2016年08月27日
5年ぶりの運転免許更新に行ってきた
先日、5年ぶりに免許更新に行ってきた。前回更新時には自転車関連の法律改正や注意項目が配布冊子に書かれておりきっと今回も何書かれているのでは(?)と予想していた。
免許更新時にはこのように2枚の冊子が配られた。左側は多分全国共通の交通教本(平成28年4月版)で右側は北海道オリジナルの冊子。前回時にも同じように2冊配られている。
早速左側の「交通教本」の中身を。目次のトピックとして最近の道交法改正について記述があり、自転車関連の「自転車の事故を防ぐために」は10ページ目となっていた(画像は横で表示したかったがなぜか何回やっても縦表示のままに..ご勘弁を)。
そしてこれが10ページ目の「自転車の事故を防ぐために」の内容だ。大事なので右下から左上に向かって順にピックアップすると..
まず平成23年9月12日には「自転車道・歩道で自転車を一方通行とする規制標識の新設」が施行された。それまでの道交法には自転車専用の一方通行の標識がなく車両用の一方通行標識に従うだけだったが、この改正で自転車専用のものが追加された。
管理人はまだ実物を見たことはないが、車道の他に歩道上でも自転車の一方通行規制が出来るようになった点がミソで、例えば朝の通勤通学の時間帯で歩道が自転車で混雑し、右も左も行き交うような状態では自転車同士や自転車対歩行者の接触事故が起きやすい。そういった場面で自転車一方通行規制などを導入すると自転車の進行方向がひとつになって事故が減る効果がある。ただし、常に一方通行とすると利便性が低下するため場所によっては7時〜9時など通勤通学時間帯限定とする場合もある。
つぎは平成25年12月1日施行の「軽車両の路側帯通行に関する規定の整備」。それまで路側帯は歩道と同じように自転車の通行方向にきまりが無かったがこれにより車両と同じ進行方向となった。すなわち路側帯での逆走が禁止された。
続いて同年同月の「自転車の検査等に関する規定の新設」。これはピストバイクによる事故が多発したことを受けて導入されたのもで、ブレーキ無しのピストバイクはもちろん、自分でブレーキを外すなど「交通の危険を生じさせるおそれがあると認められる自転車」が対象となる。ちなみにブレーキは片方だけでも違法となり両方ないと摘発の対象となる。なお、所さんの世田谷ガーレジでも紹介されていた「コースターブレーキ」はれっきとしたブレーキでコースターブレーキ(後輪)+前輪の片方ブレーキは問題ないようだ。
最後に去年の6月あたりにテレビ等で話題となった平成27年6月1日施行の「自転車の運転による危険を帽子するための講習に関する規定の整備」。いわゆる悪質な自転車運転者に対して罰則を強化したもので、14項目の危険行為(信号無視や逆走、一時停止不停止など)による摘発が2回以上あると「自転車運転者講習の受講」が命じられるもの。これを無視すると5万円以下の罰金となり以前よりはかなり踏み込んだ法律といえる。
と、このように平成28年4月版の交通教本の10〜11ページではこれまでに改正された自転車に関する法律が列挙されていた。
ではもうひとつ。北海道限定の冊子では...
表紙でこのように4点が重点項目として取り扱われ、自転車はその4つ目にランクイン。全国的にも自転車がからむ事故数はここ数年で横ばいにあり、北海道でも例外ではないようだ。
そして冊子の18〜19ページには「北海道の自転車事故の実態」としてこのように解説があった。簡単にまとめると...
@自転車事故の場合、自動車同士よりも被害が大きくなる傾向にある。
A過去3年の事故累計では「出合い頭」が半数を占める。
B自転車事故を防止するポイントは
・原則車道走行である自転車を自動車側が保護するような安全運転が必須
・交差点では右折時に右後方の歩道を進む自転車に注意
・左折時も左側からくる自転車の巻き込みに注意、左折時は車を道路左に寄せて自転車を進入させない
・信号のない交差点では出合い頭を予測し徐行または一時停止する
・車道を走る自転車をみつけたら減速し動きの変化をよく見る
・歩道から車道に飛び出す自転車に注意
・見通しの悪い道路では自転車の飛び出しを予測する
・夜間は無灯火自転車や黒っぽい服装の自転車に注意
・明るい場所では自転車の見落としが発生するため注意
となっている。特に出合い頭が多いのは自転車側が一時停止しない、すなわち自転車側の違反も含まれていると思われる。
この他、「JAFの危険予知トレーニング 自転車編その4 」でも扱った交差点右折時の右後方から自転車も注意点として挙げられており、これも事故が多い事例となっている。
このように免許更新時の冊子には道交法改正についてと具体的な注意点が書かれいてた。ただ、管理人は今回優良講習で30分しかなかったのだが、この30分では自転車を扱えなかったのか一切説明が無くちょっと残念に感じた。まぁゴールドドライバーだから安全運転には気を使っていると思うが一言ぐらい説明があっても良いのでは?と感じたのが正直なところ。これから国の方針としても車道上の自転車レーンを整備する方針で、中には独立しない車道混在タイプもあるため今まで以上に車道を走る自転車に対するドライバーの配慮ある運転が必要になってくると思う。
免許更新時にはこのように2枚の冊子が配られた。左側は多分全国共通の交通教本(平成28年4月版)で右側は北海道オリジナルの冊子。前回時にも同じように2冊配られている。
早速左側の「交通教本」の中身を。目次のトピックとして最近の道交法改正について記述があり、自転車関連の「自転車の事故を防ぐために」は10ページ目となっていた(画像は横で表示したかったがなぜか何回やっても縦表示のままに..ご勘弁を)。
そしてこれが10ページ目の「自転車の事故を防ぐために」の内容だ。大事なので右下から左上に向かって順にピックアップすると..
