アフィリエイト広告を利用しています

2017年12月13日

暗渠と城跡13 栃木城跡の濠暗渠

栃木市の城跡を訪問しました。

<栃木城跡>
shirononagor&ankyo13tochigijo  (0).JPG
[栃木県栃木市城内町]

さて、のんびりと「城のなごり」を楽しもうとした瞬間、自分の足元を見て動きが止まりました。

<濠が途切れるところ>
shirononagor&ankyo13tochigijo  (3).JPG
道路の舗装とは一線を画すこのコンクリ。もしや・・・

<暗渠の入り口>
shirononagor&ankyo13tochigijo  (1).JPG
ああ・・・やっぱり

暗渠(あんきょ)。地下に埋設された川や水路のことですね。城の濠跡がそのまま水路として活用される例は多々ありますが、もしやその流れ?更に暗渠となった?う〜ん・・・

北関東の名族・皆川氏の城跡を探索に来ましたが、これが気になってしまうと集中できません。私も既にちょっとした暗渠マニア。やたら綺麗な濠の水。どこへ向かうのでしょう。

来た道を振り返り、水の行方を想像してみました。イメージはあるものの、確証はありません。ちょっと保留にして、後からネット検索しようかと思いましたが、答えは目の前の城跡の説明板にありました。

<城跡の説明板>
shirononagor&ankyo13tochigijo  (6).JPG
栃木城・皆川氏に関する説明がなされています。その右側の航空写真。これは親切ですね、分りやすい。黄色の線が遺構跡。つまり、かつての城の範囲ですね。これと併せて水色の線で「水路」が記されています。

<拡大>
shirononagor&ankyo13tochigijo  (7).JPG
ちょっと画像が悪くなりますが、城跡周辺を拡大して、更に筆を入れさせてもらいました。青丸が先ほどの「暗渠の入り口」。緑のマークも加筆。位置関係、伝わりますでしょうか?

<城内より>
shirononagor&ankyo13tochigijo  (2).JPG
水掘りが印の位置で途切れ、そこから先が暗渠。つまり、姿は消えても、水の流れは続きます。

<道>
shirononagor&ankyo13tochigijo  (5).JPG
水面はありませんが
shirononagor&ankyo13tochigijo  (4).JPG
こんな感じで今も水が流れています。人の暮らしに欠かせない水。水路のなごりですね。

まぁだから何?と言われてしまえばそれまでの話です。はい。ただ「そこに本来あったもの」を想像する。これは廃城となった城跡の楽しみ方と、どこか似ているような気がします。

以上です。
こんな内容を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。何となく、ちょっとでも、共感してもらえたら嬉しいです。

(栃木城訪問記へ続きます)


お城巡りランキング
posted by Isuke at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 暗渠と城跡
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7086292
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
記事ランキング
[アクセスランキング]
  1. 1. 上杉謙信の軍旗 毘沙門天と懸かり乱れ龍
  2. 2. 真田の城 上州沼田城
  3. 3. 刑場近くの橋のなごり 泪橋と思川
  4. 4. 高遠城のなごり
  5. 5. 関東の連れ小便・政宗白装束の舞台 (石垣山城)
  6. 6. 矢之門から帯曲輪へ(白河市)小峰城
  7. 7. 小峯御鐘ノ台大堀切のなごり(小田原城)
  8. 8. 火の玉不動 大宮宿の水路と刑場のなごり
  9. 9. 金沢城のなごり
  10. 10. 大石内蔵助 終焉の地 細川家下屋敷跡
  11. 11. 暗渠と城跡34 渋取川と蓮上院土塁(小田原市)
  12. 12. 高天神城のなごり
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
Isukeさんの画像
Isuke
もともとは無趣味の仕事人間。土日は家でゴロゴロ。本ブログは、そんな男が急に城跡巡りに目覚め、てくてくと歩き始めた記録です。
プロフィール
X (Twitter) Twitter-Isuke.JPG Isuke@shirononagori
最新記事

お城巡りランキングに参加中 [参加させて頂いた雑誌]

アクティブライフ・シリーズ009 クルマで行く 山城さんぽ 100【電子書籍】[ 交通タイムス社 ]

[当サイトお勧め本]

小説 上杉鷹山 全一冊 (集英社文庫(日本)) [ 童門 冬二 ]


感想(39件)