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2024年04月08日

仕事をすればするほど





今回は、警備に限ったことでは
ありませんが、日本人労働者の抱える
闇と、それに対する立ち回りのヒント。



残念ながら、会社員というのは仕事を
すればするほど仕事が回ってきます。



必ず、仕事は一部の人に集中します。
そして、その成果が必ずしも評価に
値するわけではありません。



上記の不都合な真実に、僕は気付いて
しまったのです。資本主義だから、
仕事をした人ほど、報われるべき。



しかし、その概念を破壊されたのは
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社。



東京が本社で、全国規模のビル管理会社で
あるB社。待遇の東京水準で、地元では
破格の待遇と、当時言われていました。



しかしリーマンショックでブラックの
本性を現し、さっそく2人の隊員を解雇。
給料もダウン。



検定持ちだった僕は、隊長から直属の
責任者である班長に任命されていました。



そして前隊長の負の遺産であり、
懸案事項であった
警備隊の立て直しを任されたのです。



ところが、仕事をすればするほど負荷は
重くなっていきます。平隊員の粗相の
責任も取らなくちゃいけない。



最悪始末書→クビもあり得る人事でした。



労基法も蔑ろにしたシフト、下がる給料
重くなる負荷。



一方平隊員は、ルーチンワークだけやり
面倒な事になれば、班長に振ればいい。
それでいて批判だけは百人前。



警備会社は大きければいいとは限りません。
というのは、現場が以下の状態では
責任者をやったら病んでしまう。



・民度が低い
・まるでコント
・複雑な人間関係



・変な人が紛れてる
・真面目な人ほど損をする
・会話の中心が悪口陰口噂話



B社現場はまさにそうでした。そんな
環境で、真剣勝負した僕が単純すぎた
のです。



二言目には始末書、クビを連呼する
隊長のパワハラと、当事者意識のない
平隊員との板挟みになり、僕は退職。



しかし、これから学んだことも
ありました。報われるかどうかは
上司や環境次第。



隊長は僕が退職する時に、一番仕事を
したと言っていました。それならば
なぜ、退職に追い込まれるのか。



業務改善や、効率化の仕組みを行えば
行うほど、仕事だけが増えてきて
報われない。



そんな心の中に、砂漠が拡がるような
想いで働いている人も少なくないと
思います。



そんな想いをしながら、僕が出した
現状、最適解は何か。



6ー7割の力で、働ける環境を目指す。
残念ながら、警備業界にそんな環境は
ありませんでした。



僕の経験・資格を見れば、使う側は
現場のリーダーを期待します。



指導教育責任者を取らせれば、年金まで
安く使える。人への投資をケチる、
地場中小警備会社らしい考えです。



どこに行っても、上記の扱いを受ける
のは目に見えています。B社のような
大手であってもブラック。



それが、警備業界外へ転職を求めた
動機であったのです。



6−7割の力で働ける環境であれば、
別の生き方の実験をすることが
できます。



副業や投資、資格取得して別の職場を
当たってみるなど。もはや安定という
文字はありません。



警備員時代からそうでしたが、
今のご時世、安心して働ける環境は
ないと思ったほうがいい。



若いうちはともかく、一つの職場に
コミットして、根詰めて働いても
報われないことが多いのです。



それならば、6−7割の力で働き
自分のリソースたる体力などの資源を
温存して、次に備える。



不安定な環境で働くなら、仕事で健康を
害するほど、無理をしてはいけません。
使う側は、責任を取ってくれない。



僕は6−7割のパフォーマンスで、
評価が下がらない立ち回りを考えて
います。



他人に秀でることが目的ではなく、
生き残ることが目的。優劣は上司が
決める事。



小さなミスはしても、大きな失敗を
しない。上司の印象が悪くなるから。
そのための根回しを行っておく。



日本の職場では目立たないことが、
生き残る上では重要と考えます。
減点法の評価なら、なおさらです。



消去法で選ぶなら、印象の悪い方から
除外されますからね。上司に対して
いい印象作りも、仕事の内ですから。

しじみエキスWのオルニチン

2024年04月07日

報連相はセーブポイント?





