2016年09月30日
旭川で自転車が自動車と衝突(死亡事故)
9月28日の夜、自転車と自動車(大型ミニバン)が衝突し自転車に乗っていた人が死亡する事故が発生した。
報道内容は以下の通り(UHBニュースから)
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9月28日夜、旭川市の市道交差点で、乗用車が自転車と出会い頭に衝突し、自転車に乗っていた男性が死亡しました。
28日午後10時前、旭川市東4条6丁目の市道交差点で、乗用車が自転車と出会い頭に衝突しました。
この事故で自転車の近くに住む・松田俊雄(35)さんが頭を打ち、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
警察は乗用車を運転していた旭川市の板井直子容疑者(45)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。
警察は、板井容疑者が自転車に気づくのが遅れたとみて調べています。
この事故で、今年、道内の交通事故による死者は100人となりました。
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もうひとつ、NHKの北海道 NEWS WEBから
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28日夜、旭川市中心部の交差点で自転車に乗っていた35歳の男性が車にはねられて死亡しました。
この事故で、ことし、道内で交通事故によって死亡した人は100人になりました。
28日午後10時前、旭川市東4条6丁目の交差点で、道路を横切ろうとした自転車が左から来た乗用車にはねられ、自転車に乗っていた近くに住む無職の松田俊雄さん(35歳)が頭などを強く打って死亡しました。
現場は横断歩道や信号機のない交差点で、警察は乗用車を運転していた旭川市末広に住む無職の板井直子容疑者(45歳)を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕して詳しい状況を調べています。
北海道警察本部によりますと、この事故で、ことし、交通事故によって死亡した人は100人になりました。
交通事故の死者が100人となるのは去年より1か月半ほど遅く、統計が比較できる昭和42年以降で最も遅いということです。
また、都道府県別では、今月27日時点で、交通事故による死者が最も多いのは愛知県で、北海道は9番目になっています。
一方、死亡した人のうち、65歳以上の高齢者が53人と、全体の半数以上を占めています。
特に、日が短くなるこの時期は歩行中に事故に遭う高齢者が増えることから、警察は反射材の着用などを呼びかけています。
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さらにHBCニュースから
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28日夜、旭川で自転車に乗っていた男性が車にはねられて死亡しました。
この事故で今年の道内の交通事故死者は100人に達しました。
28日午後10時ごろ、旭川市東4条6丁目の交差点で車道を走っていた自転車とワゴン車と出会い頭に衝突しました。
この事故で自転車に乗っていた松田俊雄さん35歳が頭などを強く打ち、死亡しました。
現場は信号のない交差点で、自転車側に一時停止の標識がありました。
逮捕されたワゴン車の女は「ぶつかるまで気付かなかった」と話しているということです。
今年の道内の交通事故死者は100人となり、全国で9番目に多くなっています。
9月29日(木)11時57分
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これを読むと(見ると)、記事本文は多分警察からの情報提供元にニュースにしたような感じで、ここからでは事故原因や対策法など、一足踏み込んだ情報が乏しい。ということでいつものように入手できる情報から事故を分析してみよう。先に前置きしておくが、ここから先はニュースの内容や映像、現地の様子から推察するものであり、事実とは事なる可能性が高いのでご注意を。
まず場所を特定してみる。映像より「緑化された中央分離帯、信号のない交差点、一時停止の標識」というキーワードや記事本文の「旭川市東4条6丁目の交差点」という情報から概ねここと思われる。
この場所をキャプチャー。
念のためNHKの方の映像と比較すると
一致が確認できた。
次に事故状況を分析。ドライバーの証言によれば「ぶつかるまで気付かなかった」とある。すなわち気づく前まではノーブレーキで、接触して初めて気づいて急ブレーキになった感じがする。なのでボンネットに人が乗り上がり、フロントガラスにまでのめり込む相当な衝撃に至ったのかも。
そして自転車側はママチャリなので当然ヘルメットをしておらず、頭を強くうち...という結果に至ったものと思われる。
次に自転車を見てみると後輪部分が大きくゆがんでいるのがわかる。NHKの記事本文に「道路を横切ろうとした自転車が左から来た乗用車にはねられ」とあるので、逆走か順走かわからないが、中央分離帯を越えて横断中に左からの車にはねられたと思われる。
この状況から考えられるのは自転車側が無理に交差点を渡ろうとしたか、あるいはミニバンのスピードの出しすぎで気づくのが遅れたかの2点。特に夜間は自動車本体がよくわからずヘッドライトのみで移動速度を推測し、渡れるかダメなのかを判断しないといけないため昼間よりも危険度がぐっとアップする。ミニバン側もスピードが出しすぎで注意が散漫していたかなぁと思ったがここでとあることに気づく。
