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2019年03月31日

俳優修行  多言語劇場 ヘレン.テニソン 00 於いてアクターズセンター

俳優修行 多言語劇場 by ヘレン.テニソン00 於いてアクターズセンター

英語を第2言語とする 俳優10人 が集まった
 英語と母言語を使い 即行表演で コミュニケーションを取り合う 

1. ホルヘ・ルイス・ボルヘス(1899-1986 アルゼンチン 作家.詩人
夢と迷宮 無限と循環 架空の書物.作家 宗教・神をモチーフ/魔術的リアリズム 幻想短編作品)
 の 『バベルの図書館1941』より

'You who read me, are You sure of understanding my language?'

10人の俳優 + 演出のヘレン 輪になって向き合い立つ
英語で先ず云う
母国語で云う 

その変化を味わう 

日本語:諸君 私の作品を手にとる君たち
 ところで君たちは 本当に 私の言葉を理解しているか?


最初の言葉 Youを 特定のある個人 とする俳優 と 複数の読者 とする俳優とがあり
 空間の取り方 相手との距離 俳優の立ち方 に違いが現れる

母国語になると 翻訳如何によるだろうが
随分と短い文節になる言語/イタリア語.中国語
逆に長くなる言語/ポルトガル語.フランス語.フィンランド語.ロシア語.フィリピン語  
 ドイツ語は英語にとても近い 

云っている事は事前に知ってはいるのだが
 発声言語の音の違い 始めて聞く音もあり 
似た音で 全く違う意味を表す 言語もあり 

言語発声音の無限性 に 眼を見張る 耳は疑う



 
次回へ続く

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と たのしい演劇の日々


2019年03月26日

演劇が目指すもの 61 演劇と意識 Theatre and Consciousness 30

演劇が目指すもの61 演劇と意識 Theatre and Consciousness 30

『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ

演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)  
   気になる箇所 意訳の試みです


メイエルホリド(1874– 1940) ロシア 演出家 俳優 プロデューサー
 ロシア時代.革命後のソビエト 演劇革新運動を展開 現代演劇最高峰の一人

象徴主義演劇
演技者と観客との有機的接触を求める演劇.演出法を探求
客席と舞台との連続性 舞台における非日常性
映画のモンタージュ形式に共通な時空間など 演出を確立

コメディア・デラルテ サーカスなどの所作
科学的な生産の時間と動作 機械的イメージを組み合わせた身体訓練法:
バイオメカニクス(Biomechanics)俳優訓練を開発


人間の関係性と行動の真実は 言葉にではなく
 身振り ステップ 態度 ポーズに表れる

心理学は人間についての多くの質問に答えを出せなかった
 なので心理学の知見に立つ演劇は崩壊する
それに代わり 人間の物理的要素を重視する演劇によれば 答えは明瞭である

俳優の身体的な訓練と訓育に重点を置き
この目的を達成するために 演技方法「バイオメカニクス」を開発
それは
行動 - 休止 に対応する 反応とその準備に基づく体操

俳優がバイオメカニクスを習得したなら 心理的なキャラクター描写を凌ぐ
 生理学的プロセスを用いた 感情表現は 聴衆の魂を捉える

すべての心理的状態は特定の生理学的過程によって決定される

役の性質を物理的に正しく解決することにより 俳優は 焦点/エクスタシー体験に至り
 それ自体観衆を捉え 俳優は演技/物語を観衆と共有する 

このエクスタシー体験こそが俳優の芸術である

一連の身体運動および状況からエクスタシー体験が生じるのだが
 それは特定の感情を伴う 

身体行動は感情の結果ではなく 刺激の結果である






次回へ続く

メイエルホリド 演劇の革命

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と たのしい演劇の日々

2019年03月24日

演劇が目指すもの 60 演劇と意識 Theatre and Consciousness 29

演劇が目指すもの60 演劇と意識 Theatre and Consciousness 29

『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ

演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)  
   気になる箇所 意訳の試みです



コンスタンチン・スタニスラフスキーKonstantin Stanislavski (1863 – 1938) 近代演技術の創造者
(過去記事1/22/2019) の続き



起こり得る最良の事態は 戯曲により俳優が完全に我を忘れること
俳優自らの意志に関わらず 俳優は 自身が何を感じているのか気付かず 演じていることを考えず
  それは すべて無意識に 直観的に行動され 只物語のシーンを生きている

