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2021年04月29日
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 14
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 14
大脳cerebrum
大脳皮質Cerebral cortex 脳の表層 灰白質 高次機能を司る
その内層 白質 神経線維の束(約140億)大脳皮質の神経と他の神経を繋ぐ
大脳基底核 大脳の中心部 間脳の周囲を囲む
2. 頭頂葉parietal lobe
頭頂葉は4つの境界
中心溝は前頭葉との境界、
頭頂後頭溝は後頭葉との境界、
外側溝は側頭葉との境界、
大脳縦裂は左右の大脳半球の境界 に接す。
頭頂葉の前部は、顔・手足等身体全体からの感覚情報集積 外界を認識す。
敏感な指先などの感覚野は広く、背中など鈍感な部分の感覚野は狭い。
後頭葉からの視覚情報も統合 視覚空間処理/映像化して外界を認識。
数字とその関係を理解 対象の操作などに機能
後頭頂皮質は 頭頂間溝 によって
上頭頂小葉 (ブロードマン5と7) 下頭頂小葉 (ブロードマン39と40) に分化。
頭頂間溝と隣接する 脳回 は四肢と眼球運動の指示。
2-1. 1次体性感覚野primary somatosensory cortex 感覚情報の認識 筋肉動作の指令
触覚の主要な感覚受容野( 大脳縦裂の内側 中心溝 外側溝 頭頂葉にある中心後溝) を含む
中心溝は 頭頂葉と前頭葉の境界にあり その前壁は1次運動野で 身体各部位へ筋肉作動信号出力
後壁は1次感覚野で 身体各部位から感覚情報を集積す
外側溝は聴覚野の主要部位である横側頭回を含む
右脳感覚野でのPTSD記憶想起では大脳連合線維と感覚野が活性化
(感覚野は身の危険を察し護身/回避反応す)に伴い
理性的な情報処理領域を司る左脳機能低下、身体は緊張硬直反応し思考力低下。
EMDR:Eye Movement Desensitzation and Reprocessing
PTSD原因を自らの意志で想起しながら左右眼を動かす療法。
2-2. 頭頂連合野parietal association area
視覚・感覚・言語情報統合、空間・時間の認識判断
体性感覚情報、後頭葉からの視覚情報、側頭葉からの聴覚情報、複数の感覚情報を統合
体性感覚情報による自己身体情報をもとに、
視覚情報より自己を取り巻く空間様相 と 運動知覚を伴う対象物との相互関係を情報処理
運動前野と結びついた運動の発現調節
前頭前野機能と結びついた注意の制御
2-3. 角回angular gyrus 言語認知、幽体離脱感覚
身体の感覚(頭頂葉)、聴覚.記憶(側頭葉)、視覚(後頭葉)を司る皮質に囲まれ、
言語、認知に関わり視覚刺激を言語化
言語に関係する皮質は、
ブローカ野(言葉を作りアウトプット)
ウェルニッケ野(音声言語を理解、認識インプット)
左角回(言語理解、連想記憶)・
左縁上回(音韻のワーキングメモリ)などの領域が様々な言語要素の処理に関連。
角回の刺激が体外離脱体験を引き起こす可能性。
背後に存在を感じたり 自身は上空にいるような知覚。
己の身体が在る場と自己意識の場との不一致。
2-4. 縁上回supramarginal gyrus 音韻のワーキングメモリ
音韻処理、言語性短期記憶。
ブローカ野、ウェルニッケ野、左角回などと関係し言語要素の処理
左角回 左縁上回の語彙.意味処理に関り 音声情報.語彙意味情報の統合を担う
2-5. 味覚野gustatory cortex
味覚情報は、延髄、視床、味覚野を通り、前頭連合野へ到達。同時に視床下部 扁桃体も関わる
味覚野で味の質.加減を判断 咀嚼 視覚 聴覚などの情報を前頭連合野で統合
食物の認知.好き嫌いを判断
「おいしさ」の自覚するメカニズム:
食べ物の味.環境、などを記憶す扁桃体が重要
大脳辺縁系.大脳連合野と連携し過去の記憶.情報を照合し 認知判断す。
視床下部.扁桃体.大脳の活性化で 情動.食欲.喉の渇き.性行動.体温.内分泌等を調節。
食行動「おいしさ」は 信号処理連係プレーによる認知
と たのしい演劇の日々
大脳cerebrum
大脳皮質Cerebral cortex 脳の表層 灰白質 高次機能を司る
その内層 白質 神経線維の束(約140億)大脳皮質の神経と他の神経を繋ぐ
大脳基底核 大脳の中心部 間脳の周囲を囲む
2. 頭頂葉parietal lobe
頭頂葉は4つの境界
中心溝は前頭葉との境界、
頭頂後頭溝は後頭葉との境界、
外側溝は側頭葉との境界、
大脳縦裂は左右の大脳半球の境界 に接す。
頭頂葉の前部は、顔・手足等身体全体からの感覚情報集積 外界を認識す。
敏感な指先などの感覚野は広く、背中など鈍感な部分の感覚野は狭い。
後頭葉からの視覚情報も統合 視覚空間処理/映像化して外界を認識。
数字とその関係を理解 対象の操作などに機能
後頭頂皮質は 頭頂間溝 によって
上頭頂小葉 (ブロードマン5と7) 下頭頂小葉 (ブロードマン39と40) に分化。
頭頂間溝と隣接する 脳回 は四肢と眼球運動の指示。
2-1. 1次体性感覚野primary somatosensory cortex 感覚情報の認識 筋肉動作の指令
触覚の主要な感覚受容野( 大脳縦裂の内側 中心溝 外側溝 頭頂葉にある中心後溝) を含む
中心溝は 頭頂葉と前頭葉の境界にあり その前壁は1次運動野で 身体各部位へ筋肉作動信号出力
後壁は1次感覚野で 身体各部位から感覚情報を集積す
外側溝は聴覚野の主要部位である横側頭回を含む
右脳感覚野でのPTSD記憶想起では大脳連合線維と感覚野が活性化
(感覚野は身の危険を察し護身/回避反応す)に伴い
理性的な情報処理領域を司る左脳機能低下、身体は緊張硬直反応し思考力低下。
EMDR:Eye Movement Desensitzation and Reprocessing
PTSD原因を自らの意志で想起しながら左右眼を動かす療法。
2-2. 頭頂連合野parietal association area
視覚・感覚・言語情報統合、空間・時間の認識判断
体性感覚情報、後頭葉からの視覚情報、側頭葉からの聴覚情報、複数の感覚情報を統合
体性感覚情報による自己身体情報をもとに、
視覚情報より自己を取り巻く空間様相 と 運動知覚を伴う対象物との相互関係を情報処理
運動前野と結びついた運動の発現調節
前頭前野機能と結びついた注意の制御
2-3. 角回angular gyrus 言語認知、幽体離脱感覚
身体の感覚(頭頂葉)、聴覚.記憶(側頭葉)、視覚(後頭葉)を司る皮質に囲まれ、
言語、認知に関わり視覚刺激を言語化
言語に関係する皮質は、
ブローカ野(言葉を作りアウトプット)
ウェルニッケ野(音声言語を理解、認識インプット)
左角回(言語理解、連想記憶)・
左縁上回(音韻のワーキングメモリ)などの領域が様々な言語要素の処理に関連。
角回の刺激が体外離脱体験を引き起こす可能性。
背後に存在を感じたり 自身は上空にいるような知覚。
己の身体が在る場と自己意識の場との不一致。
2-4. 縁上回supramarginal gyrus 音韻のワーキングメモリ
音韻処理、言語性短期記憶。
ブローカ野、ウェルニッケ野、左角回などと関係し言語要素の処理
左角回 左縁上回の語彙.意味処理に関り 音声情報.語彙意味情報の統合を担う
2-5. 味覚野gustatory cortex
味覚情報は、延髄、視床、味覚野を通り、前頭連合野へ到達。同時に視床下部 扁桃体も関わる
味覚野で味の質.加減を判断 咀嚼 視覚 聴覚などの情報を前頭連合野で統合
食物の認知.好き嫌いを判断
「おいしさ」の自覚するメカニズム:
食べ物の味.環境、などを記憶す扁桃体が重要
大脳辺縁系.大脳連合野と連携し過去の記憶.情報を照合し 認知判断す。
視床下部.扁桃体.大脳の活性化で 情動.食欲.喉の渇き.性行動.体温.内分泌等を調節。
食行動「おいしさ」は 信号処理連係プレーによる認知
