今回は、警備隊を指揮するようになった
時や、警備以外でも人をリードする時に
有効な手法を紹介します。
以下SNSで刺さったコメントです。
交通誘導警備に従事する人から。
交通誘導警備は、刻一刻と変化して行く
状況に対応しなければいけない仕事であり、
頭で考えたり仕事前の段取りが必要なのだ。
仕事の出来る警備員は、絶えず頭の中で
シミュレーションをしていて、何か現場で
変更を余儀なくされても
最初の青写真さえしっかりしていれば、
冷静に対応する事ができる。以上です。
この青写真とはどういったものでしょうか。
露光により青色に発色する鉄塩類などを塗った
感光紙に、原図をのせて焼き付ける複写技術。
また、それで得られる青地に白の印画。
図面の複写、印刷の際の青焼きなどに利用。
上記が設計図に用いられるところから、
おおよその計画。また、未来の構想。
本記事で言う青写真とは、警備計画の
おおよそのビジョンと言えるでしょう。
なぜ、これが大事なのか。
交通誘導でも施設でもそうですが、
警備現場は人を配置して、警備を行い
ます。
配置するポストの隊員に指示をするのも
仕事ですが、人を収める以前に場を収める。
大きなビジョンがあって、それを分解して
人への指示を行う。
仕事のできない人は、その逆をやったり
します。
大きな業務上のテーマがあって、それを
個々のポストのテーマに落とし込んで行く。
末端の隊員レベルにおいては、今日の業務
指示がこうだから、これに留意して警備を
行おう、といったテーマに基づいて遂行する。
末端の隊員であっても、テーマを持って
業務遂行する人は伸びていくものです。
さて、警備隊を統率するのに青写真が
有効なのはなぜでしょうか。
業務開始時に、青写真に基づいたテーマを
部下に伝えるのは、部下の意識に働きかけ
警備隊をハンドリングする事に繋がります。
小さくても組織は、リーダーの意識づける
方向に向かいます。それがツボにはまって
いれば、大きな失敗はない。
言い換えれば多少の外乱による変更が
あっても、ぶれることはないのです。
青写真をうまく使って、よりよい統率力を
発揮しましょう。
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