<常盤木門>ときわぎもん
こちらは本丸の虎口(出入り口)の常盤木門。本丸を出て先に進むと…
<常盤木橋>ときわぎばし
急斜面に設けられた石段が待っています。降りた先には、本丸堀を渡るための橋が架けられています
<本丸>
下から見上げた本丸
<本丸と堀と橋>
横から撮影するとこんな感じです
付近に説明板がありましたので、のぞいてみました。
<説明板>
説明文によれば、江戸時代の小田原城の本丸は堀で囲まれていて、この付近は本丸東堀と呼ぶようです。更に要約すると、東堀は幅20m以上の規模の水堀で、いまより5m以上の深さがあったと想定されているとのこと。
堀は今でも結構な深さで、本丸との高低差を実感しますが、城が現役の時はもっと深く掘り下げられていたわけですね。
<説明板拡大>
更に、本丸へ入るルートは2つしかなく、ともに橋を渡ってから城門を潜るという構造になっていました。
周囲は水堀で囲まれている上に高低差があり、更に出入りできる場所は2ヶ所のみ。厳重ですね。北条氏の居城だった頃の本丸はこことは異なりますので、この構造になったのは徳川家康が江戸へ移ったあとのこと。新たな戦に備えることは勿論ですが、近代の小田原城は、東海道を移動する将軍が宿泊する城でもありました。警備にそうとう気を使う必要があったことも事実ですね。
かつての水堀は埋められ、草花が植えられています
■訪問:小田原城本丸東堀
[神奈川県小田原市城内]3
■参考及び出典
現地説明板
(小田原城総合管理事務所)
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