今回は、コーチングに関する記事です。
部下を指導する時、役に立てば幸いです。



さて、タイトルにある報連相ですが
社会人になったときから口酸っぱく
言われますよね。



それだけ重要で、基本的なことなの
ですが



警備業界は大手ならともかく、中小では
社会人としての基本教育をなされて
いない隊員も指導しなくてはいけません。



報連相の意義や、どこで行えばいいのか
ポイントについて部下に説明する時、
何かいい例えはないものか。



それはRPG(ロールプレイングゲーム:
ドラゴンクエストシリーズに代表される)
などにおける、セーブポイントである。



以下は、ある人のSNS投稿から。



なにをいつ報連相すればいいのか
理解できなかった



そこで報連相は「セーブポイント」と
割り切ることにした



ボスやつよい敵と戦う前、倒した後、
ゲームをやめる時、必ずセーブするよね



つよい敵がでる場所だったらマメに
セーブするよね



それを報連相に置きかえたら
うまく出来るようになった
・・・というものでした。



ただ、今のゲームはオートセーブ機能が
付いているので、通じるのは30代以上
ではないか、という意見も。



警備業界では、30代は若手ですけど。
(爆)



それはさておき、業務を円滑に回す
為に、責任者は心を砕きます。



よりよいコーチングを模索している
責任者は、間違いなく伸びていく。



そんな人は、警備以外の仕事に就いても
評価されるでしょう。



報連相ではありませんが、現場隊員
レベルでは、何か気づいたら責任者で
なくても、誰かに伝える。



これはむしろ、情報共有に近いもの。
これが機能している警備隊は、業務が
円滑に回ります。



報連相にしろ、情報共有にしろ
機能するには警備隊の人間関係が
悪くないという、前提があります。



足の引っ張り合いどころが、不毛な
潰し合いをやっている警備隊は先が
知れています。



警備もまた、人間関係が業務遂行に
与える影響が高いものなのです。

2024年04月05日

自分はバカだと言っていると





自分がバカだから、能力がないから
警備員をやっている、という人は
いませんか?



自分はバカだと言っていると
本当にバカになる。無能だと言って
いると、無能扱いされてしまう。



今回は、仕事で成功する
マインドセットについて語ります。



最初に言っておきますが、警備員は
バカでは勤まりません。お客様の
生命と財産を守る仕事なのです。



そう言いたくなるような、隊員もいる
ことは認めますが、ここに来ている
皆さんは、当てはまらないでしょう。



今回の記事のネタとなったのは
漫画「ドラゴン桜」の1シーンから。



東大受験を目指す生徒に、先生がこう
指導します。



メンタルブロックとは、思い込みで
心の壁を作ってしまうこと



自分はダメな人間だ、自分にできない
こういう心理的壁を作って失敗した時の
言い訳を用意して自分を守ろうとする



(中略)



だからお前はしょちゅう「ダメ」とか
「やめる」とか口にするんだ



今のうちにやめないとクセになるぞ
クセになると一生治らないぞ



自分はダメだと言っていると本当に
ダメな人間になる



自分にはできないと言っていると
本当にできなくなる



自分はバカだと言っていると
本当にバカになるぞ



(中略)



大事なのは自分を知ること
自分に合った戦略で戦うことだ



そしてお前は何より運がいい
運に乗って東大に合格してしまえ
・・・といったものでした。



上記の教えは警備業界で伸びていくに
しろ、警備を通過点として転職するに
しろ、必須のマインドセットです。



能力が低いから警備員をやっている。
偏見に過ぎません。



待遇が悪いから?誰でもできるから?
保育士さんや介護士さんはどうなの?



