2020年08月05日
街乗り用MTBタイヤ ミシュラン・カントリーロックを購入&レビュー
ミシュラン・カントリーロック購入の経緯
今年通勤用に購入したジャイアントのタロン3。ジャイアントのランナップの中では完全な街乗り特化のMTB、「ATX」の次に設定されているMTBで、本格的なオフロードもこなせて価格がお手頃というのがウリのモデルだ。ただそのオフロードを想定しているせいかデフォルトでタイヤがマキシスのIKONというブロックタイヤを履いており悪路は良いものの通勤の舗装路ではその重さやノイズがかなり気になっていた。さらに購入から700kmぐらい走行し結構ブロックが摩耗してきたの思い切ってスリックタイヤに交換することにした。
お気に入りのミシュランからMTB用スリックタイヤを選択
タイヤの候補はというと...やはりミシュラン好きなのでそのラインナップから街乗り用のスリックタイヤを調べた。サイズは27.5インチで該当するものは2種類あることがわかった。ひとつは完全なフルスリックでロードバイクのようなトレッド面を持つ「ワイルドランナー」というタイヤ。
もうひとつはブロックパターンが付いて多少の砂利道もOKなセミスリックタイヤの「カントリーロック」の2種類。
どちらか悩んだのだが通勤に使っている点を考慮して耐パンク性能の面からロードバイクのタイヤのようにフルスリックだと鋭利な障害物によるカットなどでパンクする危険性があるのでワイルドランナーは却下。セミスリックタイヤのカントリーロックに決定した。
購入先は海外通販のBikeinn
購入先は今回も海外通販のBikeinnで。当初は楽天のショップに注文していたが在庫がなく取り寄せとの連絡が。しかも2週間後に入荷するかどうかという状態だったので時間はかかるものの送料も含めて安い海外通販にした。
カントリーロックの27.5インチ用を国内で買うと2000円前半から後半ぐらいだが、Bikeinだと1500円に送料で1本あたり2000円前半で購入可能だ。今回は送料も入れて2本で4400円ぐらいだった。税関の追加納税は無し。
ちなみにBikeinnは送料無料とかはないものの、素の値段がかなり安いときがあってこれに送料を入れても国内通販より安くなるケースが多々ある。もし値段を少しでも抑えたい&届くまで時間がかかってもOKであればBikeinnは有用な選択肢かと。
ミシュラン・カントリーロックのレビュー
カントリーロックはワイヤービードなのでこのように折りたたまれない状態で届いた。タグはプラスチック製のものが付いており
推奨チューブがB3、タイヤの空気圧が2.5BARから5BARとの表記となっていた。ちなみに製造はタイ製(ミシュランの安いグレードのタイヤだと他に台湾などアジア圏の国なことが多い)。
タイヤには回転方向があり、装着するときは注意が必要だ。
トレッド面はセミスリックなのでギザギザがあるが普通のセミスリックタイヤとは少し異なり独特のパターンとなっていた。このセンター部分はダイヤのようなパターンが配置され、サイドは車用タイヤのような肩がたった形状となっていた。
タイヤ交換
ちなみに交換前のマキシスIKONはこんな感じ。後輪なので結構摩耗している。路面への食らいつき(グリップ力)はかなり高いが舗装路では逆に高すぎて抵抗の原因となる。
入れ替え途中で比較してみたが交換前は太さが2.1インチ。カントリーロックは1.75インチなので極端に細くなった雰囲気は無かった。タイヤのホイールへの入れ安さは普通といったところで少なくともクリリオン2やリチオン3の時のようなキツさは無かった。
ビフォー。
アフター。サイドのミシュランのロゴがかなり大きく、見た目はかなり良い。
実際に走ってみて
で、実際に走ってみてだが漕ぎ出した瞬間、いつもの「ブォーー」というロードノイズが皆無でロードバイクの「シューーー」という音に近い。耳を澄ますと時速20km代後半や加速時にミシュラン・プロテックのような「ウォーーン」という音がかすかに聞こえるが個人的には心地よい音に感じた。
巡航速度は同じ力で漕いで3~4km違った(※あくまで管理人の脚力の場合)。マキシスのIKONだと時速20km手前が疲れないで楽に漕げるスピードだったがカントリーロックは23km〜24kmが同レベル。さらに力を加えて30km巡航でも体力があるときは苦にならないレベルに感じた。また、名一杯力を入れて加速させても舗装路においては食いつきは十分だ。
ギアはリアの8速のギアが普段は一番重たい8速までまず使うことは無かったが、カントリーロックでは気づいたら8速に入っている状態でタイヤの軽さ(正確には転がりの軽さ)が顕著だった。
ブレーキは時速30kmからフルブレーキングしてみたがロードバイクの23Cや25Cタイヤのようなタイヤロックは発生せず、きちんと食らいついて止まってくれた。この点はブロックタイヤのフルブレーキングに近い。なお、雨天時と未舗装路はまだ未使用なのでいずれ追記しようと思う。
※後日下り坂の時速30km以上からフルブレーキングを試してみたがこの場合だと後輪がタイヤロックするようなケースがあった。極端な高速域においては注意が必要だ
ちなみに使っていてわかったがダイヤのようなパターン故に小石が挟まりやすい。ちょうどいい大きさの小石が挟まってしまうと走行時に変な音がするので適宜取り払う必要を感じた(毎回ではないが)。あとトレッド面は結構太くて広いが実際路面に触れいているのはセンターから2cmぐらいで意外と軽快だ。
まとめ
というわけでカントリーロックを使ってみたが想像以上によく走って好印象だった。見た目もミシュランのロゴとビバンダム君がいい感じだし、ペダリングは明らかに軽いし、ブロックタイヤ特有のノイズ音は全然しないしといい事ずくめだった。もしMTBのスリックタイヤで通勤なんかを探している人はぜひともオススメしたいタイヤである。なお、一点難点を挙げれば国内での入手性があまり良くないのでその点はマイナス点かも。
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