と たのしい演劇の日々
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2021年04月28日
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 13
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 13
大脳cerebrum
大脳皮質Cerebral cortex 脳の表層 灰白質 高次機能を司る
その内層 白質 神経線維の束(約140億)大脳皮質の神経と他の神経を繋ぐ
大脳基底核 大脳の中心部 間脳の周囲を囲む
1.前頭葉frontal lobe
大脳皮質のドーパミン感受性ニューロンの大半は前頭葉に存在
(ドーパミン系 報酬、注意、長期記憶、計画や意欲
人格感情コントロール 社会性を維持 視床から前頭へ伝達 感覚情報の制限、選択に関連)
優位半球 前頭葉前半部は、思考、自発性(やる気)、感情、性格、理性などの中心
現在の行動が及ぼす結果の認知や、より良い行動の選択、
物事の類似点相違点の判断に関する能力と関係
課題に基づかない長期記憶の保持、
側頭葉に貯められた記憶(大脳辺縁系からの入力に由来する情動と関連付けられた) を引き出す
1-1眼窩前頭皮質orbitorfrontal cortex 情動・動機づけに基づく意思決定
感覚情報の統合、表現、意思決定.期待に関連
報酬と罰に対する感受性に関連した行動計画を制御
論理より知識、文脈、期待、感情に依存した直感的な意思決定 前頭前野腹側(底面) も関与
視覚、聴覚、味覚 嗅覚情報を収斂し扁桃核、海馬、視床下部、線条体とも密接に関連
ヤコブレフ回路Yakovlev/基底外側回路 情動に関連の閉鎖回路
扁桃体 → 視床背内側核 → 前頭葉眼窩皮質後方 → 側頭葉前方 → 扁桃体
1-2前頭連合野 frontal association area
情動コントロール、行動による結果の認知、行動の選択、物事の類似点相違点の判断
論理的判断、将来予測、行動計画に必要な情報を側頭連合野や頭頂連合野から収集、複雑な行動計画を立て、実行を判断
視覚対象を捉える眼球運動制御
頭頂連合野、 側頭連合野、視覚連合野、視床、辺縁系、視床下部、尾状核、中脳網様体からも情報提携、
双方向でやり取り
神経伝達物質はドーパミン、セロトニン、ノルエピフリンなど
ドーパミンとノルエピフリン 前頭葉に最も多く分布、過多減少で思考力に影響
1-3前頭眼野frontal eye field 情動.動機付け
視覚野・聴覚野・体性感覚野・味覚野・嗅覚野から情報入力
扁桃核、海馬、視床下部、線条体とも密接に関連 情動・動機づけに関係
眼球の随意運動指示、
直感的意思決定は、前頭眼野を中心に前頭前野腹側前方が重要に関連
セロトニンはこの脳部位の情動機能を支えるのに最も重要な神経伝達物質
情動・動機づけ機能する神経伝達物質
ドーパミン,セロトニン、ノルエピネフリン、GABA(ガンマアミノ酪酸
セロトニンの前駆物質トリプトファン成分除去した食事を続けると攻撃的傾向 逆転学習の障害
1-4運動連合野 motor association areas
身体運動を指示、運動の情報処理( ダンス.体操などの手順に添った動きを運動野に出力)
1-5 1次運動野M1/Primary motor cortex 感覚情報に基づく運動の最適化・運動実行の指令
運動連合野と共同し運動行動に至る
身体随意運動を制御 信号は脊髄を経由し交叉 左右脳が身体では逆側に対応
背筋につながる長い神経繊維と筋肉に接続した神経細胞(アルファ運動神経細胞)がシナプス接続
行動の計画 (大脳基底核と共同) と感覚情報に基き運動の最適化 (小脳との共同必要) する
運動伝達出力:前頭前野(前頭連合野)→ 高次運動野(運動連合野) → 1次運動野 → 錘体路
1-6ブローカ野Broca's area 言語処理 音声言語の処理 言葉を作りアウトプット
運動性言語中枢
言葉を理解し(下前頭回の三角部)発声器官(ノド、唇、舌など)を動かし発語
言語に関係する皮質
ブローカ野(言葉を作りアウトプット)
ウェルニッケ野(音声言語を理解、認識インプット)
左角回(言語理解、連想記憶)
左縁上回(音韻のワーキングメモリ)など多数の領域が様々な言語要素の処理に関わる
言語中枢があるほうが優位半球 右利きは左脳が優位半球 言語機能の多くを処理
一方、韻律や談話の処理は、右半球 複数の領域が関わり
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚 五感を通し感性・感覚を司り、
瞬時に直感的かつ総合的に外部情報を認識判断す
トランペットなどの金管楽器の音を聞く時は右脳が活発
琴や尺八など和製楽器の音を聞く時は左脳が活発になる。
と たのしい演劇の日々
大脳cerebrum
大脳皮質Cerebral cortex 脳の表層 灰白質 高次機能を司る
その内層 白質 神経線維の束(約140億)大脳皮質の神経と他の神経を繋ぐ
大脳基底核 大脳の中心部 間脳の周囲を囲む
1.前頭葉frontal lobe
大脳皮質のドーパミン感受性ニューロンの大半は前頭葉に存在
(ドーパミン系 報酬、注意、長期記憶、計画や意欲
人格感情コントロール 社会性を維持 視床から前頭へ伝達 感覚情報の制限、選択に関連)
優位半球 前頭葉前半部は、思考、自発性(やる気)、感情、性格、理性などの中心
現在の行動が及ぼす結果の認知や、より良い行動の選択、
物事の類似点相違点の判断に関する能力と関係
課題に基づかない長期記憶の保持、
側頭葉に貯められた記憶(大脳辺縁系からの入力に由来する情動と関連付けられた) を引き出す
1-1眼窩前頭皮質orbitorfrontal cortex 情動・動機づけに基づく意思決定
感覚情報の統合、表現、意思決定.期待に関連
報酬と罰に対する感受性に関連した行動計画を制御
論理より知識、文脈、期待、感情に依存した直感的な意思決定 前頭前野腹側(底面) も関与
視覚、聴覚、味覚 嗅覚情報を収斂し扁桃核、海馬、視床下部、線条体とも密接に関連
ヤコブレフ回路Yakovlev/基底外側回路 情動に関連の閉鎖回路
扁桃体 → 視床背内側核 → 前頭葉眼窩皮質後方 → 側頭葉前方 → 扁桃体
1-2前頭連合野 frontal association area
情動コントロール、行動による結果の認知、行動の選択、物事の類似点相違点の判断
論理的判断、将来予測、行動計画に必要な情報を側頭連合野や頭頂連合野から収集、複雑な行動計画を立て、実行を判断
視覚対象を捉える眼球運動制御
頭頂連合野、 側頭連合野、視覚連合野、視床、辺縁系、視床下部、尾状核、中脳網様体からも情報提携、
双方向でやり取り
神経伝達物質はドーパミン、セロトニン、ノルエピフリンなど
ドーパミンとノルエピフリン 前頭葉に最も多く分布、過多減少で思考力に影響
1-3前頭眼野frontal eye field 情動.動機付け
視覚野・聴覚野・体性感覚野・味覚野・嗅覚野から情報入力
扁桃核、海馬、視床下部、線条体とも密接に関連 情動・動機づけに関係
眼球の随意運動指示、
直感的意思決定は、前頭眼野を中心に前頭前野腹側前方が重要に関連
セロトニンはこの脳部位の情動機能を支えるのに最も重要な神経伝達物質
情動・動機づけ機能する神経伝達物質
ドーパミン,セロトニン、ノルエピネフリン、GABA(ガンマアミノ酪酸
セロトニンの前駆物質トリプトファン成分除去した食事を続けると攻撃的傾向 逆転学習の障害
1-4運動連合野 motor association areas
身体運動を指示、運動の情報処理( ダンス.体操などの手順に添った動きを運動野に出力)
1-5 1次運動野M1/Primary motor cortex 感覚情報に基づく運動の最適化・運動実行の指令
運動連合野と共同し運動行動に至る
身体随意運動を制御 信号は脊髄を経由し交叉 左右脳が身体では逆側に対応
背筋につながる長い神経繊維と筋肉に接続した神経細胞(アルファ運動神経細胞)がシナプス接続