これ、社会的強者が刷り込んだ偏見
なんですよね。能力の高さ=待遇とは
限りません。



待遇は、業界の相場で決まります。



警備員の先に、夢や目標があるなら
決して自分を貶めるような言葉を
言ってはいけません。



発する言葉の重要性について語り
ましたが、同時に自分はキレない
こと。



キレるという事は、どういう事か。
自分は運が悪いんだ、と思う事。



この2つ、今日からできる事です。
上記ドラゴン桜の、運に乗って東大に
合格してしまえ、ですね。



運で東大とは極端かもしれませんが、
マインドセットとしては、悪くない。



中年からの転職は、選択肢は少なく
なりますが、高望みしなければ
難しくありません。



仕事運を上げ、縁を引き寄せる努力を
すれば、それなりの職につくことも
可能なのです。



但し、発する言葉やマインドセットが
良くないと、おぼつかない。
ここまで語ってきました。



言い換えれば、自分を辱めるような
言葉や、キレるのは



自分自身に「値引きシールを貼る」
ようなものです。詳しくは前回
記事をご覧ください。



自分自身に値引きシールを貼る行為は
くれぐれも慎んで欲しい。仕事運を
下げます。



僕は最初に就職した会社を、リストラ
同然で退職しました。お前は無能だと
言わんばかりに。



それを回復できたのは、最初に勤めた
地場中小警備会社の社長の一言。



同社を辞めようとした時に、
オーナー社長が辞めないでくれ、
と言ってくれました。



これで前職の呪いが解けたのです。
仕事での失敗を払拭できるのは、
仕事での成功だけでしょう。



失敗してもいい、環境が悪かったから。
その分、別の環境でで取り返せばいい。



成功を引き寄せ、グレードアップ
するためにも、発する言葉やキレる事に
留意するのが重要。



また他人から、貴方の未来は明るいと
言われたらその言葉、勲章のように
大事にしましょう。



その他に、君はこの待遇に甘んじている
のはもったいない。もっといい仕事に
就けるチャンスがやってくるなど。



他人から言われる言葉、その中でも
ポジティブなものは、自分の未来を
暗示しているものです。



そう信じれば、そうなっていきます。
普段の仕事ぶりを見て、そう言うに
違いありませんから。



特に、自分より社会的ステータスの
高い人から言われたなら、強烈です。



自分を辱める言葉を慎むと同時に、
他人から言われたポジティブ言葉は
忘れないようにしましょう。

スキマ時間でちょっとリッチに。|マクロミル

2024年04月03日

値引きシールを剥がそう





どこに行っても粗末に扱われる、
周りに変な人が集まって来て
足を引っ張られる・・・



警備をやっていると、尽きない悩みです。
いや警備でなくても、そうでしょう。



今回は、対人関係のトラブルは
過去に貼られた値引きシールの呪いと
見破り、改善するヒントを語ります。



まず、値引きシールとは何でしょうか。
以下ブログから引用します。リンクは
最後に貼ります。



人はぞんざいに扱われることを
繰り返すと、自分はその程度の人間で
あると自分で認識してしまいます。



いわば他者によって値引きシールを貼られ、
本人は値引きシールを貼られている自覚が
ないままに



「値引きシール貼られるような存在だ」と
無意識では思っている状態になります。



値引きシールを貼られた人は、「どうせ」
「自分なんか」「自分は我慢すべき」
そういった考え方によって、



自分の優先順位を他人よりも下げ、
自分の可能性を信じることが
できなくなります。



値引きシールはあなたを封印する呪いの
お札のような役割も担っているため、



シールを貼られたあなたは本来の真価を
発揮することが難しくなってしまうのです。



まずは、ここまでで皆さんにも思い当たる
ことはないでしょうか。



自分は、警備しかできないといった
思い込みも、この値引きシールの呪い
かもしれません。



もちろん、警備を天職とし報われている
と感じ、情熱をもって従事しているなら
話は別です。



引用を続けます。



なぜか上手くいかない。なぜか損な役回りに
なることが多い。なぜか嫌な人ばかりと縁が
できる。



自分の人生を生ききれていないような
気がする。…etc.