俳優演じる役は シーンの目的達成 その為に他の俳優演じる相手役/シーン/物語 に集中する
  が俳優は観客と共にある

演技中 決してコントロールを失ってはいけない アーティストとして 常に自ら行動する

情動記憶:
視覚的記憶が 忘却された出来事/場所/人等 内的イメージを再構築することができるように
 情動記憶は経験した感情を呼び起こす
記憶の再現は不可能にも思えるが ある突然の示唆 思考 身近な物 が刺激となり
 それらを完全に呼び戻る

感情は自発的であるべき:
俳優の仕事は 役の感情を作り出すことではない
 感情が自然に発生するような 与えられた状況を創造することが俳優の仕事だ

演技における三位一体(3つの内なる原動力):
俳優は 戯曲上の台詞より 思考を それらの意味と戯曲の概念に到達 
この概念は見解を導き それに対応し 感情 意志 が 共に働く

無意識部分の実態化が出来たならば それらは繰り返し作動され 意識的に発動される

俳優は 観衆の前で泣き笑い役を生きている 同時に俳優は 涙と笑顔を演じる己を見ている
この二重性 人生と演技のバランスこそが俳優の芸術だ




次回へ続く

スタニスラフスキー伝 1863‐1938

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と たのしい演劇の日々

2019年03月22日

映画鑑賞『ビューティフル・ボーイBeautiful boy(2018)』 米

映画鑑賞『ビューティフル・ボーイBeautiful boy(2018)』 米

原作『Beautiful Boy: A Father's Journey Through His Son's Addiction 』
作デイビッド.シェフDavid Sheff (1955/56-) ジャーナリスト.作家
 息子ニックの麻薬中毒との闘いを 父親の視点で描いた実話

ニック4歳父母離婚 父デイビッドと暮らす
父の再婚 義理の母の出産で幼い兄妹の義理の兄となる
 頭が良く運動も出来る優秀な 皆に愛される子供ニック
 大人の都合を理解し 優しい義理の息子.兄 を演じ続けるニック
 が 父母の離婚 実の母との別れ はトラウマとなり ニックを脅かす
良い子を演じる事で ニックの内面に 孤独.嫉妬.不安.憂鬱が増幅され そしてニックを壊して行く
 

 11歳で始めて麻薬を体験 良い子を演じ続ける為に 麻薬依存へと
 17歳の時点で手に入るあらゆる麻薬を経験

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ニック.シェフNic Sheff  彼の体験を自らも書いている
Tweak: Growing Up on Methamphetamines 2008 (ISBN 9781416913627)
We All Fall Down: Living with Addiction in 2011



映画監督:フェリックス・ヴァン・フルーニンゲンFelix Van Groeningen1977 )ベルギー
     映画監督、プロデューサー 脚本家

父親ニック:スティーヴ・カレルSteve Carell, 1962)
         米俳優 コメディアン 脚本家 映画プロデューサー

息子ニック:ティモシー・シャラメTimothée Chalamet (1995- )米.仏俳優 
『君の名前で僕を呼んで2017』で第90回アカデミー賞主演男優賞にノミネート
の作品で 若い頃のデカプリオ と評された 天性の俳優
素晴らしい俳優だ 映画を愛する観客を魅了する
 その才能を 存分に花開かせ得る
 いい作品.スタッフ.役に今後も出会い続ける幸運を心から願おう

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と たのしい演劇の日々

2019年03月18日

戯曲「正義の代価/what price for Justice?」 03  ルス.バネットRuth Barnett 

戯曲「正義の代価/what price for Justice?」 03 ルス.バネットRuth Barnett 

『キンダートランスポート』作ダイアン.サムエル(過去記事 2017/09/15.29)は
 同様に思春期の不安定な娘と 向きあわざるを得ず
 始めて母は自身の過去にスポット当て 娘に語る
 しかしそれはトラウマ/恐怖/傷 には至らず
 ルスに言わせるなら 魂が準備に至っておらず
 他人事の様に 母は自分の過去を語った またそう演じるよう 演出家は求る


ルスは この戯曲で 人間社会が抱える普遍的2つの主要な問題を強調している
第一に 家族が権力によって暴力的に分断され
更に 戦争/暴力 死の恐怖がトラウマとなって
家族構成員の精神/魂を痛める状況にある時
引き裂かれた家族はそう簡単には修復されない のだと


戯曲2幕 1949年 赤十字を介し子供を取り戻すが.....

