今回は、過去記事「極上の警備隊」
「組織を良くしたい志」に続き、
ビジョンの重要性について語ります。
ビジョンとは何でしょうか?
いつかは理想の警備隊を作り上げたい。
お互い切磋琢磨し合う関係でありたい。
組織として業務の質を底上げしたい。
リーダーなら、小さくても自分の
コミュニティをそうしたい、という
志があるのでは。
そこまでいかなくても、皆がいがみ合い
不能な潰し合いをする組織にはしたく
ない。
簡単には行きませんが、仕事が楽しい
のは、仲間が楽しいといったベースが
あるのです。
そんな環境にしたい。または身を
置きたい。
ふわっとした理想論のように聞こえます。
しかし求め続ければ、当たらずと
いえども遠からずといった状態には
たどり着けるのでは。
冒頭に紹介した過去記事で、警備隊長で
あった知人が、極上の警備隊を作り上げる
と、理想を語っていました。
もちろん雇われているのですから、
100%思い通りにはいきません。
それでも、少しでも適性のある警備員や
警備業務遂行がスムーズに行くような
環境整備を会社に働きかけた。
上司との相性もありますが、彼の言い分
はある程度通り、極上とまでは行かなく
ても、それに近い状態にまで行きました。
ここで何がポイントかと言えば、人間は
(心の底から)望んだ環境を引き寄せる
ということ。
望む人がリーダーならば、属する
コミュニティに強く影響します。
逆にリーダーたる人間が、自分だけが
快適に過ごせる環境を望み、絶対王政を
敷こうとしたらどうなるでしょう。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社・C社のような労働環境になって
しまいます。
もちろんリーダーも人間ですから、
自分のやりやすいような職場環境に
したい、という欲望がある。
ただそれ以上に、職場を良くしたい
と言う公共心が勝っていれば合格です。
数は多くはないでしょうが・・・
ここまで書いてきて、そんな都合の
いい環境なんてあるはずはない。
仕事とはそんなもんだ。
そういった声が聞こえてきそうです。
それは半分正しい。但しこれからは
自分の身を置く環境を選べる時代に
なりつつあります。
旧態依然とした職場は遅れるでしょうが
それでも、変わらざるを得ないでしょう。
今、自分がいる職場環境の民度が低いと
嘆くならば、もっとましな環境を求める
ことです。
具体的には、民度の低い人の言動に
同調せず、距離を置くこと。そして
理想の環境を描き続けること。
俺はこんな環境で終わってたまるか。
極上の職場環境に身を置くんだ。
そこで、前出の警備隊長のビジョンが
参考になる。
コミュニティをこうしたい、という
志がある。リーダーでなくても使える
ものです。
転職の一番大きな原動力は人間関係の
悪さ。ハラスメントは論外にしても、
民度の低い職場はうんざりするもの。
僕が警備からの転職を志したのも、
上記のような要因がありました。
最後に、理想の職場を求めるなら
留意事項があります。
それは、リーダーとしての視点を
もつこと。前出の警備隊長のように。
実際にリーダーでなくても構いません。
リーダー経験が、転職の際武器となる
のは、部下を含めたコミュニティを
こうしたいという志があるから。
それも俯瞰(ふかん:上から広く見る)的
視点で持っている、という長所があります。
リーダーでなくても、上記のビジョンを
持つことは可能です。
理想の職場を求めるビジョンがあれば、
それに近い環境を引き寄せることが
できる、そう信じましょう。
警備業界で実現できなければ、自己責任で
業界外転職をすればいい。僕のように。
ビジョンを描くときは、職場のストレス
から離れて、心地よい状態で描くのが
ポイント。
ストレスで心がささくれ立っていると、
それ相応の環境を引き寄せる羽目に
なってしまいます。
良くも悪くも人間は、望んだ環境を
引き寄せているものです。
しじみエキスWのオルニチン
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