<伏見稲荷魚津大社>
名の通り伏見稲荷の分霊を祀った神社です。朱色の鳥居と社殿がひときわ目をひきます。詳細不明ながら、上杉謙信に重用された武将・河田豊前守長親が建立したと伝えられています。
河田長親は、謙信の関東での抗争においては、厩橋城(前橋城)・沼田城といった重要拠点の城代を任された武将です。ここ越中では魚津城を預かり、一向一揆との戦いにおいて現地の指揮官として奮闘しました。苦戦を強いられながらも、松倉城の城主にもなっています。謙信の亡きあとは上杉景勝を支援し、織田信長の越中侵攻を食い止めるべく奮闘しました。
魚津城を預かった河田長親の思いから始まる神社です。もともとは城の東側の丘に祀られていましたが、戦国時代の戦火で社殿は焼失したそうです。江戸時代に再建され、いまに至るようです。
■訪問:伏見稲荷魚津大社
[富山県魚津市新宿]7
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