行動の計画 (大脳基底核と共同) と感覚情報に基き運動の最適化 (小脳との共同必要) する
運動伝達出力:前頭前野(前頭連合野)→ 高次運動野(運動連合野) → 1次運動野 → 錘体路
1-6ブローカ野Broca's area 言語処理 音声言語の処理 言葉を作りアウトプット
運動性言語中枢
言葉を理解し(下前頭回の三角部)発声器官(ノド、唇、舌など)を動かし発語
言語に関係する皮質
ブローカ野(言葉を作りアウトプット)
ウェルニッケ野(音声言語を理解、認識インプット)
左角回(言語理解、連想記憶)
左縁上回(音韻のワーキングメモリ)など多数の領域が様々な言語要素の処理に関わる
言語中枢があるほうが優位半球 右利きは左脳が優位半球 言語機能の多くを処理
一方、韻律や談話の処理は、右半球 複数の領域が関わり
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚 五感を通し感性・感覚を司り、
瞬時に直感的かつ総合的に外部情報を認識判断す
トランペットなどの金管楽器の音を聞く時は右脳が活発
琴や尺八など和製楽器の音を聞く時は左脳が活発になる。
と たのしい演劇の日々
2021年04月23日
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 12
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 12
概念形成 対象から概念を作り出す際の脳内情報処理過程
概念形成は広範囲の多感覚野が関与し 入力を1つの事象として統合処理する
概念学習で生じる脳活動の変化には皮質や基底核等の複数の領域が関与
腹側経路の物体認知に関わる脳 モノクロ写真への命名課題に活発
右上側頭回 防錘状回 異なるカテゴリー(特に動物と道具)に特徴的な活動
腹側後頭側頭皮質 (様々なカテゴリーの写真を示す単語を手掛かりに対象の大きさを判断)において
健常者は視覚を用いた課題の遂行時に活動
先天盲者は聴覚を用いた課題の遂行時に活動
数・量の概念に対するヒト脳内情報処理
頭頂間溝などの後部頭頂皮質の役割が最も強い
数・量に関わらず、大きさmagnitudeには共通の神経基盤が関与す
計算内容の違い(足し算、引き算、掛け算)により活動部位は異なる
正確な数的処理には特殊性あり
正確で離散的処理能力
上・下頭頂小葉 計算を必要としない課題(数の比較等) で活発に活動
上・下頭頂小葉 中・上前頭回などの前頭前野 楔前部Precuneus(感覚情報ベースの身体マップ)
計算を必要とする課題
左腹側運動前野 連続した刺激を正確にカウンティング
左角回 正確な計算
両側の頭頂葉 概算 に活動がみられる
と たのしい演劇の日々
概念形成 対象から概念を作り出す際の脳内情報処理過程
概念形成は広範囲の多感覚野が関与し 入力を1つの事象として統合処理する
概念学習で生じる脳活動の変化には皮質や基底核等の複数の領域が関与
腹側経路の物体認知に関わる脳 モノクロ写真への命名課題に活発
右上側頭回 防錘状回 異なるカテゴリー(特に動物と道具)に特徴的な活動
腹側後頭側頭皮質 (様々なカテゴリーの写真を示す単語を手掛かりに対象の大きさを判断)において
健常者は視覚を用いた課題の遂行時に活動
先天盲者は聴覚を用いた課題の遂行時に活動
数・量の概念に対するヒト脳内情報処理
頭頂間溝などの後部頭頂皮質の役割が最も強い
数・量に関わらず、大きさmagnitudeには共通の神経基盤が関与す
計算内容の違い(足し算、引き算、掛け算)により活動部位は異なる
正確な数的処理には特殊性あり
正確で離散的処理能力
上・下頭頂小葉 計算を必要としない課題(数の比較等) で活発に活動
上・下頭頂小葉 中・上前頭回などの前頭前野 楔前部Precuneus(感覚情報ベースの身体マップ)
計算を必要とする課題
左腹側運動前野 連続した刺激を正確にカウンティング
左角回 正確な計算
両側の頭頂葉 概算 に活動がみられる
と たのしい演劇の日々
2021年04月22日
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 11
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 11
語彙mental lexicon 脳内に記憶された語に関する知識の総体
音声的語彙処理
単語の聴覚的表象はウェルニッケ野に保持される
人名は左側頭極
動物名は左下側頭回
道具名は左後部下側頭回 と後頭頭長側頭接合部
動詞はブローカ野 左前頭葉
視覚的語彙処理
2種類の単語の読み
全語読みwhole-word reading :
語彙情報へアクセスし音素に変換する
視覚性単語形状領域visual word form area 左紡錘状回 単語文字列を選択的に応答す
前部に行くほど単語に対する選択性が強くなる
音声読みphonetic reading :
非単語を読むとき語彙情報を介さず 書記素‐音素対応規則
grapheme-phoneme correspondence rule に従い文字列を音素に変換する
左縁上回 左上側頭回 左下前頭回 (ブローカ野) にて書記素‐音素の変換
言葉の意味の脳内ネットワーク
1.単語の意味は脳内感覚・運動システムでの過去経験表象が再活性化されることで理解される
例えば 動作動詞の理解は運動システムを駆動し実現
身体部位動作を表す動詞(例.噛む、蹴る)を読むとき
それらの各身体部位(例.顏、脚)を制御する運動野領域が活動す
2.運動.感覚モダリティmodality(種類) に非依存抽象化された意味知識が脳内に組織されている
単語の意味は左側頭葉 左頭頂葉 左前頭前野の
モダリティ非依存神経システムにおいて理解される
モダリティに依存しない意味情報のハブが側頭葉前部にある
と たのしい演劇の日々
語彙mental lexicon 脳内に記憶された語に関する知識の総体
音声的語彙処理
単語の聴覚的表象はウェルニッケ野に保持される
人名は左側頭極
動物名は左下側頭回
道具名は左後部下側頭回 と後頭頭長側頭接合部
動詞はブローカ野 左前頭葉
視覚的語彙処理
2種類の単語の読み
全語読みwhole-word reading :
語彙情報へアクセスし音素に変換する
視覚性単語形状領域visual word form area 左紡錘状回 単語文字列を選択的に応答す
前部に行くほど単語に対する選択性が強くなる
音声読みphonetic reading :
非単語を読むとき語彙情報を介さず 書記素‐音素対応規則
grapheme-phoneme correspondence rule に従い文字列を音素に変換する
左縁上回 左上側頭回 左下前頭回 (ブローカ野) にて書記素‐音素の変換
言葉の意味の脳内ネットワーク
1.単語の意味は脳内感覚・運動システムでの過去経験表象が再活性化されることで理解される
例えば 動作動詞の理解は運動システムを駆動し実現
身体部位動作を表す動詞(例.噛む、蹴る)を読むとき
それらの各身体部位(例.顏、脚)を制御する運動野領域が活動す
2.運動.感覚モダリティmodality(種類) に非依存抽象化された意味知識が脳内に組織されている
単語の意味は左側頭葉 左頭頂葉 左前頭前野の
モダリティ非依存神経システムにおいて理解される
モダリティに依存しない意味情報のハブが側頭葉前部にある
と たのしい演劇の日々
2021年04月21日
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 10
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 10
記憶の固定化: 短期記憶から長期記憶への位相過程
記憶の固定化機構(遺伝子発現.タンパク質合成)が、長期記憶回路を細胞選択的に形成する
短期記憶の形成には、脳神経細胞内の既存タンパク質、
特に神経伝達に関与する神経伝達物質イオンチャンネル型受容体型.
