どこかの石垣の石か?
説明板のタイトルで、これが黒船来航時に江戸幕府が築いた砲台(いわゆるお台場)の石だとすぐに分かりました。詳細については、港区教育委員会さんの丁寧な説明を以下に転記させて頂きます。
『お台場の石垣石
お台場(内海御台場)は、嘉永六年(一八五三)黒船来航により、幕府が急きょ築造した海上砲台です。未完を含め七基の台場のうち、国の史跡指定を受けた、第三と第六の二基を残して、その他は解体、埋め立てられました。
この石は、その時、第五台場(現・港南五丁目)から移されたといわれています。
伊豆周辺から運ばれた安山岩で側面には、約100年の間、波に洗われた跡をとどめています。
-文化財を大切にしましょう-』
お台場というと今ではすっかりレジャースポットとして有名ですが、もともとは砲台を設けた場所。ペリー来航後、再び来るであろう黒船を迎え撃つため、台場を築いて防衛拠点となりました。今でも砲台跡が残されていますが、それらは大半が解体された残りということですね。そして解体された第5台場の石垣の石が、こうして展示されている。
結果的には、お台場から黒船への砲撃はありませんでしたが、その当時として一大事であったことは伝わってきますね。
歴史を刻んだ石垣石。説明文を引用させて頂くと約百年のあいだ波に洗われた跡をとどめる石
第5台場のなごりです
ところで
なんでここなのか?ちょっと分かりませんでした。
場所は芝公園に隣接する港区立みなと図書館の道路沿いです。当ブログがきっかけで、足を止める人がいたら嬉しいです。
■訪問:みなと図書館
(お台場の石垣石)
[東京都港区芝公園]3丁目2-25
■参考及び出典
・Wikipedia:2022/3/19
・現地説明板
(港区教育委員会)
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