2019年03月17日
戯曲「正義の代価/what price for Justice?」 02 ルス.バネットRuth Barnett
戯曲「正義の代価/what price for Justice?」 02ルス.バネットRuth Barnett
Dr Robert Bernd Michaelis (1903-1973 )
1925 ライプニッツとベルリンで法律を学び 法学博士号取得
1929 ベルリンの地方裁判所特許裁判所の補助裁判官就任
1933 ナチス 公職よりユダヤ人追放令
1939 二人の子供をキンダートランスポートに委ねる
1939 上海逃亡 上海ゲットーでの生活は楽ではなかったが
上海中欧弁護士協会にて国際和解に務めた
1947 ドイツ帰還 政治粛清調査委員会の副委員長として非ナチ化 政策実現に取り組んだ
1949 ファシズムの犠牲者として 地方裁判所所長就任
ナチ犠牲者への賠償請求裁判に生命を掛ける
ドイツ赤十字の働きにより家族再会を果たすが.....
1954 親世代の心身を蝕むトラウマはその子世代へ伝播する と社会に重責を問う
1957 ナチス元支持者が公然と公職にあって 非ナチ化を阻止している現実との命がけの戦いに
また修復不能の家族関係に疲労困憊 職務継続は不可能と判断され 退職
保留中のユダヤ人賠償請求を全て解決し 高等地方裁判所の上院議長就任
1959−67 健康を理由に一旦拒否された法律家資格を再取得 著作活動にも務める
戯曲は
『地方裁判所/Country Court』(2012 上海ゲットー/無国籍難民限定地区 を題材にした小説
ドイツ書籍賞受賞 TVドラマ化(2017) ウルスラ・クレシェルUrsula Krechel(1947-)作
ウルスラはその著作にあたり ルスの『無国籍者/Person of No Nationality(2010)』を素材とす
父親を扱った史実ベースの小説の より確かな事実を明かす為書かれた
ルスは語る
“私の父は ナチスにより没収された私たちの家を取り戻す為に
そして新しい民主的なドイツで正義を確立するために亡命先上海より8年後に戻ってきた
しかし 思い出すのさえ拒まれる蛮行の数々に
加害者の死を待って 多くの審問は収束されてしまう また
「人道に対する罪」が施行されたが
公職にある元ナチス支持者が罪を免除されている事態にあって 正義は無力であった
正義は戦争の最初の犠牲者だ
私たちは 明らかに容認できないほど日々エスカレートする暴力を
手に負えなくなる前に阻止する 智慧も勇気も見限った
正義の為に 法の下 命を掛け闘い続けた父の偉業を称えたい”
と たのしい演劇の日々
Dr Robert Bernd Michaelis (1903-1973 )
1925 ライプニッツとベルリンで法律を学び 法学博士号取得
1929 ベルリンの地方裁判所特許裁判所の補助裁判官就任
1933 ナチス 公職よりユダヤ人追放令
1939 二人の子供をキンダートランスポートに委ねる
1939 上海逃亡 上海ゲットーでの生活は楽ではなかったが
上海中欧弁護士協会にて国際和解に務めた
1947 ドイツ帰還 政治粛清調査委員会の副委員長として非ナチ化 政策実現に取り組んだ
1949 ファシズムの犠牲者として 地方裁判所所長就任
ナチ犠牲者への賠償請求裁判に生命を掛ける
ドイツ赤十字の働きにより家族再会を果たすが.....
1954 親世代の心身を蝕むトラウマはその子世代へ伝播する と社会に重責を問う
1957 ナチス元支持者が公然と公職にあって 非ナチ化を阻止している現実との命がけの戦いに
また修復不能の家族関係に疲労困憊 職務継続は不可能と判断され 退職
保留中のユダヤ人賠償請求を全て解決し 高等地方裁判所の上院議長就任
1959−67 健康を理由に一旦拒否された法律家資格を再取得 著作活動にも務める
戯曲は
『地方裁判所/Country Court』(2012 上海ゲットー/無国籍難民限定地区 を題材にした小説
ドイツ書籍賞受賞 TVドラマ化(2017) ウルスラ・クレシェルUrsula Krechel(1947-)作
ウルスラはその著作にあたり ルスの『無国籍者/Person of No Nationality(2010)』を素材とす
父親を扱った史実ベースの小説の より確かな事実を明かす為書かれた
ルスは語る
“私の父は ナチスにより没収された私たちの家を取り戻す為に
そして新しい民主的なドイツで正義を確立するために亡命先上海より8年後に戻ってきた
しかし 思い出すのさえ拒まれる蛮行の数々に
加害者の死を待って 多くの審問は収束されてしまう また
「人道に対する罪」が施行されたが
公職にある元ナチス支持者が罪を免除されている事態にあって 正義は無力であった
正義は戦争の最初の犠牲者だ
私たちは 明らかに容認できないほど日々エスカレートする暴力を
手に負えなくなる前に阻止する 智慧も勇気も見限った
正義の為に 法の下 命を掛け闘い続けた父の偉業を称えたい”
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