ルス(作者本人) 14歳の少女は 実の親元に居ながら 身の置き場を見つけられず
 徘徊の日々を送る
空腹を満たす為だけの帰宅 雨に濡れ ヨレヨレになって帰宅する娘を見守る母 

子供たちは 10年毎日 両親の迎えを信じ堪えたろう が
10年は長すぎ 親に裏切られた絶望感が 子供たちの魂の深奥に淀む
 更に 身体肉体的暴力から 身を守りながら生きた子供時代が トラウマとなり 魂を蝕む  

娘に 全く届かない 抱きしめる事さえ拒否される 母親の苦悩      
 
痛ましい娘の姿に キンダートランスポートは 本当に正しい選択であったか
 と毎日問い続ける母

父親は あの悪魔の時代にあって 家族皆が生き延びた幸運を強調する  

しかし なんとひどい代償を払わなくてはいけないのか とタイトルである母親の台詞


或る日 徘徊から帰宅したルス 荒れ野を彷徨った獣さながら衣服は乱れ疲れ切っている
 それでも 母に対する強い警戒心は隠さない 

 母は思い切って学校へ行くことを促すが
それに対し ルスは
北へ向かって歩き続ければ 港に至るだろう
 船に乗り込んで英国へ帰る と言い出す 

そこで英国に残した馬の話をするルス
 馬たちは私に何も求めない 
私がどんな気分だろうと ただ其の侭の私を受け入れる 彼等は私の家族だ
 と

母は覚悟を決めます

英国へ帰って学校へ行きなさい と でも
 学校休暇の時期は ドイツに必ず帰ってくることを約束してと

その母の言葉に感涙し ルスは母と約束を誓います 

そして 皆の為にキノコのスープを作りたいから 出かけて良いか?
 と始めて母に問うのでした




 

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と たのしい演劇の日々

2019年03月17日

戯曲「正義の代価/what price for Justice?」 02 ルス.バネットRuth Barnett 

戯曲「正義の代価/what price for Justice?」 02ルス.バネットRuth Barnett 

Dr Robert Bernd Michaelis (1903-1973 ) 
1925 ライプニッツとベルリンで法律を学び 法学博士号取得 
1929 ベルリンの地方裁判所特許裁判所の補助裁判官就任
1933 ナチス 公職よりユダヤ人追放令 
1939 二人の子供をキンダートランスポートに委ねる
1939  上海逃亡 上海ゲットーでの生活は楽ではなかったが
  上海中欧弁護士協会にて国際和解に務めた
1947 ドイツ帰還 政治粛清調査委員会の副委員長として非ナチ化 政策実現に取り組んだ
1949 ファシズムの犠牲者として 地方裁判所所長就任
          ナチ犠牲者への賠償請求裁判に生命を掛ける
   ドイツ赤十字の働きにより家族再会を果たすが.....
1954 親世代の心身を蝕むトラウマはその子世代へ伝播する と社会に重責を問う
1957 ナチス元支持者が公然と公職にあって 非ナチ化を阻止している現実との命がけの戦いに
     また修復不能の家族関係に疲労困憊 職務継続は不可能と判断され 退職
   保留中のユダヤ人賠償請求を全て解決し 高等地方裁判所の上院議長就任
1959−67 健康を理由に一旦拒否された法律家資格を再取得 著作活動にも務める  
 
戯曲は
『地方裁判所/Country Court』(2012 上海ゲットー/無国籍難民限定地区 を題材にした小説
  ドイツ書籍賞受賞  TVドラマ化(2017) ウルスラ・クレシェルUrsula Krechel(1947-)作

ウルスラはその著作にあたり ルスの『無国籍者/Person of No Nationality(2010)』を素材とす
 
父親を扱った史実ベースの小説の より確かな事実を明かす為書かれた

ルスは語る
“私の父は ナチスにより没収された私たちの家を取り戻す為に
 そして新しい民主的なドイツで正義を確立するために亡命先上海より8年後に戻ってきた
しかし 思い出すのさえ拒まれる蛮行の数々に
 加害者の死を待って 多くの審問は収束されてしまう また
 「人道に対する罪」が施行されたが
 公職にある元ナチス支持者が罪を免除されている事態にあって 正義は無力であった 

正義は戦争の最初の犠牲者だ

私たちは 明らかに容認できないほど日々エスカレートする暴力を
 手に負えなくなる前に阻止する 智慧も勇気も見限った 

正義の為に 法の下 命を掛け闘い続けた父の偉業を称えたい” 