情報伝達に関わる酵素群の修飾.一過的活性の変化が重要
短期から長期記憶への固定化には、学習後 脳内で誘導される新規遺伝子発現
引き続き起こるタンパク質合成が必要
条件刺激(CS.文脈(空間情報や経験))情報の獲得は海馬
無条件刺激(US)(CS+US連合情報)の獲得は
扁桃体規定外側核basolatetral amygdala.BLAでのタンパク質合成が必要
cAMP依存性たんぱく質キナーゼ/PKAやCa2+カリモジュリン依存性たんぱく質キナーゼ/CaMKIVは、
神経細胞の活性に呼応し活性化、転写因子CREBにリン酸化修飾を施し活性化させることで、
長期記憶形成に必要な遺伝子群の発現を誘導
転写因子CREBの活性により誘導される最初期遺伝子(遺伝子c-fos. arc)は、
次期ステップの転写や神経細胞の可塑的変化に関わる
学習時に活性化し遺伝子c-fos. arcを発現した記憶痕跡細胞群engram cellsに記憶が蓄えられる。
遺伝子発現やタンパク質合成の開始は長期記憶誘導の閾値、
学習時に閾値を超える入力が一部の細胞に入ることで記憶痕跡が形成され長期記憶が獲得される
長期増強(long-term potentiation.LTP :神経細胞間シナプス伝達効率長期的上昇現象
神経細胞間伝達を行うシナプスの構造.機能が変化することで特定神経回路で長期増強が誘導され、
長期記憶の回路ができる
学習時入力により活性化した一群の神経細胞間のシナプスでLTPが誘導される
LTPの誘導にNメチル-D-アスパラギン酸(NMDA) 型グルタミン酸受容体の活性が必要
長期記憶の形成もNMDA型グルタミン酸受容体の活性に依存
NMDA型グルタミン酸受容体の活性化が、
LTPの長期維持(L-LTPの誘導)や
CREB(記憶の固定化に必要)の活性化とそれにより誘導される一連の遺伝子発現へと続く反応 の引き金
L-LTP誘導には、シナプスで情報伝達を担う
a-アミノ- アミノ-3-ヒドロキシン-5-メチル-4-イソオキサゾールプロピオン酸(AMPA)型グルタミン酸受容体(AMPA型グルタミン酸受容体)も、’新規タンパク質合成依存的に’ 発現誘導されることが必要
学習に伴い出現する記憶痕跡細胞中でもAMPA型受容体の発現とシナプスへの組み込みは、
新規タンパク質合成依存的に起こる
長期記憶の長期間の維持
学習後 複数回の遺伝子発現上昇が必要
脳由来神経栄養因子(brain-derived neurotrophic factor.BDNF)遺伝子の発現
最初期遺伝子の一つarc遺伝子 の発現
後期固定化段階が、記憶想起無しに自発的に起こる
海馬は記憶を一時的に保存する部位、
時間経過とともに記憶の責任領域は海馬から他の脳領域(大脳皮質) に変遷す
海馬の神経新生 促進.抑制により海馬からの記憶移行に時間差あり
海馬が常に新たな記憶獲得能を保持するために、
古い記憶を他の脳領域に移行させるシステムの固定化が必要か?
些細な出来事と鮮烈な出来事が短い間隔で生じた場合、
本来忘却される些細な経験(短期記憶)が長期記憶へと固定化される
行動タグ:動物に備わる記憶固定化の変法。
行動タグは シナプスタグ機構を行動レベルで模倣する現象
シナプスタグ機構は、L-LTPの入力特異性(神経可塑性関連遺伝子群(plasticity-related proteins. PRPs)のリクルート/ハイジャックを経て安定化) を保証し 記憶を正確に脳内に保存する仕組み
と たのしい演劇の日々
記憶の固定化: 短期記憶から長期記憶への位相過程
記憶の固定化機構(遺伝子発現.タンパク質合成)が、長期記憶回路を細胞選択的に形成する
短期記憶の形成には、脳神経細胞内の既存タンパク質、
特に神経伝達に関与する神経伝達物質イオンチャンネル型受容体型.
情報伝達に関わる酵素群の修飾.一過的活性の変化が重要
短期から長期記憶への固定化には、学習後 脳内で誘導される新規遺伝子発現
引き続き起こるタンパク質合成が必要
条件刺激(CS.文脈(空間情報や経験))情報の獲得は海馬
無条件刺激(US)(CS+US連合情報)の獲得は
扁桃体規定外側核basolatetral amygdala.BLAでのタンパク質合成が必要
cAMP依存性たんぱく質キナーゼ/PKAやCa2+カリモジュリン依存性たんぱく質キナーゼ/CaMKIVは、
神経細胞の活性に呼応し活性化、転写因子CREBにリン酸化修飾を施し活性化させることで、
長期記憶形成に必要な遺伝子群の発現を誘導
転写因子CREBの活性により誘導される最初期遺伝子(遺伝子c-fos. arc)は、
次期ステップの転写や神経細胞の可塑的変化に関わる
学習時に活性化し遺伝子c-fos. arcを発現した記憶痕跡細胞群engram cellsに記憶が蓄えられる。
遺伝子発現やタンパク質合成の開始は長期記憶誘導の閾値、
学習時に閾値を超える入力が一部の細胞に入ることで記憶痕跡が形成され長期記憶が獲得される
長期増強(long-term potentiation.LTP :神経細胞間シナプス伝達効率長期的上昇現象
神経細胞間伝達を行うシナプスの構造.機能が変化することで特定神経回路で長期増強が誘導され、
長期記憶の回路ができる
学習時入力により活性化した一群の神経細胞間のシナプスでLTPが誘導される
LTPの誘導にNメチル-D-アスパラギン酸(NMDA) 型グルタミン酸受容体の活性が必要
長期記憶の形成もNMDA型グルタミン酸受容体の活性に依存
NMDA型グルタミン酸受容体の活性化が、
LTPの長期維持(L-LTPの誘導)や
CREB(記憶の固定化に必要)の活性化とそれにより誘導される一連の遺伝子発現へと続く反応 の引き金
L-LTP誘導には、シナプスで情報伝達を担う
a-アミノ- アミノ-3-ヒドロキシン-5-メチル-4-イソオキサゾールプロピオン酸(AMPA)型グルタミン酸受容体(AMPA型グルタミン酸受容体)も、’新規タンパク質合成依存的に’ 発現誘導されることが必要
学習に伴い出現する記憶痕跡細胞中でもAMPA型受容体の発現とシナプスへの組み込みは、
新規タンパク質合成依存的に起こる
長期記憶の長期間の維持
学習後 複数回の遺伝子発現上昇が必要
脳由来神経栄養因子(brain-derived neurotrophic factor.BDNF)遺伝子の発現
最初期遺伝子の一つarc遺伝子 の発現
後期固定化段階が、記憶想起無しに自発的に起こる
海馬は記憶を一時的に保存する部位、
時間経過とともに記憶の責任領域は海馬から他の脳領域(大脳皮質) に変遷す
海馬の神経新生 促進.抑制により海馬からの記憶移行に時間差あり
海馬が常に新たな記憶獲得能を保持するために、
古い記憶を他の脳領域に移行させるシステムの固定化が必要か?
