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「くるみ」には肥満も脳卒中も抑制する効果あり!との調査結果



脳卒中は、ガン、心臓病と共に日本人の3大死因と言われている。

そんな脳卒中について、2013年2月に「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」オンライン版に掲載されたスペインのPREDIMED(地中海料理による疾患予防)試験の結果では、くるみが脳卒中リスクを抑制する働きがあることが発表された。

くるみは植物性オメガ3脂肪酸の一種であるアルファ・リノレン酸を大量に含む唯一のナッツで、このオメガ3脂肪酸には血管保護作用があるといわれている。また、抗酸化物質も豊富に含む他、コレステロールの低減により肥満を抑制し、動脈硬化を抑制する効果があるのだとか。

試験では心血管系リスクの高い7,447人(55〜80歳)を平均4.8年間にわたって追跡調査。くるみを中心とするナッツ類を加えた地中海料理を摂取した群は、米国心臓協会のガイドラインにのっとった低脂肪食を摂取した対照群と比較して、脳卒中や心筋梗塞、心血管系死亡など、心血管系疾患のリスクが30%抑制され、中でも脳卒中リスクは49%も抑制されたという。

心血管系疾患のリスク軽減だけでなく、肥満抑制にも効果があるとは、日ごろの食事にどんどん取り入れるべき食材と言える。ただし、くるみは高カロリーのため、摂りすぎにはご注意を。






1回打てば一生効果が持続するインフルエンザのワクチンが誕生間近



今年春、中国で大流行した鳥インフルエンザ。幸いまだ日本には入ってきていないようだが、これから夏を迎え、秋、冬と気温が下がってくると、再び猛威を振るうのではと言われている。

鳥インフルに限らず一般的なインフルエンザは、前もってワクチンを打つことで感染率が低くなるとされているが、予防接種はお金がかかるしその効果も100%ではない。そこで医薬品企業サノフィが、どんな種類のインフルエンザでも1度打てば一生免疫が続くという夢のようなワクチンを開発し、話題を呼んでいる。

毎年25万〜50万人の命を奪っているとされているインフルエンザ。このほど誕生した新たなワクチンは、自己組織化ナノ粒子のたんぱく質からつくられており、体内に注入されるとウィルスの一部にくっついて抗体をつくるそう。フェレットを使った実験では、従来のワクチンよりも効力が強くて持続性があり、インフルエンザウィルス以外の病原体にも効果があることが確認されたとか。また、DIYで抗体をつくるため、これまでのように実験室でウィルスを培養して生産する一般的なワクチンよりも、生産工程が安全なのも魅力だという。

このワクチン、現段階では臨床実験の予定はまだなく、ヒトが利用できるまでになるには長い時間がかかるだろうとされている。しかし研究者らは低コストで安全、それでいて即効性のある万能薬の実現のため今後も研究を重ねていくとしており、実用化に大いに期待だ。





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