アフィリエイト広告を利用しています

2023年01月02日

堅固な本丸のなごり(小田原城)本丸東堀

今回は小田原城本丸についての話です。

<常盤木門>ときわぎもん
Castlegate-Odawara.JPG
こちらは本丸の虎口(出入り口)の常盤木門。本丸を出て先に進むと…

<常盤木橋>ときわぎばし
Odawarajo-Honmaru-bori.JPG
急斜面に設けられた石段が待っています。降りた先には、本丸堀を渡るための橋が架けられています

<本丸>
Odawara-Castle-Honmaruhori.JPG
下から見上げた本丸

<本丸と堀と橋>
Odawarajo-Honmaru-bori-Tokowagi-Hashi.JPG
横から撮影するとこんな感じです

付近に説明板がありましたので、のぞいてみました。

<説明板>
Odawara-Castle-Honmaru-bori- Explanation-board.JPG
説明文によれば、江戸時代の小田原城の本丸は堀で囲まれていて、この付近は本丸東堀と呼ぶようです。更に要約すると、東堀は幅20m以上の規模の水堀で、いまより5m以上の深さがあったと想定されているとのこと。

堀は今でも結構な深さで、本丸との高低差を実感しますが、城が現役の時はもっと深く掘り下げられていたわけですね。

<説明板拡大>
Odawaracastle-Honmaru-Bori- Explanation-Map.JPG
更に、本丸へ入るルートは2つしかなく、ともに橋を渡ってから城門を潜るという構造になっていました。

周囲は水堀で囲まれている上に高低差があり、更に出入りできる場所は2ヶ所のみ。厳重ですね。北条氏の居城だった頃の本丸はこことは異なりますので、この構造になったのは徳川家康が江戸へ移ったあとのこと。新たな戦に備えることは勿論ですが、近代の小田原城は、東海道を移動する将軍が宿泊する城でもありました。警備にそうとう気を使う必要があったことも事実ですね。

Odawara-Castle-Honmaruato.JPG
かつての水堀は埋められ、草花が植えられています

■訪問:小田原城本丸東堀
[神奈川県小田原市城内]3

■参考及び出典
現地説明板
(小田原城総合管理事務所)



お城巡りランキング
posted by Isuke at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 城跡[関東]
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11796130
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
記事ランキング
[アクセスランキング]
  1. 1. 上杉謙信の軍旗 毘沙門天と懸かり乱れ龍
  2. 2. 近世小田原城のなごり
  3. 3. 関東の連れ小便・政宗白装束の舞台 (石垣山城)
  4. 4. 刑場近くの橋のなごり 泪橋と思川
  5. 5. 金沢城のなごり
  6. 6. 火の玉不動 大宮宿の水路と刑場のなごり
  7. 7. 足柄城のなごり
  8. 8. 近藤勇ゆかりの地(米沢市)高国寺
  9. 9. 大石内蔵助 終焉の地 細川家下屋敷跡
  10. 10. 大多喜城のなごり
  11. 11. 高岡城のなごり
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
Isukeさんの画像
Isuke
もともとは無趣味の仕事人間。土日は家でゴロゴロ。本ブログは、そんな男が急に城跡巡りに目覚め、てくてくと歩き始めた記録です。
プロフィール
X (Twitter) Twitter-Isuke.JPG Isuke@shirononagori
最新記事

お城巡りランキングに参加中 [参加させて頂いた雑誌]

アクティブライフ・シリーズ009 クルマで行く 山城さんぽ 100【電子書籍】[ 交通タイムス社 ]

[当サイトお勧め本]

小説 上杉鷹山 全一冊 (集英社文庫(日本)) [ 童門 冬二 ]


感想(39件)