些細な出来事と鮮烈な出来事が短い間隔で生じた場合、
本来忘却される些細な経験(短期記憶)が長期記憶へと固定化される
行動タグ:動物に備わる記憶固定化の変法。
行動タグは シナプスタグ機構を行動レベルで模倣する現象
シナプスタグ機構は、L-LTPの入力特異性(神経可塑性関連遺伝子群(plasticity-related proteins. PRPs)のリクルート/ハイジャックを経て安定化) を保証し 記憶を正確に脳内に保存する仕組み
と たのしい演劇の日々
2021年04月18日
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 09
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 09
量子の哲学的考察
認識/知覚が世界を構成する
過去の時空と事件について正当に語り得るとは、”過去.現在において如何なる測定を行うか”
に関する我々の選択に依存す。
光子が光子検出器によって位置測定を行われた瞬間に、
光子の それ以前の過去の可能な履歴も
また同時に制作されたかのような結果が得られる(量子のもつれ)。
John Archibald Wheeler (1911 – 2008) は、この実験を宇宙的規模にまで拡大し、
宇宙の始まりのころまでに溯る過去の不確定性を示す思考実験を考察
『過去がそのすべての詳細にいたるまで《既に存在している》と考えることは誤り』と結論。
不確定性原理の適用範囲を未来にのみ制限するのではなく過去にも拡張することは、
この原理の解釈に変更をもたらすことになるであろう。
Werner Heisenberg 1901 – 1976 ) の不確定性原理は不等式として提出されたことから明らかなように、
不確定性は単に現在における物理量の同時的な測定の可能性の概念のみ。
しかし、記録として残っていない過去の不確定性は、測定可能性ではなく、
過去の記録 現在の選択と両立可能な物理系の履歴の定義の可能性とかかわりをもつ。
そして、このような過去の履歴がただ一つには定まらず、
現在における実験家の選択的行為に依存するということが、過去の不確定性という概念の意味。
このように過去の履歴が現在において制作されるとは、
量子系の一体不可分性という事柄の自然な一帰結。
それは、遡及因果性retroーactive causality(確定した過去時間を溯って変化させる)ではく、
先進波advanced wave(未来から過去へと伝播)する 物理的過程の含意ではない。
時間の座標的な分析 と 生成論的分析 を混同する見解の放棄に外ならない。
この二つの分析を分け 同時に、単一描像として統合することはできない という事を承認する
『過去の不確定性』と、『記録された過去の確定性(実験観測可能性の条件)』
という事態の両方を受容する それが鍵か。
と たのしい演劇の日々
量子の哲学的考察
認識/知覚が世界を構成する
過去の時空と事件について正当に語り得るとは、”過去.現在において如何なる測定を行うか”
に関する我々の選択に依存す。
光子が光子検出器によって位置測定を行われた瞬間に、
光子の それ以前の過去の可能な履歴も
また同時に制作されたかのような結果が得られる(量子のもつれ)。
John Archibald Wheeler (1911 – 2008) は、この実験を宇宙的規模にまで拡大し、
宇宙の始まりのころまでに溯る過去の不確定性を示す思考実験を考察
『過去がそのすべての詳細にいたるまで《既に存在している》と考えることは誤り』と結論。
不確定性原理の適用範囲を未来にのみ制限するのではなく過去にも拡張することは、
この原理の解釈に変更をもたらすことになるであろう。
Werner Heisenberg 1901 – 1976 ) の不確定性原理は不等式として提出されたことから明らかなように、
不確定性は単に現在における物理量の同時的な測定の可能性の概念のみ。
しかし、記録として残っていない過去の不確定性は、測定可能性ではなく、
過去の記録 現在の選択と両立可能な物理系の履歴の定義の可能性とかかわりをもつ。
そして、このような過去の履歴がただ一つには定まらず、
現在における実験家の選択的行為に依存するということが、過去の不確定性という概念の意味。
このように過去の履歴が現在において制作されるとは、
量子系の一体不可分性という事柄の自然な一帰結。
それは、遡及因果性retroーactive causality(確定した過去時間を溯って変化させる)ではく、
先進波advanced wave(未来から過去へと伝播)する 物理的過程の含意ではない。
時間の座標的な分析 と 生成論的分析 を混同する見解の放棄に外ならない。
この二つの分析を分け 同時に、単一描像として統合することはできない という事を承認する
『過去の不確定性』と、『記録された過去の確定性(実験観測可能性の条件)』
という事態の両方を受容する それが鍵か。
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と たのしい演劇の日々
2021年04月16日
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 08
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 08
言語中枢
ブローカ野 ブロードマン 44野の腹側と背側 .45野の前側と後側
統辞(文法)構造の階層的な処理
ウェルニッケ野 ブロードマン 22野後部
言語理解を司る感覚性言語中枢
音韻理解(左ヘッシェル回から上側頭回後部 )
言語処理ネットワーク弓状束arcuate fasciculus ブローカ野とウェルニッケ野を結ぶ神経経路
言語産出をつかさどる領域と理解をつかさどる領域を接続
左角回 (ブロードマン39野) と左縁上回 (ブロードマン40野)
語彙.意味処理に関連、音声情報.語彙意味情報との統合
小脳 視床 大脳基底核の一部は 言語処理に関係
左紡錘状回の視覚性単語形状領野visual word form area: VWFA は
読字に特異的に関わる領域
紡錘状回を含む側頭後頭皮質の腹側部は 視覚処理を担う
右利きは 言語機能の多くが大脳皮質の左半球で処理される
右ブローカ野 韻律 (prosody)に関連
右半球の複数の領域 談話 (discourse) の処理 ユーモア.皮肉、比喩の理解に関連
海馬 記憶と想起に重要な部位
内側側頭葉(海馬のすぐ外側に 連想は保持されている
左側頭葉は 連想 に関連
側頭極 ブロードマン38野 人物連想想起に、
下側頭回の前方 ブロードマン20野 動物 、
下側頭回の後方 ブロードマン20野 道具はの関与
外側の側頭葉 名称に関する知識(意味記憶)を蓄積
内側の側頭葉 エピソード記憶の保持に関与
海馬 内側側頭葉、頭頂葉、前頭前野、後頭葉は
組み合わせ語 の連想 感情喚起を伴う場合 より活発化
左中側頭回後方 は
ネガティブな連想 記憶と想起に 意味記憶(意味変調) の処理
と たのしい演劇の日々
言語中枢
ブローカ野 ブロードマン 44野の腹側と背側 .45野の前側と後側
統辞(文法)構造の階層的な処理
ウェルニッケ野 ブロードマン 22野後部
言語理解を司る感覚性言語中枢
音韻理解(左ヘッシェル回から上側頭回後部 )
言語処理ネットワーク弓状束arcuate fasciculus ブローカ野とウェルニッケ野を結ぶ神経経路
言語産出をつかさどる領域と理解をつかさどる領域を接続
左角回 (ブロードマン39野) と左縁上回 (ブロードマン40野)
語彙.意味処理に関連、音声情報.語彙意味情報との統合
小脳 視床 大脳基底核の一部は 言語処理に関係
左紡錘状回の視覚性単語形状領野visual word form area: VWFA は
読字に特異的に関わる領域
紡錘状回を含む側頭後頭皮質の腹側部は 視覚処理を担う
