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2018年09月27日

旧古河庭園 伊達朝宗を祖とする伊達氏の流れ

とても有名な庭園を訪問しました。

<旧古河庭園>きゅうふるかわていえん
shirononagori270 (9).JPG
大正時代に古河虎之助男爵の邸宅として整備されました。

shirononagori270 (10).JPG
洋館と庭園、見事です。バラの名所としても有名です。

<車寄せ>
shirononagori270 (11).JPG
これ博物館とかではなく、人が暮らしてたわけですよね。重厚です。やっぱり本物は凄いなぁ

<園内>
shirononagori270 (4).JPG
洋館付近の高台から、広々とした庭園を見下ろせるようになっています。遮るものがないので、東京も平ではないことを実感します。洋館のまわりは洋式庭園、下の方は日本庭園となっています。

<日本庭園>
shirononagori270 (6).JPG
shirononagori270 (5).JPG
shirononagori270 (8).JPG
見どころはたくさんありますが、当ブログではこの程度にします。

ここでちょっと順番が逆になりますが庭園の外側を

<土塀>
shirononagori270 (1).JPG

<入口>
shirononagori270 (2).JPG
こちらが入口。大人150円で入園できます。祝100年!邸宅となったのは1919年(大正8年)です。

<案内図>
shirononagori270 (3).JPG
入園してすぐに案内図があります。

ところで、現地での説明文によれば『この庭園の敷地は、もとは明治の元勲陸奥宗光の別宅でした。その後古賀家が譲り受け・・・』とのこと。

宗光の次男・潤吉が古河家の養子(古河財閥の2代目)となった。古河家に所有が移ったのはそういう経緯ということですね。そして3代目当主の虎之助が周辺の土地を購入して、整備を開始した。なるほど。

で、この陸奥宗光という方ですが、紀州藩士伊達宗広の子として生まれました。伊達?そう、あの伊達氏です。伊達政宗の末子の後裔とも伝えられていますが、陸奥伊達家から分家した駿河伊達家の子孫というのが事実のようです。

ではあの伊達氏(仙台伊達氏)とは関係ないのか?

あります。

常陸国の伊佐氏を祖とする伊達一族は、但馬や駿河にも広がりました。駿河伊達氏は初代朝宗の二男・為家を祖とする家系。陸奥宗光は駿河伊達氏から分かれた紀州伊達氏の出です。つまり、異なる流れであっても元は同じ

shirononagori270 (7).JPG

ちょっと仙台伊達氏とは関係が遠くないか?

はい。同じ「伊達」の流れでも、初代の朝宗まで遡らないといけないので、ちょっと遠いのかもしれませんね。

ただ、まったく関係ないわけではないのです!

そんな含みをもって見つめると、同じ景色も更に奥深くなりませんかね。まぁこんなブログをやっている戦国武将ファンならではの強引な結びつけかもしれません。ただ個人的にそう感じたので、ちょっとご紹介させて頂きました。

shirononagori270 (13).JPG

■訪問:旧古河庭園
開園:9:00〜17:00
(入園は16:30まで)
[東京都北区西ヶ原]1丁目


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--------(追 記)--------
バラの季節に再訪しました。
<5月上旬>
sn201905.JPG
やはりこの時期は混みますね。

<紫雲>
sn1905b.JPG
紫雲という名のバラ。人を避けてなんとか撮影しました。
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