なんと事故現場の向いにはコンビニが。実はコンビニは夜間、あの独特の色白な光でとても明るいのだが、これが付近のものを見えづらくする効果があるようだ。具体的には薄暗い夜道で極端に明るいものが視界に入ると、注意がそちらにいきそれよりも暗いものが見えづらくなる。
自転車側は標準のダイナモライトや後付のLEDフラッシュライトが確認できたが、サイドからはその効果が薄く(LEDフラッシュライトは真横から光っているのが見えない)、自転車を見えづらくしていたのかもしれない。特にこの自転車はハブダイナモじゃない旧式のダイナモライトを装着した自転車のようで、重たいダイナモライトの代わりにLEDライトのみを使っていのかもしれない。結論として考えられるのは
@自転車側が無理に横断しようとした。
A自動車のスピードの出しすぎで注意力が落ちていた
B近くのコンビニの光のせいで自転車がみえづらくなっていた
の3点。今回は特にこのコンビニの光が影響している感じがする。
今回の事故から気をつけたいポイントは夜間、自転車に乗るときは自分の存在が自動車からよくわかるよう明るめの服装をこころがけるか、ライトを前後(白を前と赤を後ろ)に装着し、サイドからもよく見えるよう反射版などをしっかりと装着することが大事と言えそうだ。特にライトはサイドの切り込みがあるタイプが望ましい。
過去の記事にも書いたが、自転車での利用が想定されていない「LEDフラッシュライト」では横から見た時ライトが付いてないように見える角度(特に真横)があり、当然夜間では自動車から自転車が見えていないことがある。画像のように上2つのLEDフラッシュライトでは真横から見ると全く光ってないように見える。LEDフラッシュライトをヘッドライトとして使っている人は要注意。
「自動車に対していかにアピールするか」これが夜間における自転車事故防止のキーワードである。
※画像はUHBニュースから
報道内容は以下の通り(UHBニュースから)
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9月28日夜、旭川市の市道交差点で、乗用車が自転車と出会い頭に衝突し、自転車に乗っていた男性が死亡しました。
28日午後10時前、旭川市東4条6丁目の市道交差点で、乗用車が自転車と出会い頭に衝突しました。
この事故で自転車の近くに住む・松田俊雄(35)さんが頭を打ち、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
警察は乗用車を運転していた旭川市の板井直子容疑者(45)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。
警察は、板井容疑者が自転車に気づくのが遅れたとみて調べています。
この事故で、今年、道内の交通事故による死者は100人となりました。
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もうひとつ、NHKの北海道 NEWS WEBから
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28日夜、旭川市中心部の交差点で自転車に乗っていた35歳の男性が車にはねられて死亡しました。
この事故で、ことし、道内で交通事故によって死亡した人は100人になりました。
28日午後10時前、旭川市東4条6丁目の交差点で、道路を横切ろうとした自転車が左から来た乗用車にはねられ、自転車に乗っていた近くに住む無職の松田俊雄さん(35歳)が頭などを強く打って死亡しました。
現場は横断歩道や信号機のない交差点で、警察は乗用車を運転していた旭川市末広に住む無職の板井直子容疑者(45歳)を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕して詳しい状況を調べています。
北海道警察本部によりますと、この事故で、ことし、交通事故によって死亡した人は100人になりました。
交通事故の死者が100人となるのは去年より1か月半ほど遅く、統計が比較できる昭和42年以降で最も遅いということです。
また、都道府県別では、今月27日時点で、交通事故による死者が最も多いのは愛知県で、北海道は9番目になっています。
一方、死亡した人のうち、65歳以上の高齢者が53人と、全体の半数以上を占めています。
特に、日が短くなるこの時期は歩行中に事故に遭う高齢者が増えることから、警察は反射材の着用などを呼びかけています。
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さらにHBCニュースから
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28日夜、旭川で自転車に乗っていた男性が車にはねられて死亡しました。
この事故で今年の道内の交通事故死者は100人に達しました。
28日午後10時ごろ、旭川市東4条6丁目の交差点で車道を走っていた自転車とワゴン車と出会い頭に衝突しました。
この事故で自転車に乗っていた松田俊雄さん35歳が頭などを強く打ち、死亡しました。
現場は信号のない交差点で、自転車側に一時停止の標識がありました。
逮捕されたワゴン車の女は「ぶつかるまで気付かなかった」と話しているということです。
今年の道内の交通事故死者は100人となり、全国で9番目に多くなっています。
9月29日(木)11時57分
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これを読むと(見ると)、記事本文は多分警察からの情報提供元にニュースにしたような感じで、ここからでは事故原因や対策法など、一足踏み込んだ情報が乏しい。ということでいつものように入手できる情報から事故を分析してみよう。先に前置きしておくが、ここから先はニュースの内容や映像、現地の様子から推察するものであり、事実とは事なる可能性が高いのでご注意を。