右利きは 言語機能の多くが大脳皮質の左半球で処理される
右ブローカ野 韻律 (prosody)に関連
右半球の複数の領域 談話 (discourse) の処理 ユーモア.皮肉、比喩の理解に関連
海馬 記憶と想起に重要な部位
内側側頭葉(海馬のすぐ外側に 連想は保持されている
左側頭葉は 連想 に関連
側頭極 ブロードマン38野 人物連想想起に、
下側頭回の前方 ブロードマン20野 動物 、
下側頭回の後方 ブロードマン20野 道具はの関与
外側の側頭葉 名称に関する知識(意味記憶)を蓄積
内側の側頭葉 エピソード記憶の保持に関与
海馬 内側側頭葉、頭頂葉、前頭前野、後頭葉は
組み合わせ語 の連想 感情喚起を伴う場合 より活発化
左中側頭回後方 は
ネガティブな連想 記憶と想起に 意味記憶(意味変調) の処理
情動と言語・芸術 認知・表現の脳内メカニズム (情動学シリーズ 10) [ 川畑秀明 ] 価格:3,300円 |
と たのしい演劇の日々
2021年04月14日
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 07
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 07
言語は、ヒトが音声や文字を用いて思想・感情・意志などを伝達するために用いる記号体系
脳科学が対象とする言語
イメージング研究
意味処理に関与する部位 左半球68% 右半球32%
一般的な意味処理general semantic processing は
大脳左半球の3領域
後方連合皮質(多種感覚の統合) 前頭前皮質(多種感覚の統合) 内側辺縁領域 と
そこに属す7部位
(下頭頂葉後方、中側頭回、紡錘状回と海馬傍回、下前頭回、背内側前頭前野、
腹内側前頭前野、後帯状回)が重要な役割を果たす メタ分析meta-analysis より
後方の連合皮質posterior heteromodal association cortex :多種感覚の統合
左下頭頂葉後方posterior inferior parietal lobe; temporo-parietal junction, TPJ
文.文脈理解、問題解決、計画立案など、概念組み合わせ
左中側頭回middle temporal gyrus, MTG
物その属性に関する概念情報蓄積
ことばの知覚や音韻処理 (神経心理学は上側頭回を言語理解/意味の検索の中心とする)
左紡錘状回fusiform gyrus
物の視覚的属性に関する内的知識の検索
左海馬傍回parahippocampal gyrus)
外側の意味記憶と内側のエピソード記憶を仲介
前頭前皮質heteromodal prefrontal cortex: 多種感覚の統合
左下前頭回inferior frontal gyrus, IFG 意味処理 音韻処理 文法処理
44野は音韻処理 45.44野は文法処理 47.45野は意味処理
左背内側前頭前野dorsomedial prefrontal cortex, dmPFC
動き、注意、動機づけ制御
前方吻側内側前頭皮質arMFC/anterior rostral medial frontal cortex
「心の理論mentalizing」他者の心的状態の推定inferences of other's mental states
後方吻側内側前頭皮質prMFC/posterior rostral medial frontal cortex
不整合 間違いの監視
左腹内側前頭前野ventromedial prefrontal cortex, vmPFC
動機づけ、感情、報酬の処理 概念に絡む情動の処理
内側辺縁領域medial limbic regions
左後帯状回(posterior cingulate gyrus
エピソード記憶や空間視覚に関する記憶に関与
未来の行動の参考となり得る過去経験の記録
右下前頭回 比喩理解(語用論)に関与
右半球(?) 研究報告に多様性 皮肉理解
尾状核や扁桃体(皮質下領域) 比喩理解. 皮肉理解に関与
言語中枢として 環シルビウス溝言語領域
(左下頭頂葉後方(情報統合や内的知識の検索)と
左下前頭回(音韻・文法・意味処理))
意味論的な情報の充填 環・環シルビウス溝言語領域
(左中側頭回、左紡錘状回と左海馬傍回 意味記憶とエピソード記憶に関与
語用論的な情報の充填
(左背内側前頭前野、 左腹内側前頭前野、 左後帯状回
注意や動機づけの制御、感情や報酬処理、エピソード記憶の記録
右半球言語領域 皮質下領域も関与かも?
と たのしい演劇の日々
言語は、ヒトが音声や文字を用いて思想・感情・意志などを伝達するために用いる記号体系
脳科学が対象とする言語
イメージング研究
意味処理に関与する部位 左半球68% 右半球32%
一般的な意味処理general semantic processing は
大脳左半球の3領域
後方連合皮質(多種感覚の統合) 前頭前皮質(多種感覚の統合) 内側辺縁領域 と
そこに属す7部位
(下頭頂葉後方、中側頭回、紡錘状回と海馬傍回、下前頭回、背内側前頭前野、
腹内側前頭前野、後帯状回)が重要な役割を果たす メタ分析meta-analysis より
後方の連合皮質posterior heteromodal association cortex :多種感覚の統合
左下頭頂葉後方posterior inferior parietal lobe; temporo-parietal junction, TPJ
文.文脈理解、問題解決、計画立案など、概念組み合わせ
左中側頭回middle temporal gyrus, MTG
物その属性に関する概念情報蓄積
ことばの知覚や音韻処理 (神経心理学は上側頭回を言語理解/意味の検索の中心とする)
左紡錘状回fusiform gyrus
物の視覚的属性に関する内的知識の検索
左海馬傍回parahippocampal gyrus)
外側の意味記憶と内側のエピソード記憶を仲介
前頭前皮質heteromodal prefrontal cortex: 多種感覚の統合
左下前頭回inferior frontal gyrus, IFG 意味処理 音韻処理 文法処理
44野は音韻処理 45.44野は文法処理 47.45野は意味処理
左背内側前頭前野dorsomedial prefrontal cortex, dmPFC
動き、注意、動機づけ制御
前方吻側内側前頭皮質arMFC/anterior rostral medial frontal cortex
「心の理論mentalizing」他者の心的状態の推定inferences of other's mental states
後方吻側内側前頭皮質prMFC/posterior rostral medial frontal cortex
不整合 間違いの監視
左腹内側前頭前野ventromedial prefrontal cortex, vmPFC
動機づけ、感情、報酬の処理 概念に絡む情動の処理
内側辺縁領域medial limbic regions
左後帯状回(posterior cingulate gyrus
エピソード記憶や空間視覚に関する記憶に関与
未来の行動の参考となり得る過去経験の記録
右下前頭回 比喩理解(語用論)に関与
右半球(?) 研究報告に多様性 皮肉理解
尾状核や扁桃体(皮質下領域) 比喩理解. 皮肉理解に関与
言語中枢として 環シルビウス溝言語領域
(左下頭頂葉後方(情報統合や内的知識の検索)と
左下前頭回(音韻・文法・意味処理))
意味論的な情報の充填 環・環シルビウス溝言語領域
(左中側頭回、左紡錘状回と左海馬傍回 意味記憶とエピソード記憶に関与
語用論的な情報の充填
(左背内側前頭前野、 左腹内側前頭前野、 左後帯状回
注意や動機づけの制御、感情や報酬処理、エピソード記憶の記録
右半球言語領域 皮質下領域も関与かも?
