アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2018年07月18日

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め (上梓:1913)(劇中年代設定:1924)」反ユダヤ主義の背景06

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め
(上梓:1913)(劇中年代設定:1924)」反ユダヤ主義の背景06


ドイツのオカルト文化 

シュタイナーの人智学

欧州の植民地支配はインドヒンズー教を欧州キリスト教世界に紹介する

1758 最初のサンスクリット語文献が翻訳され

1802 ショーペンハウアーArthur Schopenhauer (1788 –1860) は
ヒンズー教奥義書ウパニシャッド 翻訳を読み その世界観に傾倒
 仏教にも触れ ドイツロマン主義にオリエンタル文明の刺激は浸透 

当時 影響を受けたドイツ思索家
ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー Johann Gottfried ( 1744 –1803)
フリードリヒ・ダニエル・エルンスト・シュライアマハー
Friedrich Daniel Ernst Schleiermacher (1768 –1834)
カントImmanuel Kant 1724 – 1804)
スヱデンボルグ Emanuel Swedenborg(1688 –1772)  たち

神智学は キリスト教神秘学に飽き足らない西欧思索家文化人を魅了した
しかし シュタイナー(1861[– 1925) は
 ナポレオンからの解放後の ゲルマンの土と血運動 の影響が大きい

ヒンズー教徒の少年クリシュナムルティ Jiddu Krishnamurti (1895 –1986) が
 アニー・ベサント Annie Besant( 1847 – 1933 英)
チャールズ・ウェブスター・レッドビーター Charles Webster Leadbeater (1854 – 1934 英)
により
 救世主の再来 世界魂の指導者 として見出されたことに反発

 ドイツ人メンバーの多くと共に
 ゲルマンの魂とキリスト教に傾倒する 人智学協会を立ち上げる
 
シュタイナーによると
 キリストの受肉はキリスト磔刑を最後に それ以降エターナル体/霊/精気として存在す
 故に 受肉によるクリシュナムルティを救世主だと認めない立場 

人智学の教義基礎は しかし
 ブラバツキー婦人Helena Petrovna Blavatsky ( 1831 –1891) と他の神智学徒の理論:
 宇宙進化論 古代宗教論 個体の転生と進化/カルマ理論
 導師たる高霊能者存在論 霊学論 人類論  による 



次回へと続く

と たのしい演劇の日々

2018年07月16日

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め」反ユダヤ主義の背景05

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め」反ユダヤ主義の背景05


ドイツ.オカルト文化 

神智学協会

1884 ブラヴァツキーHelena Blavatsky1831 – 1891神智学創唱者
   オルコットHenry Steel Olcott (1832 – 1907) 欧州伝道の旅
  
  ドイツ.ゲルマン神智学協会発足 
   会長:Wilhelm Hübbe-Schleiden,保守ドイツ国家主義者 オカルト解析の科学性提唱

1886 -95 Hübbe-Schleiden 月報Die Sphinx 発刊

1887  ウイーン神智学協会発足
 会長:Friedrich Eckstein(1861-1939 博学者. フロイド1856 – 1939)の協力者 )
.賛同者:フランツ.ハルトマンFranz Hartmann (1838 –1912,医者 占い師 
 
 1889 スイス.アスコナに神智学分院設立
   代表:ハルトマンFranz Hartmann(1838 –1912,医者 占い師 
     ハルトマン経歴
 メーベJakob Böhme (1575 –1624 ドイツ哲学.キリスト.ルター派神秘学
 パラケルスス Paracelsus 1493/4–1541 医者 毒性学の父 錬金術師 占い師) 研究
 バガヴァッド・ギーターBhagavad Gitaヒンドゥー教叙事詩マハーバーラタ6.23-40 ドイツ語翻訳
 ブラヴァツキー Helena Blavatsky1831 – 1891神智学創唱者)インド滞在中協力
 グイド・フォン・リスト Guido von List (1848 –1919 汎ゲルマン主義運動推進)に 協賛
 Ordo Templi Orientis (O.T.O.) 創立に関わる1895--

キャサリン.ティングリーKatherine Augusta Westcott Tingley
 (1847- 1929 USA支部代表.西欧伝道の旅へ)

1896 ハルトマン 月報Lotusblüten (Lotus Blossoms, 1892–1900)表紙に鉤十字を用いる

1897  ハルトマン ミュンヘン.「国際神智学同胞会」設立

1902 シュタイナーRudolf Steiner(1861[5] – 1925) ベルリン. ドイツ支部の設立.総書記就任 

ウイーン.隠秘結社Association for Occultism,  Philipp Maschlufsky.


