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人生初の北野武監督作品

試写会に当選して
公開前に見せていただいた
北野武監督の最新作『首』。

ステルス募集だったので、
実際に上映されるまで
作品名すらわからない状態で、
事前情報もなく鑑賞しました。

実は、というほどのことでもないですが、
人生初のたけし監督でした。

おそらく、自分でお金を出したり、
サブスクで観る選択肢にも入ってこない
と思いますので、
貴重な機会でした。

実際に作品を見ての感想ですが、
やっぱりこれまで見たいと
思わなかった自分の感覚は
間違ってなかったな、
というものでした。


本作は、本能寺の変を
目前に控えた織田信長陣営の
群像劇、といったところでしょうか。

主人公がはっきりしませんが
有名武将も多数登場するおかげか、
視点がコロコロ変わっても
迷うことはないのですが、
多角的にエピソードを
増やしすぎた感じがして、
とっちらかった印象です。

大河ドラマで1年やるならいいですが、
映画の尺としては窮屈でした。

戦国の時代には珍しくなかった
とは思うんですが、
男色を前面に押し出した展開は
新鮮といえば新鮮かもしれません。

一方で北野作品らしいバイオレンス、
血の描き方は、戦国の常とはいえ
私は苦手なのでちょっと引きました。

ついでに、なんか北野作品には
ダンスシーンのイメージが
あるんですけど、
ちょっと必然性が不明。

ディズニーアニメがいきなり
歌い出すのと同じ違和感を
感じました。


キャストの豪華さについては
流石に世界的な監督だな、
と感心させられた反面、
お笑い人脈の起用は
ちょっと不要だったかな…
まぁキム兄なんですけど
いつものキャラなんで、
世界観にそぐわなかった気が。

あと、役者としての
ビートたけしさん。

有名武将に扮していることは
別に問題ないと思うけど、
有名であるがゆえに
作中年齢とたけしさんの
実年齢の差が大きすぎるのが、
老成しすぎていて
ものすごい違和感を感じました。

大竹まことさんは良かったけど。


という感じで、個人的な感想ですが、
戦国時代の史実の北野流の解釈としては
とても面白い視点ではありましたが、
次に観る機会があっても
選びたい作品ではありませんでした。

でも、北野作品がお好きな方には
面白いのかもしれないですね。

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