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と たのしい演劇の日々
2021年04月13日
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 06
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 06
言語は、ヒが音声や文字を用いて思想・感情・意志などを伝達するために用いる記号体系
脳科学が対象とする言語
言語学 : ヒトが使用する言語を客観的に記述し説明す
音韻論:音声の機能
形態論:語を構成する仕組み
統語論:語が文を構成する仕組
意味論:語、句、文などの言語表現が表す意味
語用論:言語表現とその使用者(話し手、聞き手、書き手、読み手)や文脈との関係
言語的モデル
生成文法generative grammar :生得的に言語の初期状態普遍文法(universal grammar, UG)を
備えていると仮定
認知言語学cognitive linguistics :ことばの意味は使用を通してあらわれる
動的概念構成conceptualization という仮説
言葉の実体(究明認知意味論cognitive semantics )研究
関連性理論relevance theory:情報属性(認知効果(関連性)と処理労力のバランス)を手掛かりに、
聞き手は「話し手が伝えたいと思い/意図」を推論している とする
ことばの鎖speech chainの循環構造 :言語コミュニケーションにおける一連の流れ
話し手/言語産出speech production相 の
言語学レベルlinguistic levelと生理学レベルphysiological levelから、音響学レベルacoustic levelを経て、
聞き手言語理解perception相の生理学レベルと言語学レベルに至る
意味付け論sense making theory :複数の会話の参加者の情況mental statesは
コトバ(音声.空気の振動 文字.インクの染み) を介しての相互作用 とする
神経心理学: 言語処理に関与する脳の 解明
環シルビウス溝言語領域perisylvian speech zone:
音声系列の処理には 言語野(ブローカ野とウェルニッケ野)、および両者をつなぐ弓状束
発話などの中枢は 左下前頭回(44野と45野、ブローカ野)
言語理解の中枢は 左上側頭回から角回のあたり(22野、ウェルニッケ野)
環・環シルビウス溝言語領域peri-perisylvian speech zone:
音声系列への言語的意味の充填 には 環シルビウス溝言語領域の周りの側頭葉、頭頂葉、前頭葉を含み、
その活動には補足運動野や視床も加わる
語義理解 いは 左中下側頭回
固有名詞の回収 には左側頭葉前方
会話の開始および維持に 補足運動野
語彙を長期記憶から呼びだして文に組み込む 視床
右半球言語領域right hemisphere language zone:
状況に応じた言語使用、比喩、談話主題の維持、言語による情動表現など、語用論において重要
ウェルニッケ=ゲシュビント・モデル :
聞き手/読み手として言語理解をしてから、話し手/書き手として言語産出をするまでをモデル化
言語理解の相と言語産出の相をつなぐ
環シルビウス溝言語領域における活動
(言語学における音韻論、形態論、と統語論の神経基盤、言語中枢) の モデル化 と
環・環シルビウス溝言語領域の (意味論的な情報)の充填、
右半球言語領域の(語用論的な情報)の充填
話し言葉は
耳で知覚 視床の内側膝状体を経由、大脳皮質の上側頭回にある一次聴覚野へ情報入力、
言語中枢/ウェルニッケ野から弓状束を通りブローカ野に至る領域で理解と産出、
一次運動野から口を制御し発話す
書き言葉は
目で知覚、視床の外側膝状体を経由し、大脳皮質の後頭葉にある一次視覚野へ情報入力、
側頭頭頂接合部にある角回を経由し、言語中枢で理解と産出、一次運動野から手を制御し文字を記す経路
と たのしい演劇の日々
言語は、ヒが音声や文字を用いて思想・感情・意志などを伝達するために用いる記号体系
脳科学が対象とする言語
言語学 : ヒトが使用する言語を客観的に記述し説明す
音韻論:音声の機能
形態論:語を構成する仕組み
統語論:語が文を構成する仕組
意味論:語、句、文などの言語表現が表す意味
語用論:言語表現とその使用者(話し手、聞き手、書き手、読み手)や文脈との関係
言語的モデル
生成文法generative grammar :生得的に言語の初期状態普遍文法(universal grammar, UG)を
備えていると仮定
認知言語学cognitive linguistics :ことばの意味は使用を通してあらわれる
動的概念構成conceptualization という仮説
言葉の実体(究明認知意味論cognitive semantics )研究
関連性理論relevance theory:情報属性(認知効果(関連性)と処理労力のバランス)を手掛かりに、
聞き手は「話し手が伝えたいと思い/意図」を推論している とする
ことばの鎖speech chainの循環構造 :言語コミュニケーションにおける一連の流れ
話し手/言語産出speech production相 の
言語学レベルlinguistic levelと生理学レベルphysiological levelから、音響学レベルacoustic levelを経て、
聞き手言語理解perception相の生理学レベルと言語学レベルに至る
意味付け論sense making theory :複数の会話の参加者の情況mental statesは
コトバ(音声.空気の振動 文字.インクの染み) を介しての相互作用 とする
神経心理学: 言語処理に関与する脳の 解明
環シルビウス溝言語領域perisylvian speech zone:
音声系列の処理には 言語野(ブローカ野とウェルニッケ野)、および両者をつなぐ弓状束
発話などの中枢は 左下前頭回(44野と45野、ブローカ野)
言語理解の中枢は 左上側頭回から角回のあたり(22野、ウェルニッケ野)
環・環シルビウス溝言語領域peri-perisylvian speech zone:
音声系列への言語的意味の充填 には 環シルビウス溝言語領域の周りの側頭葉、頭頂葉、前頭葉を含み、
その活動には補足運動野や視床も加わる
語義理解 いは 左中下側頭回
固有名詞の回収 には左側頭葉前方
会話の開始および維持に 補足運動野
語彙を長期記憶から呼びだして文に組み込む 視床
右半球言語領域right hemisphere language zone:
状況に応じた言語使用、比喩、談話主題の維持、言語による情動表現など、語用論において重要
ウェルニッケ=ゲシュビント・モデル :
聞き手/読み手として言語理解をしてから、話し手/書き手として言語産出をするまでをモデル化
言語理解の相と言語産出の相をつなぐ
環シルビウス溝言語領域における活動
(言語学における音韻論、形態論、と統語論の神経基盤、言語中枢) の モデル化 と
環・環シルビウス溝言語領域の (意味論的な情報)の充填、
右半球言語領域の(語用論的な情報)の充填
話し言葉は
耳で知覚 視床の内側膝状体を経由、大脳皮質の上側頭回にある一次聴覚野へ情報入力、
言語中枢/ウェルニッケ野から弓状束を通りブローカ野に至る領域で理解と産出、
一次運動野から口を制御し発話す
書き言葉は
目で知覚、視床の外側膝状体を経由し、大脳皮質の後頭葉にある一次視覚野へ情報入力、