1906-19 Johannes Balzli 協会出版物「Prana」編集長
後に グイド・フォン・リスト Guido von List(1848 –1919
汎ゲルマン主義運動推進)の自伝出版


次回へと続く

と たのしい演劇の日々

2018年07月15日

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め」反ユダヤ主義の背景04

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め」反ユダヤ主義の背景04


ドイツのオカルト文化 

テンプル騎士団と薔薇十字

1096-1099 第1十字軍 イスラム教に勝利 十字軍国家成立

1119-1312 テンプル騎士修道会「キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち」
 聖地エルサレム防衛軍 

1291 最後の十字軍国家 イスラエル陥落


騎士団は フランス王フィリップ4世の策略により壊滅
 神への冒涜 悪魔崇拝 の容疑で異端裁判を受け 解体
 主要メンバーは火刑 伝説的騎士団として存在し続ける


1614『薔薇十字の伝説』出版

1616 『化学の結婚/Chymical Wedding of Christian Rosenkreutz 』出版
  著作者:ヨハン・ヴァレンティン・アンドレーエ Johannes Valentinus Andreae ( 1586 – 1654 )
  クリスチャン.ローゼンクロイツ/Christian Rosenkreutz(1378 -1484) の
  秘密結社「薔薇十字団」 Rosicrucian Order
   "全世界の改革を目指す/universal and general reformation of the whole world"
実在を語り 騎士団伝説再熱

1737  テンプル騎士団に則ったフリーメイソン フランスにて発足

1747 準メイソンの「黄金の薔薇十字団」発足
 カバラ命の樹を教義の基礎と置いた9階級からなる
  会員に
  フリードリヒ・ヴィルヘルム2世 Frederick William II (プロイセン/ドイツ1744 – 1797) 
  王家の牧師 政治家Johann Christoph von Wöllner (1732– 1800 )は
   国教としてイエス.キリスト信仰を説く

1751-1782 フリーメイソンを母体とする「厳格な儀式団/Rite of Strict Observance」
     Karl Gotthelf von Hund (1722–1776)ドイツに設立 テンプル騎士団の 奥義を受け継ぐ 
 
  後Jean-Baptiste Willermoz (1730 – 1824 仏フリーメイソン.マルティニスト会 )により
  Rectified Scottish Rite  騎士団とフリーメイソンを切り離す へと 組織改編 









次回へと続く

と たのしい演劇の日々

2018年07月14日

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め」反ユダヤ主義の背景03

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め」反ユダヤ主義の背景03


19世紀初期ドイツ社会現象:ドイツ民族を美化する運動/folkish movement

ロマン主義 民俗神話 土地に根差した有機的共同体意識が強く育つ

民俗 土着 国家 血 民族主義 人種差別 等の言葉が頻繁に使われ
 それはドイツ国民の感情と結びついた

ユング/Carl Gustav Jung (1875 – 1961) は強い影響を受けている と研究者は見る


起源は啓蒙時代 ドイツ民俗の高い文化を称えたことに遡る


そして ドイツロマン主義者たちは ドイツ精神性を涵養した

ユストゥス・メーザー Justus Möser (1720–1794)
,民俗学の父 啓蒙期のドイツ精神史に重要な貢献
 ゲーテにより称賛 疾風怒濤運動参加 ドイツ国粋主義に影響

ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー/Johann Gottfried von Herder (1744–1803)
ゲーテを疾風怒濤運動へ誘う

 ヨハン・ゲオルク・ハーマン Johann Georg Hamann (1730–1788) 
キリスト信仰 カント友人

フレデリックFriedrich Ludwig Jahn (1778 – 1852)
ドイツ体育の父 体育を通じ国粋主義を発展

エルンスト・アルント Ernst Moritz Arndt (1769–1860)
ドイツ愛国詩人 政治家 ドイツ統一を鼓舞する
 "人類の頂に立つドイツ人をユダヤ人は敬うべき" と書いている

ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ  Johann Gottlieb Fichte (1762–1814) ドイツ観念論哲学者

 グリム兄弟Jacob(1785-1863) and Wilhelm Grimm(1786-1859) ドイツ言語学 民話収集
 愚かな存在としてユダヤ人を描く




次回へと続く

と たのしい演劇の日々

2018年07月12日

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め」反ユダヤ主義の背景02

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め」反ユダヤ主義の背景02

ユダヤ教のキリスト教観

ユダヤ教では 現在までにモーゼの法を満たした預言者は一人も存在していない と云い
 なのでイエス.キリストも 数多の似非救世主の内の一人にすぎない

又は イエス.キリストは非ユダヤ人の為に教育者として活動し 救世主だとみなされたが
 それは後の彼の追従者には受け入れ難かった   

ユダヤ教は イエス.キリストは経典の教育者以上ではない と云う
 研究者は おそらくユダヤ人は イエス.キリストはユダヤ教の伝統を背く行為をし
 それ故に イエス.キリストを粗忽者であるとみなしている と読む

