2022年05月18日

進軍途上の新田義貞が馬をつないだ松の木(狭山市)新田八幡・駒繋の松

鎌倉幕府討伐途上の新田義貞が、戦勝祈願をしたと伝わる八幡神社を訪ねました。

<石段>
Hacimanjinja-Shrine.JPG

<鳥居>
Nitta-Haciman-tori.JPG

<拝殿>
Haciman-Shrine-Irumagawa.JPG
場所は埼玉県狭山市です。上野国新田荘(現在の群馬県太田市)を出て鎌倉へ向かって南下する新田義貞は、入間川を渡ったところでこの地に立ち寄りました。

<入間川>
Iruma-River.JPG
一級河川の入間川です。当時の正確な流路はわかりませんが、この川によって造られた広い低地が広がっていたのでしょう。鎌倉幕府軍は、新田義貞がこの川を渡る前に迎え撃つ目論見だったようです。しかし新田軍の動きは速く、激突は更に南の小手指ヶ原(現在の埼玉県所沢市)となりました。

<台地>
Hachiman-jinja-hiii.JPG
八幡神社は入間川に近い台地の上に祀られています。入間川を渡った義貞は、幕府軍との戦いを前に、高台で戦勝祈願をしました。境内には、この時に義貞が馬をつないだとされる松の木が残されています。

<本殿東側>
Nitta-Haciman- (1).JPG
彫刻が見事に本殿(画像奥)の東側です。階段を上った先に新田義貞ゆかりの松の木があります。

<駒繋の松>こまつなぎのまつ
Komatsunagi-no-matsu.JPG
少し分かりにくいですが、中央の若い松ではなく、両脇の老木です。

Komatsunaginomatsu-Nitta-Yoshisada.JPG
かなり疲れていますが、こちらは根元付近がまだ残されています。

Decayed-Tree-Nittahachiman.JPG
こちらはほぼ朽ちていますが、同じ松の木と思われます

新田義貞の挙兵は1333年(元弘3年)のことですので、700年近く前の話です。松は他の木と比べて長生きと言われていますが、さすがに風雪にさらされ続ければ、朽ちていて当然ですね。こうして形として残っているだけでもありがたいことです。

更に南下する新田義貞は、行く先々で幕府軍と戦い続け、最後は鎌倉へ攻め込んで北条氏を滅ぼすことになります。上野国で挙兵し、ここで戦勝祈願した時はどのような気持ちだったのでしょうね。

ということで
新田義貞ゆかりの神社と、境内の松のご紹介でした。八幡神社には、文化財に指定されている社宝、そして数々の境内社がありますが、新田義貞ゆかりの松に焦点を絞ってご紹介させて頂きました。拙ブログにお付き合い頂き、ありがとうございました。

<八幡神社>
Hachiman-jinja-Irumagawa.JPG
新田八幡とも称される神社です

■訪問:八幡神社 [入間川]
(新田八幡・新田の八幡宮)
[埼玉県狭山市入間川] 3丁目

■参考
現地説明板
Wikipedia:2022/5/18



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posted by Isuke at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ゆかりの地
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