まず平成23年9月12日には「自転車道・歩道で自転車を一方通行とする規制標識の新設」が施行された。それまでの道交法には自転車専用の一方通行の標識がなく車両用の一方通行標識に従うだけだったが、この改正で自転車専用のものが追加された。
管理人はまだ実物を見たことはないが、車道の他に歩道上でも自転車の一方通行規制が出来るようになった点がミソで、例えば朝の通勤通学の時間帯で歩道が自転車で混雑し、右も左も行き交うような状態では自転車同士や自転車対歩行者の接触事故が起きやすい。そういった場面で自転車一方通行規制などを導入すると自転車の進行方向がひとつになって事故が減る効果がある。ただし、常に一方通行とすると利便性が低下するため場所によっては7時〜9時など通勤通学時間帯限定とする場合もある。
つぎは平成25年12月1日施行の「軽車両の路側帯通行に関する規定の整備」。それまで路側帯は歩道と同じように自転車の通行方向にきまりが無かったがこれにより車両と同じ進行方向となった。すなわち路側帯での逆走が禁止された。
続いて同年同月の「自転車の検査等に関する規定の新設」。これはピストバイクによる事故が多発したことを受けて導入されたのもで、ブレーキ無しのピストバイクはもちろん、自分でブレーキを外すなど「交通の危険を生じさせるおそれがあると認められる自転車」が対象となる。ちなみにブレーキは片方だけでも違法となり両方ないと摘発の対象となる。なお、所さんの世田谷ガーレジでも紹介されていた「コースターブレーキ」はれっきとしたブレーキでコースターブレーキ(後輪)+前輪の片方ブレーキは問題ないようだ。
最後に去年の6月あたりにテレビ等で話題となった平成27年6月1日施行の「自転車の運転による危険を帽子するための講習に関する規定の整備」。いわゆる悪質な自転車運転者に対して罰則を強化したもので、14項目の危険行為(信号無視や逆走、一時停止不停止など)による摘発が2回以上あると「自転車運転者講習の受講」が命じられるもの。これを無視すると5万円以下の罰金となり以前よりはかなり踏み込んだ法律といえる。
と、このように平成28年4月版の交通教本の10〜11ページではこれまでに改正された自転車に関する法律が列挙されていた。
ではもうひとつ。北海道限定の冊子では...
表紙でこのように4点が重点項目として取り扱われ、自転車はその4つ目にランクイン。全国的にも自転車がからむ事故数はここ数年で横ばいにあり、北海道でも例外ではないようだ。
そして冊子の18〜19ページには「北海道の自転車事故の実態」としてこのように解説があった。簡単にまとめると...
@自転車事故の場合、自動車同士よりも被害が大きくなる傾向にある。
A過去3年の事故累計では「出合い頭」が半数を占める。
B自転車事故を防止するポイントは
・原則車道走行である自転車を自動車側が保護するような安全運転が必須
・交差点では右折時に右後方の歩道を進む自転車に注意
・左折時も左側からくる自転車の巻き込みに注意、左折時は車を道路左に寄せて自転車を進入させない
・信号のない交差点では出合い頭を予測し徐行または一時停止する
・車道を走る自転車をみつけたら減速し動きの変化をよく見る
・歩道から車道に飛び出す自転車に注意
・見通しの悪い道路では自転車の飛び出しを予測する
・夜間は無灯火自転車や黒っぽい服装の自転車に注意
・明るい場所では自転車の見落としが発生するため注意
となっている。特に出合い頭が多いのは自転車側が一時停止しない、すなわち自転車側の違反も含まれていると思われる。
この他、「JAFの危険予知トレーニング 自転車編その4 」でも扱った交差点右折時の右後方から自転車も注意点として挙げられており、これも事故が多い事例となっている。
このように免許更新時の冊子には道交法改正についてと具体的な注意点が書かれいてた。ただ、管理人は今回優良講習で30分しかなかったのだが、この30分では自転車を扱えなかったのか一切説明が無くちょっと残念に感じた。まぁゴールドドライバーだから安全運転には気を使っていると思うが一言ぐらい説明があっても良いのでは?と感じたのが正直なところ。これから国の方針としても車道上の自転車レーンを整備する方針で、中には独立しない車道混在タイプもあるため今まで以上に車道を走る自転車に対するドライバーの配慮ある運転が必要になってくると思う。
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