牛肉どまん中
<新幹線の車内にて>
価格:税込1,250円(本日現在)私の定番です。
最近はバラエティが増えましたが、基本である醤油味を買い求めています。
上杉ファンなので、東北を旅する時には必ずといってよいほど米沢に立ち寄ります。上杉家ゆかりの地。何度行っても飽きません。
<上杉神社にて>
ゆっくりと何泊もするような贅沢旅行なら良いのですが、休みも予算も限られる会社員の一人旅です。現地での時間は貴重。それでいて、現地らしい気分も味わいたい。牛肉どまん中は、そんな私に救いの手を差し伸べてくれる有難い駅弁なのです。
<米沢駅>
そもそも、簡単に米沢へ来れるようになったのは新幹線のおかげ。そして「牛肉どまん中」は、この山形新幹線開業と共に誕生した弁当なのです。米沢へ来るたびにお弁当を買い求める私は、すっかり製造者の販売戦略にはまっているわけですね。
<米沢駅ホーム>
駅では米沢牛がお出迎え
米沢で牛肉
本場という感じがしますよね
ただ・・・
実はこのお弁当に「米沢牛」は使われていないそうです。「米沢名物 牛肉どまん中」と聞くと錯覚しますが、米沢牛使用とはどこにも書いてません。
じゃダメなのか?
いいえ。OKです
美味しいから
神戸で焼き肉を食べて、ぜんぶ神戸牛だなんて思いませんよね。それと同じですね。絶妙のタレと適度に保たれた肉の脂の融合、そして美味しいお米。もうそれで満足です。
<パッケージ上部>
ところで、パッケージ上部のシルバーの部分。ここだけ妙に凝ってるというか、全体のほんわり感とちょっと雰囲気が違いますね。描かれた謎の人物。この男性は誰?
<米沢牛の恩人>
ここは松岬神社の東側の公園。上杉鷹山像の裏手です。むかしは無かったような気がしますが、米沢牛を世に広めたとされるチャールズ・へンリー・ダラスの顕彰碑が建てられています。そう、あのパッケージに描かれている人物はこの方なのです。
また厳密なことを言うと、「牛肉どまん中」に米沢牛は使われていませんよね。ですから、ダラス氏は「米沢牛」を広めた方というより、米沢に肉食文化を広めた方という受けとめ方が良いかと思います。
ダラス氏は英国人。明治初期に東京開成学校(東大の前身)の教授として来日し、後に米沢の旧藩校興譲館洋学舎へ教師として招かれました。
<過去のパッケージ>
一時期こんなパッケージだったこともあります。これは記念に持ち帰りました。「花の慶次」好きですので。
<米沢駅ホームの売店>
ということで、大好きな駅弁のご紹介でした。旅のともに如何でしょうか?
ちなみに、ネーミングの「どまんなか」は米の品種です。山形県のオリジナル品種「どまんなか」がこのお弁当には使われている。そういう意味ですね。
はい。また来ますよ!
-----------( 追 記 )-----------
製造・販売元の新杵屋さんの画像を貼っておきます。
<新杵屋> しんきねや
米沢駅の目の前です!
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