栃木市の城跡を訪問しました。
<栃木城跡>
[栃木県栃木市城内町]
さて、のんびりと「城のなごり」を楽しもうとした瞬間、自分の足元を見て動きが止まりました。
<濠が途切れるところ>
道路の舗装とは一線を画すこのコンクリ。もしや・・・
<暗渠の入り口>
ああ・・・やっぱり
暗渠(あんきょ)。地下に埋設された川や水路のことですね。城の濠跡がそのまま水路として活用される例は多々ありますが、もしやその流れ?更に暗渠となった?う〜ん・・・
北関東の名族・皆川氏の城跡を探索に来ましたが、これが気になってしまうと集中できません。私も既にちょっとした暗渠マニア。やたら綺麗な濠の水。どこへ向かうのでしょう。
来た道を振り返り、水の行方を想像してみました。イメージはあるものの、確証はありません。ちょっと保留にして、後からネット検索しようかと思いましたが、答えは目の前の城跡の説明板にありました。
<城跡の説明板>
栃木城・皆川氏に関する説明がなされています。その右側の航空写真。これは親切ですね、分りやすい。黄色の線が遺構跡。つまり、かつての城の範囲ですね。これと併せて水色の線で「水路」が記されています。
<拡大>
ちょっと画像が悪くなりますが、城跡周辺を拡大して、更に筆を入れさせてもらいました。青丸が先ほどの「暗渠の入り口」。緑の城マークも加筆。位置関係、伝わりますでしょうか?
<城内より>
水掘りが印の位置で途切れ、そこから先が暗渠。つまり、姿は消えても、水の流れは続きます。
<道>
水面はありませんが
こんな感じで今も水が流れています。人の暮らしに欠かせない水。水路のなごりですね。
まぁだから何?と言われてしまえばそれまでの話です。はい。ただ「そこに本来あったもの」を想像する。これは廃城となった城跡の楽しみ方と、どこか似ているような気がします。
以上です。
こんな内容を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。何となく、ちょっとでも、共感してもらえたら嬉しいです。
(栃木城訪問記へ続きます)
お城巡りランキング
2017年12月13日
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