ように思われますが、パフォーマンス
向上に資するもの。
事実、出来る人は上手に手を抜いて脳の
リソースを有効活用しているそうです。
ここで思い出した事があります。
カテゴリ「プロローグ〜交通誘導警備編」
で初心者の頃、現場でついた先輩の言。
「どんな交通誘導警備の現場でも、フッと
一息付ける時がある。それを大事にせよ」
みたいなニュアンスだったと思います。
一方、カテゴリ「施設警備〜市役所葛藤編」
で守衛室で一緒に組んで仕事をしていた
市職員さんの言葉。
「何もない時はサボっていてもいい」
この2つに共通するものは何でしょう。
交通誘導警備も、施設警備も長時間労働
になる事が多い。
そんな中で、緩急をつけて脳のリソースを
無駄にせず、高いパフォーマンスをここ
一番で発揮する。
これが目的であったようです。
日本人は真面目だから、時間で雇われて
いる間は手を抜くなど、許し難いと思う
気持ちはわかります。
だからといって、成果を出せなければ
評価はされません。これからは特にそう
でしょう。
警備はここ一番で失敗すれば、信用が地に
落ちてしまうリスクがあります。他人の
生命や財産を守る仕事です。
成果とは、ここ一番の時のパフォーマンス
と言えます。人間の脳が集中できるのは
1日3〜5時間と言われています。
幸い警備にはルーチンワークの時間が
一定量あります。それ以外に緊張感の
低い待機状態も。
以前僕は待機時間などを利用して勉強に
あてる方法も紹介しました。(但し自己
責任で)
勉強だけでなく、精神のリソースを回復
させる時間として使うのも仕事です。
1日の勤務が当務だと、24時間拘束
されて精神的にもかなりの負担になり
ます。
こんな環境で、休憩や仮眠がうまく
取れないと身を削る感覚になります。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社はまさにそうで、面倒な事案が発生
すれば、責任者は仮眠時間が犠牲に。
健康面を削られていくのは、待遇が良く
ても耐えられないものです.。もうこれは
労務管理の問題。
話は逸れましたが上手に手を抜いて、
ここ一番のためのパフォーマンスに
備えましょう。
それは、自分を守るためのものでも
あるのです。逆に、手を抜くべきでない
場面で手を抜けば評価は下がります。
手を抜いて良い場面と判断する基準は
なんでしょうか?
警備員として「見られている感覚」
がポイントになります。監視していると
同時に監視されているものです。
手を抜いて良い場面かどうかが分かる
ようになれば、脳のリソースを有効に
使え、かつ仕事が面白くなります。
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