皆さんも、上記タイトルについて
聞いたことがあると思います。
箱の中のミカンが1個でも腐っていると
周囲のミカンも腐ってしまう。組織論を
語る上でよく出てきます。
今回は、上記の件を踏まえ警備のリーダーが
如何に大変か、加えてそれを転職時に活かす
には、どうすればいいかについて語ります。
まず、腐ったミカンとはどんな
特徴でしょうか。
具体的には不機嫌・ネガティブ・ルールを
破る・敵をつくる・成果や情報の強い独占
意欲・他責・不誠実
こんな人を組織に入れてはいけません。
最終的には人柄に行きつくのでしょう。
優秀さは加点要素に過ぎない。
ある経営者の方がつぶやいていました。
腐ったミカンは採用するべきではない。
頭ではわかっているはずなのです。
しかしながら警備業界では人手不足で、
そんなことを言ってられない、といわん
ばかりに採用してしまう。
そうなると、あられもない苦労を
しょいこむのは、警備現場のリーダー
たる責任者。
怖い話、警備の現場では腐ったミカン
の方が多いかもしれません。
むしろ、箱の中から腐っていないミカンを
ピックアップしてどう使うか、なんて悩む
リーダー(責任者)もいることでしょう。
僕もその一人で、ブラック部下に煮え湯を
飲まされたことがあります。
経営側としては、腐ったミカンであろうが
クライアント側から信用を失い切られる
事がなければ、合格なのです。
但しそれは、腐ったミカンの尻拭いをして
現場を回す、リーダーの苦労があってこそ。
一般企業は腐ったミカンを採用しない
ように、最大限の努力をするでしょう。
なぜなら、人材が流出するから。
悲しいかな警備業界、特に中小はそんな
ことも言っていられない。
束ねる部下のレベルの低さを、改善する
気がない経営者も少なくない。
こうなると、有為な隊員は辞めていきます。
苦労の先に、報われるインセンティブが
ないことが分かっているから。
ただ人を安く使おうと知恵に長ける経営者は
簡単には辞めさせないようにするのが上手い。
以下の手法は知っておいて損はありません。
@思考停止
A疑似餌
まず@の思考停止とは何でしょうか。
徹底的に捕縛して考える暇を与えない。
過密なシフトに加え、休みの日には研修や
資格取得の勉強を命じ、個人の時間を奪う。
するとストレス解消で、飲む打つ買うに走り
将来のための時間とお金を投資できない。
貧乏暇なし状態になるのです。
そしてわずかな称賛と引き換えに
お前は警備業界でしか生きていけないと
刷り込んでいく。
貧困ビジネスと似た発想です。こんな
経営者からは早く逃げた方がいい。
A疑似餌ですが、一般企業なら
苦労の先には昇進や昇給といったいわゆる
キャリアパスが示されます。
しかし、警備会社(特に中小)はざっと
したもので、出世といっても事務所に入り
管制職になるか、営業になるか。
幹部になる人は、最初から決まっていて
ほぼ出来レース。それなのにお前を幹部に
なんて話を持ち掛けるわけです。
話を持ち掛けた人が、人生を預けるに
値するなら考える価値はあるでしょうが、
そこまで信頼できる人はいるのでしょうか。
疑似餌をぶら下げられ、走らされるのは
人生の搾取。幹部にする気がないのに
舐められたものです。
僕はこの2つに気付いて逃げ出しました。
結果的に、脱出成功できましたが
経験値と幸運の賜物でした。
まとめると
警備のリーダーは他業界のそれよりも
大変な側面がある。それゆえ稀有な存在と
なっている。
しかし、その苦労が報われるケースは
少ない。むしろ安く使い倒すために
知恵を絞る経営者もいる。
これらを踏まえ、転職時にどう活かすのか。
どういうアピールをすればいいのでしょうか。
まずは、上記の背景に理解のある職場に
アプローチする。過去記事で異業同職の
転職を勧めるのは、この背景もあります。
そして、面接では自信を持って臨むこと
です。自分はこれまで腐ったミカンを
扱ってきたんだと。
理不尽に叩かれる屈辱も、将来の肥やしに
なると信じましょう。乗り越えてきた足跡は
貴方の顔に滲み出ているものです。
TVCMで話題のココナラ
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