まず場所を特定してみる。映像より「緑化された中央分離帯、信号のない交差点、一時停止の標識」というキーワードや記事本文の「旭川市東4条6丁目の交差点」という情報から概ねここと思われる。
この場所をキャプチャー。
念のためNHKの方の映像と比較すると
※画像はNHKより
一致が確認できた。
次に事故状況を分析。ドライバーの証言によれば「ぶつかるまで気付かなかった」とある。すなわち気づく前まではノーブレーキで、接触して初めて気づいて急ブレーキになった感じがする。なのでボンネットに人が乗り上がり、フロントガラスにまでのめり込む相当な衝撃に至ったのかも。
そして自転車側はママチャリなので当然ヘルメットをしておらず、頭を強くうち...という結果に至ったものと思われる。
次に自転車を見てみると後輪部分が大きくゆがんでいるのがわかる。NHKの記事本文に「道路を横切ろうとした自転車が左から来た乗用車にはねられ」とあるので、逆走か順走かわからないが、中央分離帯を越えて横断中に左からの車にはねられたと思われる。
この状況から考えられるのは自転車側が無理に交差点を渡ろうとしたか、あるいはミニバンのスピードの出しすぎで気づくのが遅れたかの2点。特に夜間は自動車本体がよくわからずヘッドライトのみで移動速度を推測し、渡れるかダメなのかを判断しないといけないため昼間よりも危険度がぐっとアップする。ミニバン側もスピードが出しすぎで注意が散漫していたかなぁと思ったがここでとあることに気づく。
なんと事故現場の向いにはコンビニが。実はコンビニは夜間、あの独特の色白な光でとても明るいのだが、これが付近のものを見えづらくする効果があるようだ。具体的には薄暗い夜道で極端に明るいものが視界に入ると、注意がそちらにいきそれよりも暗いものが見えづらくなる。
自転車側は標準のダイナモライトや後付のLEDフラッシュライトが確認できたが、サイドからはその効果が薄く(LEDフラッシュライトは真横から光っているのが見えない)、自転車を見えづらくしていたのかもしれない。特にこの自転車はハブダイナモじゃない旧式のダイナモライトを装着した自転車のようで、重たいダイナモライトの代わりにLEDライトのみを使っていのかもしれない。結論として考えられるのは
@自転車側が無理に横断しようとした。
A自動車のスピードの出しすぎで注意力が落ちていた
B近くのコンビニの光のせいで自転車がみえづらくなっていた
の3点。今回は特にこのコンビニの光が影響している感じがする。
今回の事故から気をつけたいポイントは夜間、自転車に乗るときは自分の存在が自動車からよくわかるよう明るめの服装をこころがけるか、ライトを前後(白を前と赤を後ろ)に装着し、サイドからもよく見えるよう反射版などをしっかりと装着することが大事と言えそうだ。特にライトはサイドの切り込みがあるタイプが望ましい。
過去の記事にも書いたが、自転車での利用が想定されていない「LEDフラッシュライト」では横から見た時ライトが付いてないように見える角度(特に真横)があり、当然夜間では自動車から自転車が見えていないことがある。画像のように上2つのLEDフラッシュライトでは真横から見ると全く光ってないように見える。LEDフラッシュライトをヘッドライトとして使っている人は要注意。
「自動車に対していかにアピールするか」これが夜間における自転車事故防止のキーワードである。
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一応この記事の趣旨としては自動車ばかりを攻めるわけではなく、記事を作成した2016年9月30日時点で収集できた情報と現場の様子から客観的に事故原因を分析しその可能性として@〜Bの3つをあげたまでです。そして自転車に乗る側としてはこういう事故を教訓に夜間は特に危険が多く、自転車のライトが相手に存在をわかってもらうアイテムであることと、最近多くなったLEDフラッシュライトでは光の届き方に偏りがあってライト真横からは光っていても車側からは見えないことがあるため過信しないでほしいという注意というか呼びかけみたいなものです(こちらが見えていないことも考慮した予測運転が大事)。なので「お門違い」という意味がわかりません。もしそう取られたのであればすみませんでした。
定かではありませんが、強い睡眠薬も常時服薬していたとの事。
また、右左も確認しない精神状態で、常に「死にたい」のが口癖。
車側ばかりを責めるのはお門違いだと思います(´;ω;`)
主婦の方は災難でしたとしか言いようがありません。
はねた距離に関しては特に書いていませんでした...コメントありがとうございます。とういことはやはりスピードが出ていた可能性が高いですね。
市街地でもこういう2車線道路だとかなりスピードが出ている場合があり、ここは制限50kmですが、たぶん60kmの流れが普通で、事故時間の夜10時付近なら交通量もあまりないことからそれ以上出ていた可能性もあります。さらにコンビニの明るい光も影響したかと。
やはりトンサンのおっしゃるとおり、こういうのは自転車側も気をつけないと行けないですね。特に自動車とぶつかると自転車はとても弱い存在なので、それを念頭に入れる必要があると感じました。
はねた位置から、自転車と車がある場所までは50〜60m。
と言うことはかなりのスピードではねたと思えますね。
こういう大きな道路では、車はスピードを出して走っているので、自転車側が気付かないと事故は防げないような気もします。
確かにコンビニの明るい光で、自転車の小さいライトは目に入らなかったのでしようね。