2024年10月07日
感情的に動いても
一時的な感情で退職する。社会人と
して、あるまじき行為かもしれません。
とはいえ、積もり積もったものが
何かのきっかけで爆発、何てことも
ないとはいえない。
今回は衝動に近い感情的退職であっても、
ある事を用いればリカバーも不可能では
ない、そんな話をします。
最初に前置きしておきますが、衝動的に
退職しないに越したことはありません。
衝動的退職の程度次第ですが、
この後紹介するある事を持ってしても
リカバーには限度があるからです。
さて、そのある事とは何でしょうか?
「戦略的に対応すること」
戦略的に臨むことで、衝動的退職から
リカバーする。
ここで言う、戦略とは以下の2つ。
@できるだけ自分にとって有利に辞める
A辞めた後、丸腰にならないようにする
@は、自分にとってベストな時期に
辞めるのもそうですが
有給消化や残業代の請求、会社都合の
退職に持ち込む戦略がそうです。
自己責任ですが退職代行を使うのもあり。
会社都合退職にできる可能性があるケースは
離職の直前6ヶ月間のうち「3ヶ月連続で45時間
以上」「1ヵ月で100時間以上」「2〜6ヶ月平均
で月80時間以上」いずれかの残業があった
繰り返しセクハラ、パワハラ、嫌がらせ
などの被害を受け、会社が対処しなかった
給与、待遇、労働時間、業務内容などの
労働条件が契約内容と違った
いきなり給与を従前の85%未満まで
下げられた
給与総額の1/3を超える額が給料日までに
支払われなかった月が2ヶ月以上続いた
事業所移転で通勤困難になった(目安として
自宅⇔会社の通勤時間が往復4時間以上)
「技術職なのに営業職へ異動」など大きな
職種転換を命じられたのに、会社側から
何らサポートがなかった
会社が法令違反をした
ハローワークに相談の際には、内容に応じて
労働契約書や就業規則、給与明細書、辞令など
証拠提出が必要となるので、準備が要ります。
この辺は、過去記事「会社都合退職への
道(前編)」も参考になるでしょう。
ついでに「こんな会社、辞めてやる」も
参考までに。
続いてAですが、退職後無職になり
収入が途絶えてしまう。これを丸腰と
定義します。
それを防ぐには、次の就職先を決めてから
辞めるのがベスト。ただ、今回はそんな
状況ではなさそうです。
そこで、退職前にハローワークに行き
失業給付資格を確認する。最低限の
セーフティーネットです。
加えて、職業訓練の下調べもするといい。
次の仕事が決まらず退職した場合、お勧め
です。
いずれにせよ、退職前に一回は
ハローワークに行っておきたいもの。
その後の戦略を立てるために。
詳しくはカテゴリ「警備員を辞めたい
人へ」をどうぞ。
職業訓練は、最低でも半年間のコースが
お勧めです。その理由は
忙し過ぎた日常をリセットし、学生時代の
生活サイクルに戻れる。自分を取り戻して
人生の流れを変えるには、半年間は必要。
尚、訓練後は必ずしも訓練科に関連した
仕事に就く義務はありません。以前の
仕事に戻る人もいます。
そこで特にやりたい訓練がない場合、
入所倍率の低い、不人気科を志願する
戦略もあります。
入所には、筆記試験と面接がありました。
必ずしも、入所できるとは限りません。
入所試験についての詳細は、
ハローワークに聞いて
みるのをお勧めします。
たとえ不人気科と言えど、
真面目に取り組みましょう。
また、訓練校によっては資格取得の
フォローをしているところもあり。
僕の通った訓練校では、危険物乙四に
ついて、テキストの一括購入や補講を
行っていました。
学校なので、資格取得に勤しむ稀有の
機会です。ボイラー2級やフォークリフト
の資格取得を志す人もいました。
職業訓練に行ったら、履歴書に明記
しましょう。就労の空白期間を
埋めることができます。
学歴欄に書いてもいいですが、別途
訓練歴欄を設けて、書くのもあり。
訓練校で聞いてもいいでしょう。
このように@Aを行う事で、退職して
しまった、というダメージから
回復することができます。
職業訓練後、就職が決まれば、
そこで長く勤められればリカバーは
成功と言えるでしょう。
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