ユダヤ教は人身御供を認めない

イサクの燔祭(はんさい)Binding of Isaac ヘブライ語聖書.創世記22.1-19
神への真正の信仰と意志を試されたアブラハムの話
 故に ユダヤ教は人類の罪を贖うためとするイエス.キリスト磔刑を受け入れない

ユダヤ教は 神への帰依による来世での救済より
 神意に叶った今生での生き方を理解し 努める事に重きをおく 

ユダヤ教は キリスト教の神との約束である
 善行への報奨としての天国 悪魔により生前の悪業を裁かれる地獄 という認識はない  

ユダヤ教は キリスト教の三位一体は複雑な一神教だとする説明は認めない
 父と子と精霊を祀るイエス.キリスト信仰は多神教とみる



次回へと続く

と たのしい演劇の日々

2018年07月11日

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め」反ユダヤ主義の背景01

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め」反ユダヤ主義の背景01


身近なキリスト教徒は誰一人としてユダヤ教徒を良くは云わない
 同じ神の子 兄弟なのであるが その歴史は憎悪と殺戮に明け暮れる 

シュタイナー信奉者は 神秘劇2「魂の試練」で描かれる十字軍遠征を興奮して語る

 歴史に残る残忍な兄弟喧嘩だ


蛮行の歴史を少しづつ観てゆきたい


キリスト教によるユダヤ教観

キリスト教はユダヤ教を成就させ継承した 
しかし ユダヤ教の教義である 一神教 救世主信仰を維持し
 祈祷と聖書朗誦を日課とする 

ユダヤ教は血の聖餐(血の中傷/Blood libel:反ユダヤ主要題目) は
 エルサレム攻囲戦/Siege of Jerusalem70CE 以後 行われていない
 とキリスト教は信じる

キリスト教は モーゼ律法/旧約聖書を キリスト磔刑へと至る
 必要な課程と捉えるが
新約聖書/福音に 信条も儀式も取って代わったとする

キリスト教は イエス.キリストとの新たな契約を支持する
 契約には これよりユダヤ人が契ったモーゼ契約による祝福は終焉したとある

二契約神学論:
ユダヤ教は モーセの戒律 アブラハムとの特別の契約を交わしたユダヤの民とし
 その経典に現在も拠っている しかし
 キリスト教はイエス.キリストとの新しい契約「新約聖書」を経典とする  

キリスト教信者のある者は
 ユダヤ教にキリスト教起源を求め
 ユダヤ教はより神に近く その要素を理解し取り入れる試みもあるが
 彼らはユダヤ的キリスト教徒と忌される
 彼らの目的は
 モーゼの契約は過去のものとするキリスト教への非難と挑戦と受けとめられる 


次回へと続く

と たのしい演劇の日々

2018年07月01日

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め」反ユダヤ主義の背景00

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め」反ユダヤ主義の背景00

M400.jpg



神秘劇2 で 科学者ストラダの前世は ユダヤ人である事を知る

神秘劇3 ストラダは悪魔アーリマンの手に落ちる
 かつて霊視者で妻となったセオドラ 結婚7年目に突然の死 

神秘劇4 悪魔アーリマンにより 更なる孤立へ追われ
 苦悩の内に死をもってシュタイナー神秘劇は幕となる

他のメインキャラクターたちの
キリスト教への深い信仰をベースとした ベネディクタスへの帰依に比し
 ストラダは悪しき力に弄ばれ 彷徨い 突然の死をもって今生を終わる


キリストを信奉する アントロポゾフィには 当然な物語なのだろう が
 神道仏教徒であり ホロコーストの悲劇を二度と繰り返さないと教育を受け
 宗教や人種 性の差別 それを促すような表現など
 Face book 等でも厳しく批判される 昨今で 
反ユダヤ主義を書き貫いた台本
 そして それを現代も演じ続けるアントロポゾフィ
 
この夏は シュタイナー神秘劇の祭典が ゲーテアヌムで催されるのだが......


