2020年05月13日
ミシュラン クリリオン2 エンデュランス(23C)の感想
今年の冬に購入したミシュランのロードバイク用ミドルグレードタイヤ、「クリリオン2」を装着して走ってみたのでその感想を。
とその前に「クリリオン2」って何?という人のためにもう一度おさらい。ロードバイク用のタイヤは同じメーカーでも種類が色々(レース向けの軽量ハイグリップタイヤからトレーニング用の低価格モデルまで)あってかつお値段も様々だがクリリオン2は真ん中のミドルグレードに位置しつつ、耐久性や耐パンク性を重視したロングライド向けに作られたタイヤだ。位置的にはリチオン3(リチオン2)とプロ4シリーズの間にあって下から数えるとダイナミック、リチオンの次に位置する3つ目になる。かつてミシュランには「クリリオン」というタイヤが存在したが一時期ラインナップから消えて2017年ぐらいに「クリリオン2」として復活した。
特徴としては「プロ4シリーズの技術を使用し、エンデューロ仕様に特化したミドルグレードタイヤ」となっていて、コンパウンドにPRO4エンデュランスのBi-compoundを使用。さらに耐パンクベルトにBEAD 2 BEADテクノロジーを採用してプロ4エンデュランスと同等の性能を達成したとなっている。すなわちプロ4エンデュランスとほぼ同じ性能と思っていい。リチオンシリーズと比較すると表からわかるようにほぼ性能が似たりよったりで、ウェットグリップがリチオン3が星1つ飛び抜けている。これはリチオン3がパワーシリーズと同じコンパウンドを採用しているためで、雨の日にこだわらないかぎりは問題ないかと思う(ウェットグリップに関してはプロ4エンデュランスと同じだし)。
クリリオン2が最も優れいているのはrobustnessの項目にあるように耐パンク性能。といういのもリチオンシリーズは耐パンクベルトが非装備なためちょっとパンク性能が劣る。特に雨天時は耐パンクベルトのないリチオンシリーズ(ダイナミックスポーツも含めて)はパンクの危険性が高いがその点クリリオン2はプロ4シリーズやパワーシリーズと同じく耐パンクベルトを採用しているため万が一の安心感がある。さらにパンクベルトはサイドウォールまであるたサイドカットにも強そうだ。またコンパウンドがPRO4エンデュランスのBi-compoundなのでタイヤ自体も摩耗しずらい。あとはケーシングがリチオン3が3×60tpiなのに対し、クリリオン2が3×110tpiの違いがある。
前置きが長くなったが本題へ。その前にホイールへの装着のしづらさだがかなりキツかった。比べるとリチオン3と同じぐらいで最後はタイヤレバーをテコの原理で無理やりホイールに押し込まないと組み込めないほど。このせいでチューブを1本無駄にしてしまった...さらにタイヤ表面にはパウダーのようなものが塗られていて、装着直後はこのように白い粉が付いている。トレッドパターンは全体的にザラ目となっていてリチオン3とは明らかに違った。どちらかというとダイナミックスポーツのセンターがスリック&サイドがザラザラのトレッドパターンに近い。コンパウンド自体もデュアルコンパウンドだそうで中央とその両サイドで異なるらしい。ちなみに今回チューブは試しに使ってみたいというのも会ってミシュランのウルトラライトチューブを使ってみた。
実際に走ってみての感想は...リチオン3と大して変わらないというのが正直な印象だ。上の表を見ても似たりよったりな性能なのである程度は想像つくかもしれないが加速性能も巡航性能も大きく違いは見られなかった。踏み込めばきちんとグリップして加速するし、走行時のタイヤの音もほぼ同じで気持ちクリリオン2の方が上品な「サー」という音に感じた。転がり抵抗も悪くなく、時速30km以上で回してもダイナミックスポーツのときのような重さは感じられなかった。今回は20kmぐらいしか乗ってないのでパンク性能や摩耗性能に関しては未評価だがクリリオン2はこの2点がウリのタイヤなのでしばらく走ってみて再レビューしようと思う。
このタイヤが向いている人は「リチオン2やリチオン3の性能に加えて耐パンク性能や摩耗性能がもう少し欲しい」という人向けな感じがした。お値段はリチオン3の23Cの定価3700円(税抜)に対して6,000円(税抜)とちょっと高め。実売価格もリチオン3が2000円後半からに対して1本4000円〜5000円程度といったところ。ちょっと値がはるがワンランク上のパワーエンデュランスよりは若干安いので性能は少し下がるものの耐パンク性能や摩耗性能を考慮するならアリかなぁと思う。ちなみに海外通販だと1本3000円しない場合がある(送料を入れると4000円未満で若干安い)。サイズ展開は23C、25C、28Cの3種類だけどカラーはブラック1色なためちょっとここはネックかも。
※詳しいレビューは海外サイトにあるため気になった人はこちらを参照してほしい(英語のためブラウザで日本語訳にするのがオススメ)。