値引きシールは本来のあなたを封印する
力を持っていますので、



貼られている人はこのような
「うまくいかない感じ」をもやもやと
抱えることが多くなります。



本来のあなたが割引されており、「割引された
あなた」として人と関わっているわけですから
当然うまく扱えていないエネルギーが余ります。



本来プラスに使えるはずのエネルギーが使えず、
行き場をなくしたエネルギーは自分自身を
抑圧するように働いてあなたを毒します。



そしてそのエネルギーを吸いに
またろくでもない人間がやってきては
さらに値引きシールを貼ってきます。



エナジーバンパイアですね。
値引きシールを剥がしましょう。



ここまででも、思い当たる人はいると
考えます。



社会人になってからも、お前は無能だ
などと、レッテルを貼られたりして



自分はこの程度(収入)の仕事しか
できないんだと、思い込む。



もう警備業界、精々ビルメンテナンス
業界の中でしか、生きられない。そんな
思い込みに支配されてしまう。



そうなると、使う側はそれを見抜いた如く、
次々に理不尽な要求をしてきます。



こいつは何をやっても辞めない。ならば
安く使い倒せ。ゆくゆくはお前を幹部に、
と「疑似餌」まで用意して。



次の引用が最後になります。



値引きシールはあなたの中に「当たり前」の
顔をして紛れ込んでいます。あなたを
あなたらしさから遠ざける習慣です。



人間は社会的な動物ですが、動物です。
感情を大切にしてください。



そしてその感情を紐解いていってください。



あなたの恐怖や怒り、怒りのヴェールを
まとった悲しみや傷つき、そういったものに



あなたがあなたらしく生きるための
ヒントが隠されています。



自分が何を感じたのかを振り返ること、
なぜそう感じたのかを振り返ること、



そういったことを書きだしてみて
自分を見つめなおす作業は、
心の整理整頓に役立ちます。



自分を幸せにしない自分の思い込みに
気が付くと値引きシールがわかるよう
になります。



その値引きシールはもう不必要ですから
そのままゴミ箱に捨てましょう。



その値引きシールは大抵、あなたを安く
買い叩きたかった他者があなたにしれっと
張り付けた他人のものです。



といったものでした。本ブログも
上記作業の一環となっているのかも
しれませんね。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
で、C社現場を支配する自己愛的人格障害者
との確執を紹介しました。



値引きシールは過去、自己愛的人格障害に
よって、貼られた可能性が高いのでは
ないでしょうか。



また過去カテゴリ「僕が警備員をはじめた
理由」でも、僕はリストラ同然で最初に
正社員で就職した会社を辞めました。



そこも、自己愛的人格障害者によって
お前は無能だという値引きシールが
貼られた可能性が。



最後に僕の経験から言えば、怒りの
感情を抱くことに罪悪感を感じないこと。



理不尽な仕打ちであっても、自分が
悪かったんだと、完結せずに



とばかりは言えなかったかもしれないと
回想するのです。



そこで怒りの感情が湧き上がってくる
可能性がありますが、否定しないこと。



そして失った尊厳や、値引きシールに
よる被害を「取り返す」と心に誓うの
です。



具体的に回想し、怒りの感情に出会う
度に、取り返すと宣言する。加害した
相手を想い浮かべて宣言する。



僕は屈辱を与えた相手に、リベンジした
ことがあります。実際に行動に出たの
です。



半沢直樹のように、倍返しする必要は
ありません。一矢を報いれば十分です。
過去記事「一矢を報いる」をどうぞ。



こいつは下手打つとやり返されるぞと
思われるだけでも、値引きシールの
呪いを予防することが可能です。



最後に、引用ブログのリンクを貼ります。
自分に値引きシールを貼っていませんか?

日本一にこだわったルテイン配合アイケアサプリ【めなり】

2024年04月01日

要注意!自分を過大評価する人





今回は、警備に限ったことではありませんが
警備現場でもよく見る、距離を置いた方がいい
困ったちゃんについて語ります。



警備員からの転職においても、注意すべき
人と言えます。少なくとも自分がそんな人に
ならないようにしましょう。



注意すべき人の特徴を一言で言えば
「自分を過大評価している」



他人の欠点ややったことの粗さがしをして
鬼の首を取ったように大騒ぎする人、
いませんか?



