本日12月14日は赤穂浪士討ち入りの日
ということで
今回は米沢城本丸跡にある目立たない石碑をご紹介します。
誰も足を止めない石碑
場所は上杉家と関連する刀や甲冑が展示されている人気スポット・上杉神社稽照殿のすぐ近くです。
正直、現地ですらすらとは読めません。碑文の文字そのものは綺麗です。ただ光の関係で見えにくいのと、文そのものが難しい(私には)。キーワードを途切れ途切れに拾うと『元禄15年(1702)12月15日黎明・浅野内匠頭家臣数十人・吉良・本所邸・狼藉・急変不意・老中下知・上杉家の不幸後年に及ぶ・・・』などなどと。
吉良と上杉?
吉良上野介の正室は、米沢藩主の娘でした。そして赤穂浪士が実際に討ち入りの時には、上野介の実子が上杉家に養子入りして藩主となっていたのです。この石碑がどんなメッセージを込めて設けられたか分からないものの、赤穂事件について、上杉家側にもそうとう苦悩があったことは伝わってきますね。個人的には、吉良上野介の実子である上杉綱憲に対し、あまり良いイメージがありません。ただ、この人物を藩主として支えねばならなかった家臣団の苦悩、これはちょっと想像できます。碑文後半の『上杉家の不幸後年に及ぶ』が、全てを表しているような気がします。
当ブログがきっかけで、足を止めてくれる方がいたら嬉しいです。
■訪問:
赤穂事件殉難追悼碑
[山形県米沢市丸の内]
お城巡りランキング
2019年12月14日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9493780
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック