2021年07月06日
ジャイアントのMTB・タロン3用にMKS(三ヶ島ペダル)のグラファイトXXを購入。
グラファイトXX購入の経緯
ジャイアントのタロン3にはデフォルトでMTB用の幅広ペダルが付いていたが、何らかの理由で右側ペダルが破損。ペダリングがギクシャクする状態となっていた。
このままではいずれ自走不能に陥るので交換用ペダルの購入を決断。ただし、同形状のフラットペダルは金属ピン付きが多くスニーカーなどカジュアルな靴で乗ると靴が痛む恐れがあるので却下。
その中調べていくと三ヶ島ペダルの「グラファイトXX」というのが良さそうだったのでこれにしてみた。
三ヶ島・グラファイトXXの簡易レビュー
こちらが今回購入した「グラファイトXX」。かつてマウンテンバイクが流行った1980年代に登場したモデルの復刻版らしい。お値段は3300円ぐらい。定価は4000円ぐらいなのでそこそこの価格帯。パッケージはシマノによく似ている。
三ヶ島は安心のメイド・イン・ジャパン。パッケージの裏にもきっちりと書かれている。
グラファイトXXの外観
グラファイトXX最大の特徴はこの形状。上半分と下半分で異なる形状でちょうどMTBペダルとシティサイクルのペダルを足して二で割ったようなデザイン。これが1980年代のデザインということで昔を知る人には懐かしく。現代の人には目新しく感じる。デザインそのものは唯一無二といった感じでかなり個性的。ただデザインだけでなく機能性に優れるということでここは期待が高まる。
街乗りも意識しているため反射板がデフォルトでつく。また、この反射板を外すとトゥークリップを挟める穴にもなっているので使い勝手は良いと思う。
グラファイトXXの重量
お決まりの重量計測。片側が実測値222gだった。カタログ値だと両方で440gとなっているのでまぁまぁといったところ。持った感じは結構重量感があり決して軽量ペダルのたぐいではないことがすぐにわかる。その一方でかなり丈夫な印象もあり、実際本体をねじってみてどれだけ撓むか確認したがかなり固くて頑丈ということがわかった。素材にグラスファイバープラスチック(繊維強化プラスチック)を使っているそうでそれも納得である。
実際にタロン3へ装着
ペダルは6角の他、ペダルレンチに対応しているので取り付けは比較的簡単だった。
ちなみにこちらが標準のペダル。ご覧のようにプラスチックが痛み中の金属がむき出しになってしまった。これだと踏み込んでて違和感ありありで、回転もしぶくなっていた。これは破棄するしかなさそう。
交換後の様子。車体色にあわせてペダルをカーキ色にしてみたがアクセントカラーとマッチしてイメージチェンジできた。なおグラファイトXXのカラーはこのカーキ色の他、ブラック、ホワイト、レッド、ブルーの全5色のため結構カスタムを楽しめると思う。
グラファイトXXで試走
まず踏み始めからペダルと靴との間にかなりのグリップ感を感じた。今までは幅広ではあるものの台形状に広がった面を踏んでいたが、グラファイトXXはその形状にプラスして下半分の面積がかなりある。これがペダルのグリップ感に繋がっていると思われる。少なくとも標準のペダルよりもかなり良い。
そしてペダルの回転だが、びっくりするぐらいクルクル回る。これがペダリング時にロスのない伝達となっていると思われる。よって本気で漕ぐとSPDペダルに匹敵するぐらいの力を発生できたりして...?
グラファイトXXの総評
値段が実売3300円ぐらいでありながら丈夫なボディにクルクル回るペダル、踏み込み時のグリップ感など値段以上の価値があるように感じた。色も5色展開でカスタマイズの幅があるしMTB以外にもシティサイクルやクロスバイク、E-BIKEあたりにも使えるので結構カバー範囲が大きいいい製品だった。さすが日本製のMKSなだけはある。フラットペダルでピンが付いていない樹脂タイプを探している人にうれしい1品だった。
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