2019年03月24日
演劇が目指すもの 60 演劇と意識 Theatre and Consciousness 29
演劇が目指すもの60 演劇と意識 Theatre and Consciousness 29
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
コンスタンチン・スタニスラフスキーKonstantin Stanislavski (1863 – 1938) 近代演技術の創造者
(過去記事1/22/2019) の続き
起こり得る最良の事態は 戯曲により俳優が完全に我を忘れること
俳優自らの意志に関わらず 俳優は 自身が何を感じているのか気付かず 演じていることを考えず
それは すべて無意識に 直観的に行動され 只物語のシーンを生きている
俳優演じる役は シーンの目的達成 その為に他の俳優演じる相手役/シーン/物語 に集中する
が俳優は観客と共にある
演技中 決してコントロールを失ってはいけない アーティストとして 常に自ら行動する
情動記憶:
視覚的記憶が 忘却された出来事/場所/人等 内的イメージを再構築することができるように
情動記憶は経験した感情を呼び起こす
記憶の再現は不可能にも思えるが ある突然の示唆 思考 身近な物 が刺激となり
それらを完全に呼び戻る
感情は自発的であるべき:
俳優の仕事は 役の感情を作り出すことではない
感情が自然に発生するような 与えられた状況を創造することが俳優の仕事だ
演技における三位一体(3つの内なる原動力):
俳優は 戯曲上の台詞より 思考を それらの意味と戯曲の概念に到達
この概念は見解を導き それに対応し 感情 と意志 が 共に働く
無意識部分の実態化が出来たならば それらは繰り返し作動され 意識的に発動される
俳優は 観衆の前で泣き笑い役を生きている 同時に俳優は 涙と笑顔を演じる己を見ている
この二重性 人生と演技のバランスこそが俳優の芸術だ
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
コンスタンチン・スタニスラフスキーKonstantin Stanislavski (1863 – 1938) 近代演技術の創造者
(過去記事1/22/2019) の続き
起こり得る最良の事態は 戯曲により俳優が完全に我を忘れること
俳優自らの意志に関わらず 俳優は 自身が何を感じているのか気付かず 演じていることを考えず
それは すべて無意識に 直観的に行動され 只物語のシーンを生きている
俳優演じる役は シーンの目的達成 その為に他の俳優演じる相手役/シーン/物語 に集中する
が俳優は観客と共にある
演技中 決してコントロールを失ってはいけない アーティストとして 常に自ら行動する
情動記憶:
視覚的記憶が 忘却された出来事/場所/人等 内的イメージを再構築することができるように
情動記憶は経験した感情を呼び起こす
記憶の再現は不可能にも思えるが ある突然の示唆 思考 身近な物 が刺激となり
それらを完全に呼び戻る
感情は自発的であるべき:
俳優の仕事は 役の感情を作り出すことではない
感情が自然に発生するような 与えられた状況を創造することが俳優の仕事だ
演技における三位一体(3つの内なる原動力):
俳優は 戯曲上の台詞より 思考を それらの意味と戯曲の概念に到達
この概念は見解を導き それに対応し 感情 と意志 が 共に働く
無意識部分の実態化が出来たならば それらは繰り返し作動され 意識的に発動される
俳優は 観衆の前で泣き笑い役を生きている 同時に俳優は 涙と笑顔を演じる己を見ている
この二重性 人生と演技のバランスこそが俳優の芸術だ
次回へ続く
新品価格 |
と たのしい演劇の日々
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image