そんな人は、ミスをしても他人や環境の
せいにします。



そんな自分は有能で、かっこいいと思って
いる。こんなように思うようになったら
危険です。裸の王様状態。



「俺がいるから現場が回っているんだ」
「俺の代わりを勤まる奴はいない」
代わりはいくらでもいます。それが組織。



心理学で言えば、ダニング・クルーガー効果。



ダニングクルーガー効果とは、能力の低い
人や経験の浅い人が、自分の能力を正しく
認識できず、自分を過大評価することです。



そのため、現実の評価と自己評価に
ズレが生じている状態になります



過去僕はそういった人を見てきました。
評価されたい気持ちはわかりますが、
発する原点が歪んでいる。



彼らはマウントを取ることによって、
自らの有能さをアピールしようとする。
業務の改善は二の次、以下ご随意です。



黙っていれば何てことないのに、
他人の落ち度を角を立ててまで針小棒大に
吹聴する行為が、何を生み出すのか。



わざわざ話を大きくして、他人に振る必要も
ないのです。生産性がないのです。



セキュリティー業務では、言動の生産性を
測るバロメーターのようなものがあります。



それはトラブルを呼び込んでいないか。
自分の責任じゃない、と言いたくなる
ような事案であっても、です。



周囲は日ごろの行いが、トラブルを呼び
込んだと思われている。当の本人は違う
と言い張るでしょう。



この無駄に話を大きくする行為は、
小難を大難にグレードアップします。
最後には本人に降りかかりますが。



かつて警備時代の同僚で、そんな隊員が
いましたが、大きなトラブルを起こし、
あわや警備業者交代まで行きました。



過去記事「お前たち、仕事をできなくして
やる」
を参照願います。



このケースは当人にとって、言い訳できない
事案でした。



彼らは、同僚の粗さがしをして針小棒大に
叩き、マウントを取ることに躍起になって
いた。



権力闘争がヒートアップしてきた頃に、
上記の事案は起きたのです。
事態収束に奔走する上司。



組織としても、原因者に責任を取らせ、
懲罰的異動人事を行うべきだったのです。



しかし、当時の上司のお気に入りであった
ために、懲罰的異動どころか後の人事で
優遇されたのです。



要するにセキュリティーの仕事の価値は
大難を小難に、小難を無難にすること
ですが



話を大きくして、マウントを取りたがる
人は、その逆をやっている。



そんな隊員が部下だと、責任者は煮え湯を
飲まされます。僕も経験があります。



卑屈になる必要はありませんが、謙虚に
振る舞うことが、警備の仕事で成功し
ひいては転職に成功する人でしょう。



皆さんの周りにも、そんな人が評価されて
いませんか?人柄も見られていますね。



かつての僕はクライアント側から認められ
たと、天狗になっていた時期がありました。
他の人より優れている。



そんな傲慢な思い込み、天狗の鼻を徹底的に
折られることになるのです。



しかしこの経験が、警備業界からの脱出に
役に立った。必要なことでした。



結論として、自分のことが客観視できている。
分相応な振る舞いができている。必ずしも
職場で主役になる必要はありません。



そして謙虚な向上心があり、経験値が一定に
なれば卒業フラグが立ってくる。
警備業界からの卒業フラグです。



次の職場でやっていける自分になっている
わけですね。



他人や組織のあら捜しをする以前に、
自分はどうありたいのか。どんな結果を
作り出したいのか。



いい歳して、自分が見えていないのは
みっともないと思いませんか。

おトクなインターネットは【GMOとくとくBB】

2024年03月31日

転職の「しまった」に備えて





皆さんは、転職に失敗したことが
分かった瞬間の絶望感「しまった」を
味わった事はあるでしょうか。



早ければ入社日のうちに分かって
しまいます、コレジャナイ感。
または、だまし討ちにされた感。



今回はそんな経験であっても、
成功への一里塚で、次につながる
という話をします。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社→C社転職はまさにそうでした。



