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2023年12月10日

熊谷直実像(熊谷駅前)日ノ本一の剛の者

今回は、源平合戦などで活躍し、源頼朝から「日ノ本一の剛の者」と讃えられた武将の銅像の話です。

<熊谷直実像>くまがいなおざね
Naozane-Kumagai-Statue.JPG
ここは熊谷駅の北側のロータリー広場です。

熊谷で下車するのは初めてではありませんし、この銅像の存在は以前から知っていました。ただ、ロータリーが広く遠くから眺めるだけだったので、わざわざ足を止めることはありませんでした。改めてよく見れば、かなり迫力のある銅像ですね。Wikiさんによればこの銅像は北村西望作とのこと。私は彫刻に詳しくないですが、あの有名な長崎平和祈念像を造った方といわれれば納得です。

<熊谷次郎直実>
Naozane-Kumagai -Brave-Samurai.JPG
熊谷直実は現在の熊谷市出身。通称は次郎。源頼朝の御家人となり、鎌倉幕府成立に大きく貢献しました。義経の奇襲として有名な「ひよどり越え逆落とし」にも、畠山重忠や和田義盛らとともに加わっています。この時、敵陣に一番乗りで突入したものの、死にかけたという猛者です。

銅像からも荒々しさが伝わってきます。
ただ、人情味溢れる逸話も伝わっています。

これも源氏と平氏が激突した「一ノ谷の戦い」でのこと。敗走する平家の武将を呼び止め、一騎討ちに至りますが、相手が我が子と歳の変わらぬ若武者であることに気付き、とどめを刺すのを躊躇います。状況からして討ち取らないわけにはいかず、涙ながらに若者の命を奪うことになりました。心の傷となり、この世の無常を感じたことが、のちの出家につながったと伝わります。

少し大ざっぱですが、こんな感じのお話で「平家物語」の中にも描かれています。儚さ、虚しさが漂う悲話ですね。直実が討ち取ったのは、平清盛の甥にあたる敦盛でした。


<熊谷駅北口ロータリー>
Kumagaya-Staion-North-Rotary.JPG

冷静沈着というより、人間味溢れる直情型の武将だったのかもしれません。根強い人気の理由かもしれませんね。

■訪問:熊谷直実像
[埼玉県熊谷市筑波]


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■参考及び抜粋
・Wikipedia:2023/12/10
・熊谷商工会議所HP
「熊谷次郎直実とは」

https://www.kumagayacci.or.jp/events_information/kumagai_jjiro/
タグ:埼玉
posted by Isuke at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ゆかりの地
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