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お世話になった方の訃報

以前、私が雑誌などの編集者だったことは
何度か書いてきたんじゃないかと
思うのですが、先日ちょっとショックな
訃報に接しました。

水口幸広さん 急性心不全で死去
56歳「遺族の気持ち落ち着くのを待っての報告になった」


漫画家、イラストレーターの水口幸広さんが
5月に死去していたという報道です。

週刊アスキーに連載していた
『カオスだもんね!』という作品が有名で、
作中で水口画伯として登場していました。

世の様々な気になる事柄に
体当たり体験取材を敢行して、
それをドキュメント漫画として
見せてくれるのですが、
マイナー業界だったり、編集担当が
車椅子生活であることを逆手に取った
障害者目線での取材だったり、
エンタテインメント要素だけでなく
ためになる作品でしたね。


そんな新聞で報道がされるような
有名クリエイターの水口さんとは、
仕事上で幾度かやり取りを
させていただいたことがあり、
とても幸運だったな、と思います。

当時私は風俗情報グラビア雑誌の
編集部に所属しており、
何度かイメージカットを
お願いしていたのです。

あの頃は、まだ電子的なやり取りはなく、
依頼時に電話して、資料をFAXで送って、
完成したイラストは対面で受け取る
(原稿だったり、データならMOで)、
というアナログな仕事でした。

水口さんもお忙しい方でしたので
数ヶ月に一度でしたが、
風俗体験談コーナーのイラストを
依頼していました。

作中では体が大きないかつい
イメージのキャラクターでしたが、
実際にお会いする水口さんは
朴訥な方、というイメージ。

少々年下の自分のことを
見下したりすることもなく、
丁寧に対応していただきました。

イラストもたった1カットなのに、
体験談エピソードの濃い部分を
面白おかしく仕上げてくれました。


そうした仕事上だけの
やり取りしかしませんでしたが、
今にして思えばもっと
お話をしたかったな。

『カオスだもんね!』を毎週
楽しみにしています、くらいの
ファンアピールをしておけばよかった。

自分の年齢的に仕方がない
部分も大いにあると思いますが、
チラホラと知人の訃報が
聞こえてくるようになりました。

次の機会でいいや、と先送りせず
今できることは実行しておかないと、
次、が来ない可能性もありますので、
それを意識して暮らしたいものですね。


水口画伯のご冥福をお祈りいたします。

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