キリスト教徒によるユダヤ教徒に対する嫌悪 そしてポグロムの長い歴史を追ってみたい

 反ユダヤ主義
ユダヤ人/ユダヤ教に対する敵意 憎悪 迫害 偏見の意
 
旧約聖書 エステル記Megillat Esthe
 権力者によるユダヤ人絶滅計略 とそれを阻止したエステルの話
 ユダヤ人迫害は史実による とした研究あり 

また BC539のバビロン捕囚からの解放後に離散したユダヤ人/ディアスポラDiaspora /移民
 への差別も芽生える 






次回へと続く

と たのしい演劇の日々

2018年06月25日

芸術的記憶術/the art of memory 17 詩編『アロンの祝 福』 08

芸術的記憶術/the art of memory 17 詩編『アロンの祝 福』 08


記憶術を活用し 旧約聖書の一節  祝福の言葉  暗唱の試み
言葉から確かなイメージが沸き上がるまで 原語をベースに調べております


24. The Lord bless us, and keep us;
/ðə lɔːd bles ʌs, ənd kiːp ʌs/
 主はひざまずき 民を祝福 庇護される

25. The Lord make His face shine on us, And be gracious to us;
/ðə lɔːd meɪk hɪz feɪs ʃaɪn ɒn ʌs,ənd bi ˈɡreɪ.ʃəs tʊ ʌs/
主は 民に光を現し           道を示す

26 .The Lord lift up His countenance on us, And give us shalome.
/ðə lɔːd lɪft ʌp hɪz kaʊn.tən.əns ɒn ʌs,ənd ɡɪv ʌs ʃəˈlɒm/
  主は民へ寵愛を表し   シャーロームを叶える

過去記事で紹介した 気功養生の「六字訣(ろくじけつ)」
発声によって経絡の活性化を図る

夫々の音は 主要な経絡を 響きながら巡る
 その際 各音の「漢字:表意文字 (昨今は表音に区別する研究もあり)」
をイメージして発音する
 
心に思い描く文字イメージと 発声される音
経略をイメージし音を通してみるのもいいだろう が

 発音しながら 各音から受ける身体の反応をむしろ楽しみたい

「六字訣(ろくじけつ)」

肝経に効く音 「嘘」 xu (シュイー) 「よ」
心経に効く音 「呵」 he (ハー) 「れ」
脾経に効く音 「呼」 hu (フー) 「る」
肺経に効く音 「くちへん+漢数字の四 」si(スー) 「ゆ」
腎経に効く音 「吹」 chui(チュイー) 「ろ」
心包経に効く音「嘻」 xi (シー) 「ぎょ」

右側日本語は「いろは」による音素コード  


「アロンの祝福」も毎日 朗誦してみている 
アルファベット:表音文字 が経絡に働かくのではないかと 

東洋医学による治療師は 仏教の経文朗誦で 養生を促す
 「アロン祝福」朗誦も 養生とは表現しないが
 絶対者/宇宙の意志 と繋がり 魂浄化と養生を促すために
 同様の身体的変性はあり得るだろう

そして 何よりも その体験が 言葉に含まれるある特定のイメージを
 掻き立てるのではないだろうか





次回へつづく

と たのしい演劇の日々

2018年06月23日

芸術的記憶術/the art of memory 16 詩編『アロンの祝 福』 07

芸術的記憶術/the art of memory 16 詩編『アロンの祝 福』 07


記憶術を活用し 旧約聖書の一節  祝福の言葉  暗唱の試み

言葉から確かなイメージが沸き上がるまで 各言葉について 原語をベースに調べております

24. The Lord bless us, and keep us;
/ðə lɔːd bles ʌs, ənd kiːp ʌs/
 主はひざまずき 民を祝福 庇護される

25. The Lord make His face shine on us, And be gracious to us;
/ðə lɔːd meɪk hɪz feɪs ʃaɪn ɒn ʌs,ənd bi ˈɡreɪ.ʃəs tʊ ʌs/
主は 民に光を現し           道を示す

26 .The Lord lift up His countenance on us, And give us shalome.’
/ðə lɔːd lɪft ʌp hɪz kaʊn.tən.əns ɒn ʌs,ənd ɡɪv ʌs ʃəˈlɒm/
  主は民へ寵愛を表し   シャーロームを叶える


ゲマトリア/gematria による解析を試みた方がおります

Num6-24_26.gif


2行目 右端
光を現し "ya'ar" /shine (Geneis1:3 Light (Aur) = 207 

2行目 左から2文字と3文字
民に向け お顔を "panyav aleyka" /his face upon you = 207.

