2007年06月14日
簡単検証で出るボロ
昨日、mixiで「デトックス」に関するトピが立ち、以下のようなリンクとともにインチキっぷりが紹介されていました。
■いま解き「“足裏から毒素”はニセ科学!?」
まぁ、この覚書をご覧の方ならば多分私と同じ反応だったろうと思いますが、最初、私がデトックスを知った時「面白い!」「不思議だ!」「やってみたい!」と言う思いと同時に「ウソだろぉ〜!」「インチキだ!」「どういうメカニズムだよ!」と言う懐疑の視点から見てしまうものではないでしょうか。
そして最低でも3〜4、多い人ならば軽く2桁は検証方法(と言うか突っ込み?)が思い浮かぶでしょうが、上記の記事ではその中でも最も簡単で思いつきやすい実験であっさり崩れたと言うトホホぶり。何なんでしょう(笑)?
で、件のトピにも書き込んだんですが、この記事を読んですぐに「イヤーキャンドル」を思い出しました。ご存じない方も居るかもしれませんが、10年程前に流行りかけた「癒しグッズ」で蝋を含ませた筒状の紙を耳に挿入し、火を点けると香りと熱、そして燃焼時の音でリラックスできると言うもの。そして何より・・・驚異的に耳垢が取れるという触れ込みでした。
しかし!燃え残りの筒の中に溜まった大量の耳垢と思われたカスは、実はイヤーキャンドル自体の燃えカスだったと言うオチで、これはニュース番組でも紹介されたことなんですが・・・それから約十年、いまだに「細部に詰まった耳垢を吸い出すことができます」とか言う誤った表記をして紹介、販売をしているサイトが多くあります。これってJAROに怒られるんじゃない?
こちらも(もったいないけど)イヤーキャンドルだけを焼いてみればすぐに検証できるんですけどねぇ。
言わずもがなですが、私はイヤーキャンドル自体を詐欺的商品であると言っている訳ではありません。私自身、ちょっと興味のある商品でもありますが、これを「耳垢取り」を目的とした商品として売っているのなら「ダメ!」と言うしかないですねぇ。
最後に。お仕事がかなり楽しい状態になってきました。ネタが切れかかった頃にその話でもしましょう(笑)。