B社隊長のパワハラに堪えかね、
蹴っ飛ばすようにして辞めたはいいが、
転職先C社も地獄の一丁目。



配属された現場を牛耳る、自己愛的人格
障害者の隊員。モラルハラスメントの
標的にされました。



こうなると損切りで、わが身を守るしか
ありません。過去記事「損切りの速さが
すべて」
を参考に。



損切りとは、投資用語で投資家が損失を
抱えている状態で、保有している株式等を
売却して損失を確定させること。



結局僕は、3か月ちょっとでC社を辞める
ことに。履歴書の汚点です。



但し、この経験があったからこそ次に
繋がりました。3つあります。



@辞めたい一心で、転職活動をすると
ロクな結果にならないこと。



A辞める時の精神状態が、転職先の
環境を暗示していること。



B戦略的に動く重要性を知り、可能な
限り周到に準備をすること。それでも
運の要素は排除できないこと。



C社転職の失敗で、一敗地に塗れた
僕は、職業訓練に行くことを志します。
次カテゴリ「暗中模索編」です。



転んでもただでは起きてはいけない。
失敗を教訓として、捲土重来を期し
ましょう。



この損切りの伏線は僕が職業訓練に
行った後で回収されるのです。



ハローワーク職員から、履歴書の
職歴欄に、C社の事を書く必要はない。
そう指導されました。



B社を辞めて、職業訓練に行ったことに
しても、大きなマイナスとはならないと
いう判断でしょう。



履歴書上C社には、行かなかった事に
なったのです。ブラックな職歴は抹消
されました。



転職失敗の絶望感を味わったからこそ、
今がある。悪い時でも経験値、です。



@損切りする勇気
A転職失敗に備え、職業訓練に行く
プランBを考えておく



分の悪いガチャを、自己責任で行うのが
転職。「しまった」に備え、上の2つは
対策として有効です。

2024年03月29日

正しいことをしたければ、偉くなれ





上記タイトルは、一世を風靡した
「踊る大捜査線」からのもの。



織田裕二さん演じる、主人公青島刑事が
いかりや長介さんが演じる上司から
言われた言葉です。



警備現場に限りませんが、組織の
末端で吠える一言居士がいます。



今回は正しさだけでは人は動かない、
生産的な言動とは何なのか語ります。



それでは、青島刑事が上司から
言われた「偉くなれ」とはどういう
意味でしょうか。



組織の中で、意思決定ができる立場に
なれ、ということでしょう。



組織の末端、下っ端で正論を吠えても、
何も変わらない。



もし、信念を持って、自分が正しい
ことを目指すならば



組織の中で、意思決定の権限を持つ
立場につかない限り、実現できない。



また、漫画「キン肉マン」でも
同じような名言が。



お前に行っていることは正しい。
きっといつだって正しい。



でも単に正しいだけじゃ、
人は動かない。



正しさを実行するには、意思決定権を
持つ人になるか、その人を動かさないと
いけない。



組織でうまくやっていくには、この
意思決定権が誰にあるのかを見極め
ないといけません。



地場中小警備会社のような、ワンマン
オーナー経営の、シンプルな組織では
分かりやすいですが



そうでない場合、真の実力者が誰か
突き止めないといけない。または
そんな人と誰がつながっているか。



かつて僕が勤めた警備会社で、公立
病院の警備研修に入った事があります。



ベテラン隊員Aさんがおり、要領は
良くなかったものの、周囲との関係は
良好でした。



脚が悪かったので、勤務時間中で
あっても整形外科を受診してよい、
との許可も得ていました。



そんな彼を攻撃する隊員B。彼曰く
上記隊員を排除したい。会社人事の
節目に乗じて、というわけです。



口が達者で、要領も良かったのですが
看護師さんたちからも嫌われていました。



口の軽いB隊員から、A隊員を排除しよう
という計画を耳にした僕は、すぐA隊員に
知らせたのです。



するとA隊員は、クライアント側である
公立病院総務課で、ボイラー担当の嘱託
職員に相談。仲のよい味方でした。



総務課の意思決定権者の耳にも入ったの
でしょう。今年度は隊員を入れ替えない
ようにと、会社へお達しがあったのです。



B隊員は、会社人事に乗じてA隊員を
排除しようとした。



A隊員は、クライアント側の意思決定権の
ある人にアプローチして、これを覆した。



より意思決定権のある方にアプローチした
A隊員の勝利でした。



A隊員、B隊員双方の正しさがぶつかった
時に、より意思決定権のある方を味方に
つけるかが、鍵でした。



人柄もさることながら、日頃から周囲との
協調を計り、クライアント側と良好な関係
を築けていたA隊員。



そんなA隊員をバカにして、職場で横柄に
マウントをとっていたB隊員。結果は
明らかです。日頃の行いの差が出た。



各々の正義であっても、人を動かせる
かどうかは、発するところで決まります。



日頃から、職場との協調を計り
業務を円滑に回そうという公共心と



職場では、口と要領を武器に
他人にマウントを取りたい私欲と



どちらが勝るでしょうか。
Aさんが勝ったのは、職場における
「生産性」を理解していたこと。



より公共心の高い言動が、信用を
生み出していたのです。



それが、自分の正しさを実行できる
バックボーン(背景)になった。



一方B隊員のように、自分だけ快適な
環境にしようとしたらどうなるか。



いずれ、トラブルを起こしていたに
違いありません。



一見言っていることが正しくても、
生産性があるかどうかは、結果を
見て行けば分かります。



トラブルがないと言った結果は、
セキュリティーの業務では、最重要
事項であり、生産性の高さを示します。



トラブルを「呼び込む」のは
日頃の行い、言動に生産性がない。



たとえそれが、その人の非であると
明言できなくても、呼び込んだ素地を
作った事は、使う側は気付いているもの。



我々末端の立場では、正しさを実行する
ために、意思決定権を持つ実力者と良い
関係を築ける、日頃の行いが鍵なのです。

空いた時間に少しでも稼ぎたい方には【プチジョブ】

2024年03月27日

恩は回していこう





過去記事で僕は、恩を仇で返す人間に
なっちゃいけないと言いました。



社会人として最低限の事なのでしょうが、
今回は、受けた恩をどうするかで人生の
幸福度が変わっていく、という話です。



恩返し。これは恩を受けた人に
お返しをすること。
理想ですが、これ以外と難しい。



恩を授けた相手が偉大過ぎたり、
恩返しをする機会を逸したりして
なかなか難しいもの。



出世払いでいいよ、と言われるのは
事実上恩返しの辞退かもしれません。



それならば、どうするのがベター
なのか。



タイトルにある、恩を回す。
具体的にはどういうアクションなの
でしょうか。



上司や先輩に、おごってもらった。
それを今度は後輩や部下に自分が
おごる。



自分がされて嬉しかったことを、
恩を受けた人以外にしてあげる。
これぞ恩回し。



上記のようなおごる慣習が、伝統の
ようになっている組織は、強いと
観ます。



というのは徳のようなものが
「循環」するから。



既得権益を一部の人が寡占している
組織は、循環がなされず衰退していく。



なぜこんな事を言うかと言えば、
かつての僕は恩返しにこだわり過ぎて
もっと大事なことを見落としていた。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社。