主が 光を現し “Aur YHVH”/the light of the Lord = 233


中央赤文字は縦横共に 
主は お顔を 民に向け“YHVH panyav aleyka” /The LORD, His Face upon you

            ちなみに The Tree of Life ( Geneis 2:7.)=233 
合算すれば
主はお顔を民に向け
 The LORD make his face shine upon thee = 444 = 完璧な愛

 となり


次回へつづく

と たのしい演劇の日々

2018年06月22日

観劇 「獣/The B*easts」 モニカ.ドラン  ブッシュ劇

beasts.jpg


画像は@Buch theatre/ 上演台本で覆われた劇場レストラン 



観劇 「獣/The B*easts」 モニカ.ドランMonica Dolan  ブッシュ劇Bush Theatre

  一人芝居 作出演 モニカ.ドランMonica Dolan (1969- )

 英TV茶の間で人気の俳優

ギルドホール音楽演劇学校/Guildhall School of Music and Drama卒業

2011 BAFTA 助演女優賞
2017 「獣/The B*easts」 エディンバラ演劇祭ステージ賞 始めて手掛けた自作自演

ロンドン公演はブッシュ劇場にて

 作品は”#metoo#” 現象以前に手掛けられたと思うが
  雑誌やTVを賑わせる子供タレント競技会
 我が子の商品化に熱狂する親たち
 そんな滑稽な社会現象を 底で支える階層集団に属する母と娘
  当たり前のように幼少より 異性を引き付ける 魅惑的身体に執着する娘
 の切望に応え 豊胸手術を受けさせたある母親
 しかし社会的制裁を受けることになる
 その母親の精神鑑定を担当したカウンセラーを モニカが演じた

芝居の最後に観客は知るのだが カウンセラー自らが 乳房切除の決断を迫れている
なので テーマは
 「乳房は誰の為にあるのだろう?」 から発生したようだ

面白い題材なので #metoo#”に絡め 女性の性の商品化 についてもっと書けただろうし 

英国も日本同様 親による子供虐待は絶えない 親業についても書けたろう

ところで 茶の間で人気の俳優
 エディンバラでは舞台賞を受け 満席(客席180) 劇評も宜しい
 のだが 芝居を愛する英人の好みが時々理解できない 
モニカの魅力がちっとも出ていないのだ  

8歳で豊胸手術をした娘と 敵失再生手術を決めなくてはいけない自身
 最後の電話で 「する」と決めた事が観客に伝わるが
 決めさせた知的判断だけでなく 娘と自らを重ねれば
 女の性を生きている経験から自然に情動は生じる筈 なのに余りに突き放されている

一人芝居は 事に舞台は 俳優の魅力(もし持っていれば) 一番輝く瞬間  



と たのしい演劇の日々
<< 2024年09月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
月別アーカイブ
2024年09月(1)
2024年06月(1)
2024年05月(2)
2024年02月(1)
2024年01月(2)
2023年11月(1)
2023年10月(1)
2023年09月(4)
2023年08月(7)
2023年07月(4)
2023年06月(2)
2023年05月(2)
2023年04月(2)
2023年03月(3)
2023年02月(6)
2023年01月(4)
2022年12月(3)
2022年11月(1)
2022年10月(2)
2022年09月(4)
2022年08月(5)
2022年07月(4)
2022年06月(3)
2022年05月(1)
2022年04月(3)
2022年03月(2)
2022年02月(2)
2022年01月(3)
2021年12月(8)
2021年11月(5)
2021年10月(8)
2021年09月(10)
2021年08月(25)
2021年07月(9)
2021年06月(12)
2021年05月(16)
2021年04月(11)
2021年03月(11)
2021年02月(13)
2021年01月(11)
2020年12月(10)
2020年11月(7)
2020年10月(11)
2020年09月(9)
2020年08月(8)
2020年07月(15)
2020年06月(11)
2020年05月(27)
2020年04月(15)
2020年03月(11)
2020年02月(10)
2020年01月(6)
2019年12月(16)
2019年11月(12)
2019年10月(17)
2019年09月(5)
2019年08月(18)
2019年07月(11)
2019年06月(18)
2019年05月(14)
2019年04月(14)
2019年03月(14)
2019年02月(14)
2019年01月(19)
2018年12月(21)
2018年11月(22)
2018年10月(30)
2018年09月(23)
2018年08月(20)
2018年07月(14)
2018年06月(13)
2018年05月(11)
2018年04月(7)
2018年03月(14)
2018年02月(7)
2018年01月(10)
2017年12月(13)
2017年11月(3)
2017年10月(12)
2017年09月(2)
2017年08月(14)
2017年07月(10)
2017年06月(5)
2017年05月(5)
2017年04月(16)
2017年03月(5)
2017年02月(5)
2017年01月(4)
2016年12月(8)
2016年11月(5)
2016年10月(8)
2016年09月(13)
2016年08月(6)
2016年07月(12)
2016年06月(11)
2016年05月(11)
2016年04月(4)
2016年03月(11)
2016年02月(6)
2016年01月(6)
最新記事
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。