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怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス

昨晩、ケーブルテレビで視聴した作品。

最初から見ていないので、通しのストーリーは
理解できていませんが…
あまり聞いたことのない怪獣映画でしたので
先入観を持たずに視聴できました。

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テレビの番組情報によると、1972年の作品で
円谷プロ10周年記念作品とのこと。

出演は、三波伸介さん、クレージーキャッツの犬塚弘さんなど
喜劇系のキャスティングです。

それもそのはずで、シリアスなタイトルからは想像できない
コメディタッチの怪獣映画でした。

小林昭二さんが仮面ライダーとおぼしき変身ポーズをとるなど
パロディ要素も多くて、ニヤリとしてしまう場面も多数です。

それから怪獣同士の対決シーンでは、
強敵ゴリアスの戦闘力のみを奪う
のちの『ウルトラマンコスモス』のような戦いぶり。

しかも、シーボーズのようにロケットで宇宙に
返してあげるのはセルフパロディなのかな。


そんな中、初期の円谷作品らしく考えさせられるセリフも
結構ありまして、さすがに深いとうなってしまいました。

そのひとつが犬塚さん演じる発明好きだけど
失敗ばかりしている物知りオジサンのセリフ。

「地球を包む空気は、生き物たちのためにあるんじゃない。
悪いものが入ってこないように燃やすためのものなんだ。
人間が汚したりしたせいで、その力が弱くなって、
近頃隕石なんかが増えているんだ」

みたいなセリフでした。

作中ではゴリアスが隕石と共に落下してきた
怪獣という設定なんですが、先日のロシアの
隕石のことを連想してしまいました。


もうひとつ、ダイゴロウが飼育されている
島の医者(浜村純)さんのセリフ。

「人間は大切な自然を汚してしまっている。
海が汚れ、空が汚れてしまったら、
一体どこで暮らしていけるんだろうか」

と自然破壊に対する怒りをあらわにして
子供たちに問いかける場面があります。

作中では、小坂一也さん演じるダイゴロウの
飼育員が

「それをなんとかしてきたのが人間の知恵です。
これからもなんとかなります」

と取りなしてシーンは終わるんですが、
40年以上前にそんな問題提起が
なされていながら、手をこまねいてきた
私たちに気が付かされました。

挙げ句の果てに、放射能汚染水を海に流し、
大気にはPM2.5なる粒子状物質も
問題化してきました。


映画で言われていたように、
人間は海も空も失いかけているんでしょうか?

そして、映画で言っていたように、
人類はそれを取り戻すことができるんでしょうか?

見終わった後に、そんなことを考えさせられました。
   
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