<上杉家廟所>うえすぎけびょうしょ
荘厳という言葉しか思いつきません。ここは歴代藩主、そして謙信公の眠られている場所です。
樹齢400年を越える杉木立に囲まれた空間。飾り無く整然と立ち並ぶ御堂に圧倒されます。人によりますが、私はここを訪問すると凛とした気持ちになれます。
凛とする
ただ忙しく日常に埋もれていると、なかなかそんな気分になれません。静寂につつまれたこの空間。とても好きです。関東の人間なので頻繁には来れませんが、ここ5年くらいは毎年、最低でも1回は訪問しています。
<入口>
この時はちょっと早く来すぎてしまい、まだ開いてませんでした。朝は9時からです。この日の最初の訪問者となりました。
<参道>
厳格な雰囲気が漂います。もう何度目か忘れましたが、いつも無口になります。
<説明板>
上杉景勝没後、米沢藩主代々の墓所となりました。米沢藩主としては景勝が初代ですが、謙信を初代として上杉家歴代当主の名が連なります。第十代(つまり米沢藩主としては九代)が鷹山公。第12代斉定までの墓所になります。
中央が謙信公です。明治の城解体により、米沢城本丸にあった謙信の墓所がこの地に移されました。参道正面奥です。最初から真ん中に設けられていたわけではありません。
手前(左)の御堂は、造りが少し異なります。倹約を奨励した鷹山公、構造を「入母屋造り(いりもやづくり)」から「宝形造り(ほうぎょうづくり)」へ簡略化し、更に材質も落とされたそうです。こんなところまで・・・。事情を知れば、決して見劣りするものではありません。
<龍と毘>
かつて陣に掲げていた軍旗。御廟所の入り口に欠かさず掲げられています。米沢での上杉家は、何もかも順調だった訳ではありません。苦難に立ち向かい、歴史を刻んできました。そういう意味でも、掲げられた謙信の軍旗には感慨深いものがあります。
何度でも訪れたい場所です。
■訪問:上杉家御廟所
[山形県米沢市御廟]1-5-30
当ブログ、お墓の画像は控えめにしておりますが、今回は例外としました。
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2017年11月06日
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