その前のカテゴリで、地場警備会社A社を
不本意ながら退職し、B社に転職しました。



B社には、A社時代の知人がいました。
そのツテを使って転職したようなもの。



なので、拾われた身としては恩返しを
しなくてはならない。僕はそう考えた。



当時B社は、隊長が交代したばかりで
前隊長の指導力不足が原因と思われる、
警備隊のレベルの低さが問題に。



そこへ僕が入って来た。警備のレベル
アップ、要するに指導を期待されました。



施設警備検定2級も持っており、
隊長直属の班長として、隊員の指導に
当たって欲しい。



当時僕は張り切っており、警備補完計画
などと称して、警備隊の立て直しに取り
組んだものです。



ところが、B社の実態が明らかになるに
つれ、恩返しの意義を問われることに。



隊長は、僕が指導するのは施設警備2級
検定受験のため、と説明しました。



B社のスタンスはこれと相反するもので
検定受験の話すら出ない。



僕が訓練を付けている平隊員からも、
こんなことやって何になる、と本音が。



訓練の成果が上がらないと、隊長から
「進歩がない」とパワハラ。それなら
進歩する環境を作れよ。



こんな実情もあって、僕に業務に対する
モチベーションは、どんどん落ちて
いきます。



トドメを刺すかのように、リーマン
ショックからの隊員リストラで



もはや警備の立て直しどころの話では
なくなってしまいます。僕がB社を
去った大きな理由でした。



B社は僕が辞めた後も、組織として
立て直すことができず



クライアント側からの信用を失い、
臨時入札が行われ、警備する施設を
去りました。



この教訓から何を学ぶか。
恩返しといっても、恩を受けた人や
組織が、返すに値しないケースも。



不謹慎かも知れませんが、恩を返す
人や組織は、見極めないといけない。



滅びゆく組織でいくら頑張っても、
成果は得られません。空しいだけ。



それならば、自分の知識や経験を
別の環境で、指導力を以て貢献する。
これが恩回しではないでしょうか。



恩を返すなら、環境次第。
返すのではなく、別の人に回す。



これができるようになると、人生が
うまく回り始めるのでは。



恩を返すことは、人間として素晴らしい
行いですが、それにこだわり過ぎると
人生窮屈になってしまう。



恩は受けたら忘れず、授けてくれた
人に不遜な態度を取らなければいい。



助けられたら、自分が助ける側に
回る。小さなことでもいい。助けた
相手は覚えているものです。



最後に「情けは人の為ならず」という
ことわざがありますが



こういった「徳」の循環を行えば、
世の中上手く回るという教えでは
ないでしょうか。

ConoHa WING(コノハウィング)

2024年03月25日

行きたい未来を選択する





本ブログでは、警備員からの転職を大きな
テーマとして扱っていますが



あくまで転職は手段であって、その先の
人生をどう幸せにするか?これが究極の
目標になるのです。



今回は、人生の予告をキャッチし
より良い未来を選んでいくには、
どうすればいいかについて語ります。



以下、ある人の意見から。



人生には「予告編」があることを
知らない人が多すぎる
人生の予告編?



それ何って思うよね
でも「ナントナクわかる…」って感じない?



何故か忘れられない言葉
何故か印象に残っているシーン
何故か繰り返されるイメージ



それってね、予告編なんだよ
それは必ず巡り会える、とーっても大事な
あなたの人生テーマなんだよねー



私たちは自分の意思で生きているのではない
それは断じて違う



私たちはナニモノかの力で生かされているの
ナニモノかが「あなたの人生」を必要だ!と
判断しているから人生が存在するんだよ



(中略)



日々を丁寧に生きていれば予告編に
気づけます



逆に不安や後悔に心が囚われていると
予告編に気づけません



心の囚われを手放して与えられた
人生を謳歌しようじゃないですか!



