城そのものだけではなく、城下町の外周も堀や土塁で囲む総構え。久しぶりの訪問となった岩槻の街中で、こんな光景を目にしました。
<堀跡と土塁跡>
すごい眺めだな
これもかつての岩槻城総構えのなごりです。右手の道はかつての堀跡。左手の坂はかつての土塁上へつながる道です。
岩槻の街中には、あちらこちらで堀の痕跡を目にすることができます。
こんな感じで
ここも
すべてかつて堀があった場所です。大半は埋められてしまっているので、ただの通り道にしか見えませんが、一部は水路として活用され、やがて蓋をされ暗渠となっています。堀のなごりです。
これに対し、土塁はというと…
往来の妨げになりますので、ほぼ崩されてしまいました。当たり前ですね。これは岩槻に限ったことではありません。繰り返しになりますが、都市開発には邪魔な存在といわざるを得ません。
<愛宕神社土塁>
岩槻で、ほぼ昔のまま土塁がのこっているのはここだけです。土塁上に神社があることから、取り壊しを免れた理由と思われます。
<総構えのなごり>
愛宕神社ほど良好ではありませんが、この高低差も総構えの時のなごり。この付近は、加倉口と呼ばれた城下町の出入口の一つでした。都市化により、今では堀跡だけでなく、高い位置にも水の路が確保されています。
<水の路>
ちょっと加筆させて頂きました。こんな感じですね
ということで
堀の暗渠と土塁の暗渠の話でした。拙ブログに最後までお付き合い頂きありがとうございました。
■訪問:岩槻の堀跡
[埼玉県さいたま市岩槻区本町]2丁目3
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2023年02月12日
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