<浜松城の説明板>
出典は100%この説明板です!右側の『野面積み』については別途投稿させて頂きましたので、今回は左下の石の呼び名について。
<実物>
浜松城の石垣。石を加工しないで積み上げる野面積みです。適当に積んでるわけではなく、石それぞれに役割があります。
<説明板拡大>
分かりやすい!では説明板にそって微力ながら補足させて頂きます。
■天端石■てんばいし
絵図を見ての通りですね。石垣の最上部の石です。天面の端に置く石とも言えます。
■間 石■あいいし
石と石の隙間をうめるための小さな石のことです。
■積み石■
そのままですね
■飼 石■かいいし
積み石と積み石の間に入れ、安定させるための石です。ただ隙間をうめるというより、しかりと支える役割も担っています。介石と記される場合もあります。
■裏 込■うらこみ
石垣の裏側に積み込まれる小さな石を指します。裏込石、あるいは栗石(ぐりいし)とも呼ばれます。これは積み石を固定しながら、石垣内部の排水を促す効果があります。石垣には内部に水が溜まり過ぎると崩壊するリスクがあります。水はけをよくするための石垣の構造、そのための石とご理解下さい。
■根 石■ねいし
石垣の一番下の石です。最も下の段ですから、石垣の基礎となる部分です。地面を掘り下げて石が動かないように固定します。地盤が弱い場合(または単に強化したい場合)は、根石の更に下に木材(木杭や胴木)を用いて石を固定させたりします。
簡単ですが以上です。
私の説明は、城好きの間では一般的にそう言われているという程度に受け止めて下さい。よって、本格的な土木用語の定義とちょっと違っていたらお許し下さい。
お世話になりました
[出典元:浜松城説明板]
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