といったものでした。これに対して



予告はたくさんあるパラレルワールドの
一部を垣間見せてくれていますよね。あとは
自分が行きたい未来を選択するだけです。



という意見もありました。



転職を手段に、自分の幸福度を上げたい
そんな世界線に行くには



自分には、どんな縁があるか?
これを精査する。



アンテナを高くして予告をキャッチする
努力をしていると、ふとした感覚が
予告を教えてくれます。



転職は縁です。もちろん知識や経験も
大事ですが、縁がなければどんなに
頑張ってもアプローチできない。



中年になっても高望みをせず、もう少し
ましな環境にと志すならば、縁があれば
転職は難しくない。



より良い未来を選ぶには、ふとした感覚
を磨いて行こう。どんな縁が自分を幸せに
してくれるか。



逆に言えば、このふとした感覚を鈍らせる
要因を排除していくことが、よりよい未来
を引き寄せる。



まず、不安や後悔に心が囚われている。
心の囚われを手放すこと。



次に、不安や後悔に心が囚われる
環境から距離を置く。罵詈雑言や、
陰で他人をこき下ろすそんな環境。



職場のストレスが、自分の未来を
暗くしているなら、こんなに生産性
のない活動はありません。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
で、僕がB社→C社と連続でブラックを
引いたのは、そんな背景がありました。



流れが悪いと、個人の力でどんなに
頑張っても、ロクな結果になりません。
まずは、悪しき流れを変える。



言い換えれば「リセット」を行う。
日帰り温泉旅行など、いいですね。
日常から距離を置く事です。



ただ、上記の僕のように煮詰まって
にっちもさっちも行かなくなったら
どうするか。



一旦労働から離れるという決定打が
あります。これが一番効く。



しかしながら、就労の空白期間が
できると、再就職の障害に。



そこで何度も紹介していますが、
職業訓練に行く。半年間のコースが
お勧めです。



訓練科はともかく、人生の流れを変える
リセットの気持ちで臨めば、何がしかの
収穫があるに違いない。



詳しくはカテゴリ「警備員を
辞めたい人へ」を参照願います。



もう一つ、経済的な事情が許すなら
短時間の緩い仕事に就いてリセットを
期す戦略もあります。



短時間の緩い仕事であっても、次に
繋がることもある。そう信じましょう。



職業訓練に行くのも、一旦緩い仕事に
就くのも、目的は心のエントロピーを
下げること。



エントロピーとは熱力学の概念で、
ざっくり言えば、ざわつき。



心がささくれ立ち、ざわついた状態で
どんなに行動しても、結果は空しい
ものになるでしょう。



エントロピーを下げ、ふとした感覚で
予告を感じるようになれれば、より良い
選択ができるようになる。



人生の運不運は、選択の結果起こるもの。
心のエントロピーを下げて、幸福度の高い
未来を選び取ろうではありませんか。

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2024年03月24日

卒店式





今回は、某ファーストフード店の
卒店式なるイベントについて考察する
ことにより



より働きやすい環境とは何か、警備
ではどうあればいいのかを語ります。
以下、卒店式について紹介。



「卒店式」という名の
お店を去る人を祝う一大イベントがある



店の運営は近くのお店に
ヘルプしてもらい



わざわざ会議室を借りて
正装で参加する



たかがバイトでそこまでする?って
言われたことがあるけど
人を大切に扱っている証だと思う



進学して他県に引っ越す人
就職が決まり辞める人
夫の転勤が決まった人



彼ら彼女たちの旅立ちを心から祝う



毎回このイベントに
参加するとそれぞれのお店のドラマがあり
感動の嵐



参加者は良い伝統を引き継ぎ
バイト辞めようと思っていた子も
来年の卒店式まで頑張ろうという気になる



帰省期間だけ働く環境を作る
実は働く人を辞めさせない施策だけど



従業員の満足度なくして店は儲からない
と結んでいます。(紹介終わり)



従業員を大切にすることが、お客様を
大切にする、労働者=消費者を良く理解
しているから。



一方、地場警備業界どうなのか?
人事はざっとしたもので
去る者追わずといった感じです。



それでも、前回の記事のように
去って行く人に対して



いつでも戻ってきていいよと
懐の深さを見せることが、有為な
人材の確保につながる。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社を辞めた時、隊長はじめ周りは
冷たいものでした。



そりゃ怒り爆発で辞めたので、僕の非も
認めます。退職の挨拶で毒を吐きました
から。



もう地元に、B社の警備する現場は
ありません。



これから学んだのは、先のある組織は
辞めていく人に首の皮一枚でも、残す
配慮をした方がいいのではないか。



具体的には、卒店式などしなくても
将来戻って来てもいいですよと、
リップサービスでもいいから言う。



それすらできないブラック企業は、
先が知れているという事なのでしょう。
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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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