側頭頭頂接合部にある角回を経由し、言語中枢で理解と産出、一次運動野から手を制御し文字を記す経路
価格:3,850円 |
と たのしい演劇の日々
2021年04月01日
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 05
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 05
知覚の区分
知覚を内部 proprioceptionと 外部exteroceptionに分類。
感覚システム、感触の2区分
感覚sensationと知覚perception の関連分野、
特に精神物理学psychophysics、神経生物学neurobiology、認知心理学cognitive psychology、
認知科学cognitive science
感覚モダリティ/種類sensory modality 感覚情報をエンコードまたは変換する方法。
マルチモダリティ異種感覚統合multimodalityさまざまな感覚を統一された1つの知覚体験に統合
高次の情報(認知cognition、行動behavior、思考thught形成)に変換される 。
知覚の哲学は主に外受容exteroception を考察す。
外部受容exteroception
特殊感覚 :視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚を介し、外界の対象の性質、形態、関係 を知覚す。
特殊神経エネルギー仮説 :感覚作用の性質は特定な受容器の興奮の性質であり、相互に独立
知覚は、感覚を(知覚者の内部過程で)間接的に加工(推論、演繹、統合など)して得られる
経験主義心理学 は 学習、あるいは連合が知覚の唯一の体制化原理 とし
ゲシュタルト心理学 は 脳内の自律的な「場の力」が知覚の体制化の原理 とす
J.J. Gibson の見解 知覚は 見る、聴く、嗅ぐ、味わう、触ることで獲得する能動的情報
諸感覚器官と神経系を基盤とした 知覚システム(基礎定位、聴覚、触覚、味覚−嗅覚、視覚)を構成
直接知覚: 知覚組織への神経入力は、身体と環境との相互作用により入力段階で既に組織されている
脳内で改めて連合形成 記憶照合をする必要はない
Merleau-Ponty の見解 知覚の能動性 身体と環境との相互作用
感覚を通じて環境と能動的に交流 情報を交換 する共存の体験
世界(対象)を知覚するとは
「どこからかみること(観察)」普遍的な視点はない、私の位置「ここ(観察者)」である
異種感覚間の相互作用 :大脳皮質を対象とした生理学、認知科学の研究 によれば
大脳皮質連合野において、視覚と体性感覚、視覚と聴覚 前庭覚情報等 異種感覚の統合が起こる
統合された感覚は、高次の情報となり
特定の感覚情報に依拠しない空間知覚 言語等 概念情報処理 情動 記憶情報の符号化に関連
頭頂連合野は大脳皮質の頭頂葉にあって、空間情報を処理する領域
外側溝内側に畳み込まれた島皮質は、
全感覚(体性感覚、特殊感覚(味覚、嗅覚、) 内臓感覚)の統合に関わる
島皮質は、情動、言語、身体知覚に基づいた自己意識に関わる
聴覚 :
音は外界から外耳に入力 中耳にある鼓膜、耳小骨を経由し 内耳の蝸牛管(内リンパ)を振動。
蝸牛管内部のコルチ器にある有毛細胞 は 振動を感受
蝸牛有毛細胞に分布する蝸牛神経の大部分は、蝸牛神経腹側核に入り、
同側もしくは対側の上オリーブ核、外側毛帯を通って下丘へ。
下丘のニューロンは、内側膝状体を経て、一次聴覚野へと至る。
平衡覚:
頭部の回転運動、姿勢変化の情報は、内耳にある半規管(前庭器)にある有毛細胞が感受。
前庭器に分布する前庭神経は、蝸牛神経とともに内耳神経を構成、
脳幹に入り、前庭神経核に至る。一部は、小脳に投射。
前庭神経核からは、脳幹内の眼筋運動核群や脊髄前角に出力を送り、
眼球や体幹、四肢における姿勢の変化を代償する運動制御に関わる(前庭反射)
と たのしい演劇の日々
知覚の区分
知覚を内部 proprioceptionと 外部exteroceptionに分類。
感覚システム、感触の2区分
感覚sensationと知覚perception の関連分野、
特に精神物理学psychophysics、神経生物学neurobiology、認知心理学cognitive psychology、
認知科学cognitive science
感覚モダリティ/種類sensory modality 感覚情報をエンコードまたは変換する方法。
マルチモダリティ異種感覚統合multimodalityさまざまな感覚を統一された1つの知覚体験に統合
高次の情報(認知cognition、行動behavior、思考thught形成)に変換される 。
知覚の哲学は主に外受容exteroception を考察す。
外部受容exteroception
特殊感覚 :視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚を介し、外界の対象の性質、形態、関係 を知覚す。
特殊神経エネルギー仮説 :感覚作用の性質は特定な受容器の興奮の性質であり、相互に独立
知覚は、感覚を(知覚者の内部過程で)間接的に加工(推論、演繹、統合など)して得られる
経験主義心理学 は 学習、あるいは連合が知覚の唯一の体制化原理 とし
ゲシュタルト心理学 は 脳内の自律的な「場の力」が知覚の体制化の原理 とす
J.J. Gibson の見解 知覚は 見る、聴く、嗅ぐ、味わう、触ることで獲得する能動的情報
諸感覚器官と神経系を基盤とした 知覚システム(基礎定位、聴覚、触覚、味覚−嗅覚、視覚)を構成
直接知覚: 知覚組織への神経入力は、身体と環境との相互作用により入力段階で既に組織されている
脳内で改めて連合形成 記憶照合をする必要はない
Merleau-Ponty の見解 知覚の能動性 身体と環境との相互作用
感覚を通じて環境と能動的に交流 情報を交換 する共存の体験
世界(対象)を知覚するとは
「どこからかみること(観察)」普遍的な視点はない、私の位置「ここ(観察者)」である
異種感覚間の相互作用 :大脳皮質を対象とした生理学、認知科学の研究 によれば
大脳皮質連合野において、視覚と体性感覚、視覚と聴覚 前庭覚情報等 異種感覚の統合が起こる
統合された感覚は、高次の情報となり
特定の感覚情報に依拠しない空間知覚 言語等 概念情報処理 情動 記憶情報の符号化に関連
頭頂連合野は大脳皮質の頭頂葉にあって、空間情報を処理する領域
外側溝内側に畳み込まれた島皮質は、
全感覚(体性感覚、特殊感覚(味覚、嗅覚、) 内臓感覚)の統合に関わる
島皮質は、情動、言語、身体知覚に基づいた自己意識に関わる
聴覚 :
音は外界から外耳に入力 中耳にある鼓膜、耳小骨を経由し 内耳の蝸牛管(内リンパ)を振動。
蝸牛管内部のコルチ器にある有毛細胞 は 振動を感受
蝸牛有毛細胞に分布する蝸牛神経の大部分は、蝸牛神経腹側核に入り、
同側もしくは対側の上オリーブ核、外側毛帯を通って下丘へ。
下丘のニューロンは、内側膝状体を経て、一次聴覚野へと至る。
平衡覚:
頭部の回転運動、姿勢変化の情報は、内耳にある半規管(前庭器)にある有毛細胞が感受。
前庭器に分布する前庭神経は、蝸牛神経とともに内耳神経を構成、
脳幹に入り、前庭神経核に至る。一部は、小脳に投射。
前庭神経核からは、脳幹内の眼筋運動核群や脊髄前角に出力を送り、
眼球や体幹、四肢における姿勢の変化を代償する運動制御に関わる(前庭反射)
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と たのしい演劇の日々