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2023年02月12日

暗渠と城跡31 (岩槻)堀の暗渠と土塁の暗渠

城そのものだけではなく、城下町の外周も堀や土塁で囲む総構え。久しぶりの訪問となった岩槻の街中で、こんな光景を目にしました。

<堀跡と土塁跡>
Ankyo-Shiroato-31-Iwatsuki.JPG
すごい眺めだな

これもかつての岩槻城総構えのなごりです。右手の道はかつての堀跡。左手の坂はかつての土塁上へつながる道です。

岩槻の街中には、あちらこちらで堀の痕跡を目にすることができます。
Iwatsuki-Ankyo-Horiato.JPG
Iwatsuki-Ankyo&Shiroato-hori.JPG
こんな感じで

IwatsukiAnkyo-horiato.JPG
ここも

すべてかつて堀があった場所です。大半は埋められてしまっているので、ただの通り道にしか見えませんが、一部は水路として活用され、やがて蓋をされ暗渠となっています。堀のなごりです。

これに対し、土塁はというと…

往来の妨げになりますので、ほぼ崩されてしまいました。当たり前ですね。これは岩槻に限ったことではありません。繰り返しになりますが、都市開発には邪魔な存在といわざるを得ません。

<愛宕神社土塁>
Iwatsuki-Atagojingyadorui.JPG
岩槻で、ほぼ昔のまま土塁がのこっているのはここだけです。土塁上に神社があることから、取り壊しを免れた理由と思われます。

<総構えのなごり>
Ankyo&Shiroato31Iwatsukishi.JPG
愛宕神社ほど良好ではありませんが、この高低差も総構えの時のなごり。この付近は、加倉口と呼ばれた城下町の出入口の一つでした。都市化により、今では堀跡だけでなく、高い位置にも水の路が確保されています。

<水の路>
Ankyo&Shiroato31Iwatsukishi-kahitsu.JPG
ちょっと加筆させて頂きました。こんな感じですね

ということで
堀の暗渠と土塁の暗渠の話でした。拙ブログに最後までお付き合い頂きありがとうございました。

■訪問:岩槻の堀跡
[さいたま市岩槻区本町]2丁目3


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タグ:暗渠と城跡
posted by Isuke at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 暗渠と城跡
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