事業で「安全・安心パトロール」
というものがあり、この仕事は警備会社に委託。



そこで、B社時代の同僚を見たのです。
退職してどこに再就職したか音沙汰はありません
でしたが。



緊急雇用対策事業は就職の一つのチャンスで
対策事業が終わっても、委託された会社に入る
(僕もA社がそうでした)事もあります。



しかし彼の仕事ぶりはB社時代とあまり
変わらなかったようで、対策事業が終わり
そのまま退職したのではないでしょうか。



彼はB社在職中から「警備するとハマっちゃう
んだよねぇ」と警備の仕事を嫌がっていましたが



ハマるくらい打ち込んで、警備員を全うして
他の仕事に就けるのではないかと思いました。










2019年03月05日

警備に詳しすぎる顧客

カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」で
B社が警備していた外資系保険会社の話です。



その保険会社にはセキュリティ部というのが
あり、僕らのクライアント側となっていました。



セキュリティ部の担当者が元AL〇OK警備長で
4号警備(身辺警備)の経験もある武闘派
でした。極真空手の経験もあるようです。



その担当者が東京からやって来ると聞くと
緊張感が走ります。近くのホテルに前泊する
ので、夜間も気を抜けません。(当然か)



警備を知らないクライアントと、知り過ぎた
クライアント。どっちがいいのか究極の選択
でしょうね。



警備長時代に部下へ厳しい訓練を行い、辞めた
隊員もいたそうです。理想はAL〇OK警備隊で
それに向かうよう僕らにも要求してきました。



矛盾を感じながらも指示遂行道半ばで、ご存じ
リーマン・ショックにより全てが頓挫・・・

2019年03月07日

会社じゃないもん

カテゴリ「施設警備2〜市役所迷走編」で当時の
市役所警備O隊長が、長く勤める将来性のある
隊員は給与体系を見直すべき、と語りました。



日雇いバイトの延長上の給与体系なので、
こんなん会社じゃないもん、と語る。



彼とは市役所警備を外れ、駐車場警備に従事
するようになってからもしばらく連絡を
取り合っていましたが



会社も隊員もA社社長の個人の所有物だ、
と不満噴出よろしくぶち上げたのです。



警備会社に限らず一族経営の小さな会社は
大概そうでしょう。ただ警備業という業界
の特徴が後押ししたのかもしれません。



このご時世「仕事があるだけありがたく思え」
という、使う側のスタンスが気に入らなかった
かも知れませんが



若い人に魅力がない、やっても繋ぎの仕事と
いう側面も、この業界の悩ましい体質なのだ
と思うようになりました。

2019年03月23日

働く人を幸せにできない職場

カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」の
D社で入った現場、某ビジネスホテル駐車場。



この現場は、過去に隊員間の暴行事案もあり
隊員の入れ替わりが激しく、結局立体駐車場
の故障で、車は近隣の提携駐車場に入る事に
なり、現場は消滅しました。



カテゴリ「暗中模索編」で臨時職員として
勤めた市の土木建築関係の課。市議会で
不祥事を叩かれ、新しく来た課長は事ある
ごとに「信頼回復」を連呼。



その課も僕が去った後機構改革で統廃合され、
若い課長に交代し課名を変え再出発しました。



以前市役所警備隊O隊長が、連絡ノートに
「人を弄べば徳を失う、物を弄べば志を失う」
と中国古典「書経」の一節を書きました。



こうしてみると、上記の職場は徳がなかった
のではないかと、今更ながら思うのです。
A社市役所警備も悲惨な結末になり、B社
保険会社ビル警備も職場転覆でEND。



もっと砕けていえば、働く人を幸せにできない
職場ではなかったか。それで廃止・統廃合の
対象になってしまった。



これは警備に限ったことではありませんが、
ブラック企業は論外です。特にC社はそう
でした。さっさと脱出しましたが・・・




2019年03月24日

フルコース独り占め

カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の
B社時代「責任者は大変だがおいしい所もある」
と隊長は語っていました。



「施設警備2〜市役所迷走編」のI隊長&K裏隊長
もそうでしょう。



しかし、既得権益の乱用は後の禍根となります。
上記B社隊長を知る、1号指導教育責任者の資格
を持つ知人はこう評しました。



「自分はフルコース食べて、部下(特に直下の
班長)には食べカスをやっている」



カスを食わされ、責任はいっぱし。これでは
続けられない、ブラック企業の特徴そのもの。



以前の記事の通り、B社現場は職場転覆し全員
解雇(受付女性2名残るも後に退職)となり
ました。



一方、A社市役所警備撤退後のI隊長&K裏隊長
は市の文化施設に異動し、のうのうと勤務して
います。Y課長の遺産のようなものです。



共通するのは、フルコース独り占め(二人占め?)
は大きなツケとトレードオフであると覚悟すべき。



それは警備業界内に敵を増やす事に他なりません。
人生一寸先は闇、会社や現場が安泰である保証は
ありませんから・・・



カスや冷や飯を食わされた立場として言えば
環境を変える、警備業界以外に活路を見出した
のは、紆余曲折はありましたが正解でした。
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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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