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サッカーボーイズ 14歳 蝉時雨のグラウンド

ブログでの紹介は初めてですが、
本巻が『サッカーボーイズ』シリーズの3冊目になります。

サッカーボーイズ 14歳
蝉時雨のグラウンド
(角川文庫)

新品価格
¥620から
(2011/7/13 15:02時点)


必殺シュートも、ものすごく高く飛ぶオーバーヘッドキックもない、
等身大の少年サッカーストーリーです。


私の世代は、『キャプテン翼』ブームが数学年下の世代だったり、
J リーグの発足が社会人になってからだったりして、
あまり少年サッカーに親しんだ世代ではありません。

近所の空き地では草野球ばかりやっていたので、
本シリーズで描かれているユースチームや
トレセンといった優秀な少年の育成システムなどが
当時からあったのか、J リーグの発足後からなのかも
わからないのです。

そんな人間が読んでも、そうしたピラミッド型の育成組織、
J リーグのユースなどのエリートコースと、
公立の学校でのクラブ活動としてのサッカー、
そして本巻からは少女サッカーの現状など、
現在の少年・少女サッカーの現状がわかりつつ
ストーリーが楽しめるという
“1粒で2度楽しめる”
小説ですね。


主人公達の設定が、本当に普通の少年達なのが
いいのですよ。

中にはトレセンに呼ばれるほど上手な少年もしますし、
家庭の問題や、友人関係など、さまざまな問題を
抱えている子もいます。

でも、みんなサッカーが大好き サッカー

負けて悔しい、勝ちたい、うまくなりたい、
そんな気持ちがストレートに伝わってきます。

それを見守る大人達も、いい人ばかりで、
なんだかホノボノとしてしまいます。


サッカーが好きだけど、全然本なんか読まない、
なんてお子さんにもオススメしますよ♪

合い言葉は、

エンジョーーーイ

フットボーーーール!!


何歳まで続くのか、楽しみなシリーズです。

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