2016年04月28日
北海道の自転車危険行為 改正道交法から10ヶ月で摘発は57件
去年6月の改正道交法施行からかなり立ったが、北海道新聞(道新)の記事によると今年3月までの10ヶ月の間に摘発件数は57件だったようだ。以下に記事を転載。
参照元:北海道新聞
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自転車「危険行為」摘発57件 北海道内、若者へ周知急務
昨年6月施行の改正道交法で新設された自転車運転の「危険行為」に関する道内の摘発件数は、今年3月末までの10カ月間で、57件に上ることが道警のまとめでわかった。最多は歩行者妨害で15件、次いで遮断機が下りた踏切への立ち入りで12件など。道警は悪質な危険行為については取り締まりを強化する方針だが、自転車利用者からは「何が『危険行為』か分からない」などの声も漏れ、制度が周知されていない実態も浮かんでいる。
4月中旬の夕方、デパートが立ち並ぶ札幌市中央区の交差点。何台もの自転車が、買い物客の間を縫うように走っていた。イヤホンで音楽を聴きながら歩道を走り、信号待ちで止まった札幌市の女子大学生(20)は「自転車の細かいルールは知らない。イヤホンをして乗っていても危ないと感じたことはない」と話す。
改正道交法では安全運転義務違反のほか、信号無視や酒酔い運転、歩道での歩行者妨害など14項目を危険行為と規定し禁止。道内の摘発57件のうち、歩行者妨害が15件、遮断機が下りた踏切への立ち入りが12件、ハンドル操作の誤りなどで事故を起こした安全運転義務違反が12件、信号無視5件、酒酔い運転4件と続く。
14歳以上で3年以内に2回以上、危険行為で摘発されると、3時間の安全講習を受けなければならない。3カ月以内に講習を受けなければ、5万円以下の罰金となる。道内では、これまで2回摘発された人はいないという。
交通政策の専門家らでつくる「自転車の安全利用促進委員会」(東京)は「免許取得で交通知識を学ぶ大人に比べ、中高生などはルールを学ぶ機会が少ない。教育現場などと連携して交通安全指導を徹底すべきだ」と指摘する。
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記事によれば道内での摘発57件の内訳は
歩行者妨害:15件
遮断機が下りた踏切への立ち入り:12件
安全運転義務違反:12件
信号無視:5件
酒酔い運転:4件
となっている。「歩行者妨害」というのが違反としてわかりやすい信号無視や一時停止不停止よりも摘発件数が多いのはちょっとびっくりした。記事ではこれ以上違反の詳細については書かれていないのでわからないが、危険14行為のうち「歩行者用道路における車両の義務違反(徐行違反)」または「路側帯通行時の歩行者の通行妨害」のどちらかだと思われる。目に見えて違反な信号無視は守る人が多かったが、歩道上の違反に関しては知っている人が少ないということだろうか。記事中のインタービューでも「ルールをよく知らない」という答えが帰ってきており改正道交法が施行され取り締まり強化がなされている一方で未だによく知らないという人が居るのも浮き彫りとなっている。
違反行為に関してはバンバン取り締まって欲しいがルールそのものを依然として知らない場合も多いので、取り締まりと同じぐらい自転車教室などの周知もおこなって欲しいものである。
参照元:北海道新聞
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自転車「危険行為」摘発57件 北海道内、若者へ周知急務
昨年6月施行の改正道交法で新設された自転車運転の「危険行為」に関する道内の摘発件数は、今年3月末までの10カ月間で、57件に上ることが道警のまとめでわかった。最多は歩行者妨害で15件、次いで遮断機が下りた踏切への立ち入りで12件など。道警は悪質な危険行為については取り締まりを強化する方針だが、自転車利用者からは「何が『危険行為』か分からない」などの声も漏れ、制度が周知されていない実態も浮かんでいる。
4月中旬の夕方、デパートが立ち並ぶ札幌市中央区の交差点。何台もの自転車が、買い物客の間を縫うように走っていた。イヤホンで音楽を聴きながら歩道を走り、信号待ちで止まった札幌市の女子大学生(20)は「自転車の細かいルールは知らない。イヤホンをして乗っていても危ないと感じたことはない」と話す。
改正道交法では安全運転義務違反のほか、信号無視や酒酔い運転、歩道での歩行者妨害など14項目を危険行為と規定し禁止。道内の摘発57件のうち、歩行者妨害が15件、遮断機が下りた踏切への立ち入りが12件、ハンドル操作の誤りなどで事故を起こした安全運転義務違反が12件、信号無視5件、酒酔い運転4件と続く。
14歳以上で3年以内に2回以上、危険行為で摘発されると、3時間の安全講習を受けなければならない。3カ月以内に講習を受けなければ、5万円以下の罰金となる。道内では、これまで2回摘発された人はいないという。
交通政策の専門家らでつくる「自転車の安全利用促進委員会」(東京)は「免許取得で交通知識を学ぶ大人に比べ、中高生などはルールを学ぶ機会が少ない。教育現場などと連携して交通安全指導を徹底すべきだ」と指摘する。
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記事によれば道内での摘発57件の内訳は
歩行者妨害:15件
遮断機が下りた踏切への立ち入り:12件
安全運転義務違反:12件
信号無視:5件
酒酔い運転:4件
となっている。「歩行者妨害」というのが違反としてわかりやすい信号無視や一時停止不停止よりも摘発件数が多いのはちょっとびっくりした。記事ではこれ以上違反の詳細については書かれていないのでわからないが、危険14行為のうち「歩行者用道路における車両の義務違反(徐行違反)」または「路側帯通行時の歩行者の通行妨害」のどちらかだと思われる。目に見えて違反な信号無視は守る人が多かったが、歩道上の違反に関しては知っている人が少ないということだろうか。記事中のインタービューでも「ルールをよく知らない」という答えが帰ってきており改正道交法が施行され取り締まり強化がなされている一方で未だによく知らないという人が居るのも浮き彫りとなっている。
違反行為に関してはバンバン取り締まって欲しいがルールそのものを依然として知らない場合も多いので、取り締まりと同じぐらい自転車教室などの周知もおこなって欲しいものである。
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