ニュルンベルク合流:「ジェノサイド」と「人道に対する罪」の起源

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と たのしい演劇の日々

2019年03月15日

戯曲「正義の代価/what price for Justice?」 00 ルス.バーネットRuth Barnett 

戯曲「正義の代価/what price for Justice?」 00 ルス.バネットRuth Barnett 

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ルス.バーネット(1935-) ベルリン生れ
父.ユダヤ人はベルリン裁判官 ナチスの対ユダヤ法(1933) 公職より追放
 6年の潜伏の後 上海へ逃亡 
母.ドイツ人 映画向けコマーシャル制作
 ユダヤ人の夫 その子供を儲けアーリア人の血を穢したと咎められる
 夫と共に上海逃亡を試みるが 戦争がそれを阻止
 ドイツに居て 密に同様の妻たちと反ナチス.プロパガンダ運動を続ける

キンダートランスポート 1939年2月父親が手配し 母親と共に渡英
 だが英政府は親の受け入れを拒否していた為 母親は僅か1週間の滞在の内
 幼いマーティン(6)とルス(4)を 育ての親に託す  
 ”母親が 言葉も交わさず 或る日突然 二人の元から消え去った事を思い出す”
 とルスは語る

兄弟はクエーカー教徒の支援の下に置かれたが 最初の里親は ルスに辛くあたり 時に暴力も振るった
 幸いなことに 兄弟二人は引き離されなかった為 4回里親が替わったが
 精神的に支え合えた とルスは語る
  
そして 最後の里親となる 農家 と馬の世話に ルスは渡英後始めて平安を覚える
 ”馬は私に何も要求しない 私がどんな気分の時でも いつも其の侭の私を受け入れてくれる
 彼等は私の真の家族 決して互いに争うことはない” とルスは語る

終戦から4年後 そんな日々を送るルス(14)の元へ ドイツ赤十字を通じ 子供の居場所を知った母は
 家族の合流を夢見 再会を果たすのだが

キンダートランスポートの子供たちは 敵国英国で ドイツ.ユダヤ人といじめられる日常にあって
 両親が迎えに来ることを固く信じ堪え忍ぶ しかし 10年待ってもその日は来ず
 更に悲惨なドイツの様子をニュース等で知り 観念するのだ
 そして自身の英国人化に務めるのであった

そんな時 突然 母親だと名乗る女性が現れ しかし
”それは墓場から表れた幽霊も同様で 母の事を何も思い出せない 言葉も通じない
 心が全く母と繋がらなかった” とルスは悲しい思い出を語る

にも拘わらず 未成年者のルスは 父親の手配により ドイツの両親の元へと送り戻される
しかし 思春期のルスにとり 英国の農家/馬/家族 は彼女の存在を支える全てであった
 母の努力虚しく 僅か1年で ”学校休暇の際は必ずドイツの両親と共に過ごす”事を約束し
 英国へと戻る   

兄は既に ケンブリッジ大学/物理の入学が決まっていたため 英国で学び
 後ドイツ人女性と結婚ドイツで生涯を送る

ロス50歳 安定した結婚生活 教師.心理セラピストとして充実した日々
 思春期の3人の娘とのやり取りを送る中 自身の過去に向きあうだけの心の準備は整ったと感じ
 始めてキンダートランスポート.ホロコーストについて詳細を調べ始める  

“ホロコースト帰還者の多くは 過去を振り返るに至れない
 そして彼等のトラウマは 其の侭 彼等の子供に苦悩として転送されてしまう

ルスの母親も決して ナチス政権時代の体験を話してくれなかった
 
母親が過去を自らの内に閉じ込め壁を築いてしまうと 子供たちとは上辺の付き合いになってしまう
 それにより 子供は愛の欠乏に苛まれ それは思春期を一層難しくする” とルスは云う

『正義の代価?』は 戦争により離散を強いられた家族を覆うトラウマを
 真摯に考えて欲しく 書かなくてはいけないと感じた と云う

 ”何故なら 現在も愚かな政治家たちは 社会的に弱い立場の家族を
 子供を親から強制的に引き離し 子供の生存の権利を全く無視した蛮行を平気で行っているから”



次回へ続く



と たのしい演劇の日々

2019年03月11日

魂より魂に伝う花12  シザック子供絶滅収容所 Sisak children's concentration camp01

魂より魂に伝う花12  シザック子供絶滅収容所 Sisak children's concentration camp01  


折々に受け取るメッセージ

日本の子守歌  

『江戸の子守歌』
ねんねんころりよ おころりよ
ぼうやはよい子だ ねんねしな
ぼうやのお守りは どこへ行った
あの山こえて 里へ行った
里のみやげに 何もろうた
でんでん太鼓に 笙の笛