とその前に「クリリオン2」って何?という人のためにもう一度おさらい。ロードバイク用のタイヤは同じメーカーでも種類が色々(レース向けの軽量ハイグリップタイヤからトレーニング用の低価格モデルまで)あってかつお値段も様々だがクリリオン2は真ん中のミドルグレードに位置しつつ、耐久性や耐パンク性を重視したロングライド向けに作られたタイヤだ。位置的にはリチオン3(リチオン2)とプロ4シリーズの間にあって下から数えるとダイナミック、リチオンの次に位置する3つ目になる。かつてミシュランには「クリリオン」というタイヤが存在したが一時期ラインナップから消えて2017年ぐらいに「クリリオン2」として復活した。
特徴としては「プロ4シリーズの技術を使用し、エンデューロ仕様に特化したミドルグレードタイヤ」となっていて、コンパウンドにPRO4エンデュランスのBi-compoundを使用。さらに耐パンクベルトにBEAD 2 BEADテクノロジーを採用してプロ4エンデュランスと同等の性能を達成したとなっている。すなわちプロ4エンデュランスとほぼ同じ性能と思っていい。リチオンシリーズと比較すると表からわかるようにほぼ性能が似たりよったりで、ウェットグリップがリチオン3が星1つ飛び抜けている。これはリチオン3がパワーシリーズと同じコンパウンドを採用しているためで、雨の日にこだわらないかぎりは問題ないかと思う(ウェットグリップに関してはプロ4エンデュランスと同じだし)。
クリリオン2が最も優れいているのはrobustnessの項目にあるように耐パンク性能。といういのもリチオンシリーズは耐パンクベルトが非装備なためちょっとパンク性能が劣る。特に雨天時は耐パンクベルトのないリチオンシリーズ(ダイナミックスポーツも含めて)はパンクの危険性が高いがその点クリリオン2はプロ4シリーズやパワーシリーズと同じく耐パンクベルトを採用しているため万が一の安心感がある。さらにパンクベルトはサイドウォールまであるたサイドカットにも強そうだ。またコンパウンドがPRO4エンデュランスのBi-compoundなのでタイヤ自体も摩耗しずらい。あとはケーシングがリチオン3が3×60tpiなのに対し、クリリオン2が3×110tpiの違いがある。
前置きが長くなったが本題へ。その前にホイールへの装着のしづらさだがかなりキツかった。比べるとリチオン3と同じぐらいで最後はタイヤレバーをテコの原理で無理やりホイールに押し込まないと組み込めないほど。このせいでチューブを1本無駄にしてしまった...さらにタイヤ表面にはパウダーのようなものが塗られていて、装着直後はこのように白い粉が付いている。トレッドパターンは全体的にザラ目となっていてリチオン3とは明らかに違った。どちらかというとダイナミックスポーツのセンターがスリック&サイドがザラザラのトレッドパターンに近い。コンパウンド自体もデュアルコンパウンドだそうで中央とその両サイドで異なるらしい。ちなみに今回チューブは試しに使ってみたいというのも会ってミシュランのウルトラライトチューブを使ってみた。
実際に走ってみての感想は...リチオン3と大して変わらないというのが正直な印象だ。上の表を見ても似たりよったりな性能なのである程度は想像つくかもしれないが加速性能も巡航性能も大きく違いは見られなかった。踏み込めばきちんとグリップして加速するし、走行時のタイヤの音もほぼ同じで気持ちクリリオン2の方が上品な「サー」という音に感じた。転がり抵抗も悪くなく、時速30km以上で回してもダイナミックスポーツのときのような重さは感じられなかった。今回は20kmぐらいしか乗ってないのでパンク性能や摩耗性能に関しては未評価だがクリリオン2はこの2点がウリのタイヤなのでしばらく走ってみて再レビューしようと思う。
このタイヤが向いている人は「リチオン2やリチオン3の性能に加えて耐パンク性能や摩耗性能がもう少し欲しい」という人向けな感じがした。お値段はリチオン3の23Cの定価3700円(税抜)に対して6,000円(税抜)とちょっと高め。実売価格もリチオン3が2000円後半からに対して1本4000円〜5000円程度といったところ。ちょっと値がはるがワンランク上のパワーエンデュランスよりは若干安いので性能は少し下がるものの耐パンク性能や摩耗性能を考慮するならアリかなぁと思う。ちなみに海外通販だと1本3000円しない場合がある(送料を入れると4000円未満で若干安い)。サイズ展開は23C、25C、28Cの3種類だけどカラーはブラック1色なためちょっとここはネックかも。
※詳しいレビューは海外サイトにあるため気になった人はこちらを参照してほしい(英語のためブラウザで日本語訳にするのがオススメ)。
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