2024年10月02日
人格+人徳がもたらすもの
今回は過去記事「人格がけん引する
もの」に関連して
人格はお金では買えない、少しでも人格
レベルの高い職場にアプローチするには、
どうしたらいいかを語ります。
まず、アメリカ人上司の質問から
紹介します。
『スキルが足りないけど人格が素晴らしい
人と、スキルは十分だけど人格に問題が
ある人どちらを採用したい?』
聞き手は答えに迷います。
究極の質問ですね。
『スキルや知識は教えることができる。
でも人格は教えられない。だから優れた
人格の価値はとんでもなく高いんだよ』
名言出た感ある。というものでした。
我々末端労働者において、優れた人格の
レベルは「揚げ足を取らない、他人の足を
引っ張らない、余計な角を立てない」
もちろん、社会人として立派だと
言われるに越したことはありません。
能力やスキルの高い人はお金(報酬)で
買う事ができるが、人格はそうも
いかない、という名言もありました。
もちろん、社会人として真っ当な
振る舞いが出来ればいうことなし。
しかし悲しいかな、警備業界では
そんな人は責任者でも稀有です。
これは安く人使おうといった、業界
全体の傾向にあると観ます。
ギリギリ業務が回るレベルで、いかに
人権費を抑えるか。資本主義的には
最適解に思えます。
このレベルの「採用ガチャ」を行って
いるとどうなるか。
冒頭で、スキルや知識は教えることが
できる、と言われていましたが
どんなに教育しても、使えない隊員が
一定数存在します。
責任者や同僚は、その隊員をフォロー
して、現場を回すことにあられもない
苦労を背負いこみます。
おまけに責任者は、警備隊の模範で
なければいけない、という観念に
縛られているならば、苦しみ倍増。
人格者として振る舞うことに、限界を
感じていった順から、辞めていく。
これが実情でしょう。
そんな人は、業界外転職も不可能では
ないでしょうから。
社会人として真っ当な規範意識で、
どんなに現場を良くしても、次々と
お荷物隊員を送り込まれる。
または、欠員が出ても補充されない。
人がいない、が使う側の言い分。
放置してはならないことですが。
平隊員と変わらない、またはわずかな
手当で、こんな激務に放り込まれれば、
誰でも嫌になるもの。
これが、警備業界に人格者たる
責任者が少ない所以でしょう。
苦労に報いる待遇の改善は急務ですが、
待遇改善だけでは、組織は良くならない。
能力の高い人は、お金で引っ張って
くることは可能です、人格者はそうも
いかない。
加えて、人徳があれば最強です。
ソシャゲーで言う、SSRですね。
スペシャルスーパーレア。
人格+人徳があれば、無為にして化す
(老子)よろしく、いるだけで組織を
円滑に回すことができます。
そんな人が(書類上であっても)組織の
代表者ならば、優れたコミュニティと
なるに違いありません。
誰でも、そんな組織に行きたいもの。
見分ける方法がないものか。
過去記事「ジャイアントキリングの
極意」が参考になるかもしれません。
そこまでいかなくても、短期離職が
少ない、言い伝えられるような
変な辞め方をした人がほとんどいない。
要するに、トップが人格&人徳に優れ
悪い噂が少ない組織ほど、働きやすい
のは、言うまでもありません。
組織として、どれだけ徳が高いか。
またそれを積み上げる努力をして
いるか。
今後、こういった背景が繁栄して行く
組織の条件となるかもしれません。
そんな職場を目指すなら、少なくとも
自分が、足を引っ張る側にならない
ようにしないといけない。
人格者+人徳の積み上げたベネフィット
に乗っかるだけでなく、さらに組織を良く
したいという、志が要りますね。
これ、ホワイト企業に入れる人の
条件みたいなものです。組織の積み上げた
ベネフィットだけにあやかりたい。
そうではなく、自分がホワイト企業に
何をもたらせるか。貢献できるか。
組織の徳に報い、さらに積み上げる
志のある人が「呼ばれる」のです。
TVCMで話題のココナラ