『中国地方の子守歌』
ねんねこ しゃっしゃりませ
寝た子の かわいさ
起きて 泣く子の
ねんころろ つらにくさ(面憎さ)
ねんころろん ねんころろん
ねんねこ しゃっしゃりませ
きょうは 二十五日さ
あすは この子の
ねんころろ 宮詣り
ねんころろん ねんころろん
宮へ 詣った時
なんと言うて 拝むさ
一生 この子の
ねんころろん まめなように
ねんころろん ねんころろん







子供たちの魂が和らぎ その地より解かれ 偉大なる慈母の懐に抱かれますよう 合掌




と たのしい演劇の日々

2019年03月10日

演劇が目指すもの 59 演劇と意識 Theatre and Consciousness 28

演劇が目指すもの 59演劇と意識 Theatre and Consciousness 28

『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ

演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
   気になる箇所 意訳の試みです


ヒンズー教哲学経典に観る
 成就/Siddihi:超能力.霊的.超常的.超自然的魔法の力. 瞑想/ヨガを通じて得る霊的進歩 

シヴァ派  基本8達成項目
身体を原子サイズに縮小
身体を無限に拡張
身体を無限に重く
身体を無重量に
自由にどこにでも移動
どんな思いも果す 
自然を優越する
自然の力の支配

ヴィシュヌ派 基本5達成項目
過去.現在.未来を知る
熱寒 等 二元性の許容
他人の心を読む
火.太陽.水.毒などの影響を知る
他人に征服されない
     
     付帯10達成項目
飢え.渇き等肉体的な欲求に捉われない
遠くのものを聞く
遠くにあるものを見る 
瞬間移動/アストラル投射
希望の形相を成す
他人の身体に潜入する
自在に死を体験する
神々の興行を目撃し参加する
意志を活かし魂と身体を集中.調和させ 己/宇宙の意志の完璧な達成


サーンキヤ学派 8達成項目
カルマを紐解き 創造の構成要素である 確かな事と不確かな事 意識的な事と非意識的な事
 を踏査 24の真理について叡智を得る 
覚者と交流し叡智を学ぶ
ヴェーダ等の経典研究
 知識の普及を務め乍ら 好人物と交流し学ぶ
高位の真理追求者と交流 己の欲求如何に関わらず叡智を学ぶ
霊的.形而上学的.神秘的な知識や経験の欠如によって生じる痛み.失望からの解放
唯物的な所有により生じる痛みからの解放
運命または宿命の呪縛による痛みからの解放次回へ続く




次回へ続く

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と たのしい演劇の日々

2019年03月09日

演劇が目指すもの  58 演劇と意識 Theatre and Consciousness 27

演劇が目指すもの 58演劇と意識 Theatre and Consciousness 27

『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ

演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
   気になる箇所 意訳の試みです



演劇に描かれるキャラクターの大半は 覚醒している意識状態 として描かれる 
覚醒は キャラクターの直感 感情 思考 意思決定 欲求 知覚経験等
 多くの要因と組み合わされ 表現される
以下の表で 意識研究の可能性の範囲を分別してみた


1. 米.ツーソン意識研究センターによる分類: 青

2. 演劇に描かれる意識覚醒状態を理解するための 意識研究とその関連:ピンク

人格の同一性と自己(哲学
キャラクターによる同一性の危機と探索

自由意志と媒介物/者(哲学)
人間の自由意志 対 絶対者/ 神/宇宙 決定の問題

幻視(神経科学/認知科学と心理学)
失明/視覚障害

運動制御(神経科学)
身体的障害

薬理学(神経科学)
薬物の使用と乱用

感情(神経科学)
様々な感情の現れ

記憶(認知科学と心理学)
キャラクターの記憶 人格発達 出来事と 動機

学習(認知科学と心理学)
教育の様相

言語(認知科学と心理学)
言葉の使い方

無意識/意識の過程(認知科学と心理学)
キャラクターの行動は意識的か無意識か?

知能(認知科学と心理学)
キャラクターの知性

創造性(認知科学と心理学)
キャラクターの創造性

精神分析と心理療法(実験的アプローチ)
精神分析/精神分析者




次回へ続く



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