2016年09月21日
ランナーと自転車 歩道上の接触事故で重体
最近はサイクリングをする人やジョンギングをする人が以前よりも増えた。まちなかや河川敷では明らかに数年前よりも見かける頻度が増え、このまま増えると重大な接触事故がいつか起きるかもしれないと思っていたが、実際に千葉県で重大事故が発生した。ソースはResponseから。
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歩道で自転車と衝突、ジョギングの男性が重体
9日午前8時ごろ、千葉県佐倉市内の市道で、歩道を走行していた自転車とジョギング中の男性が衝突する事故が起きた。男性は意識不明の重体。警察は自転車に乗っていた24歳の男を重過失傷害の現行犯で逮捕している。
千葉県警・佐倉署によると、現場は佐倉市吉見付近で片側1車線の直線区間。歩道は自転車の走行も認められている。50歳代の男性はジョギング中で歩道を走行。交差点近くで歩道上を直進してきた「クロスバイク」と呼ばれるスポーツタイプの自転車と衝突した。
男性は路上へ転倒した際に頭部を強打。ドクターヘリで病院へ搬送されたが、頭蓋骨の骨折などで意識不明の重体となった。自転車も転倒したが、同市内に在住する24歳の男にケガはなく、警察は重過失傷害の現行犯で逮捕している。
逮捕された男は通勤中。負傷した男性とは正面衝突の状態だった。現場の交差点は見通しが悪く、警察では出会い頭で衝突した可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。
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事故現場の住所や詳しい情報がないため状況がよくわからない。そこでGoogleMapで現地をみてみよう。
「佐倉市吉見付近で片側1車線の直線区間、自歩道で見通しの悪い交差点」という条件から場所をGoogleMapで推定。たぶんこの位置が有力かも。ここは左右に崖があり交差点の向こうが非常にみえずらい。
※交差点真ん中付近より別角度。向かって左側に細い歩道がある。ランナーはこれを交差点に向かって進行していのだろうか
※さらに細い歩道側から交差点を見た様子。こちらからだと向かって右手の歩道がちょうど崖と草木などで遮られあちら側に何がるのかわからない(死角が発生している)
今回の事故現場は歩道上で、かつ交差点付近で接触した模様。自転車側の歩道はいわゆる自歩道にあたり法律上でも自転車の走行は問題ない道路(ただし歩行者が居るとスピードは出せない)だが、自転車側が相手に怪我(意識不明の重体)をさせたとして重過失傷害の現行犯で逮捕されている。
こういうような交差点はビルや建物が集中する街中に多いのだが、ここはちょっと例外で郊外タイプ。ただし安全な走り方は同じで、このような見通しの悪い交差点がある歩道で向かって左側の歩道を手前から奥に進む場合、車道寄りをゆっくりと進み(草木側だと向かってくる歩行者との接触時間が早まる)、左側から何かこないか最新の注意を払って進む方法が望ましい。手はブレーキをいつでもかけられるよう、添えた状態で神経をとがらせるような走り方だ。特にランナーは歩行者よりもスピードが若干早いため、歩行者以上の注意が必要と思われる。
別のニュースで映像を確認したところ、事故を起こした自転車はサスペンションが無いタイプのクロスバイクだった。このタイプはロードバイクに近く、軽く漕いでもシティサイクル以上はスピードが出る。かつここの歩道は幅が広く舗装状態も良い。よってこれも重大事故につながった可能性が高い。すなわち事故の大きな原因は
@死角になった対面の歩道の歩行者に気がつけなかった
Aスピードの出やすいクロスバイクで、かなりスピードが出ていた
ではないかと予想する。これはあくまで状況や写真からの予想なので参考程度としてほしいのだが郊外で走りやすい自歩道においてもこのような死角がある交差点では要注意ということがいえそうだ。
この他に余談になるが河川敷や歩道、車道上でランナーや歩行者を見かけたときは、自動車が自転車を追い越すのと同じようにある程度間隔を開けて追い越したほうが良いと思う。特にランナーは特定の区間をトレーニングとして移動しているので、自分で決めた折り返しポイントに到達するとスルッと向きを変えることがある。中にはイヤホンで音楽を聞いたまま走り自転車の存在に気づいていないランナーも居るので、自転車側が注意して幅をあけて追い越すようにしないと接触の危険性が高くなる。これから自転車に乗り出した人は特にランナーには注意して欲しい。
最後に河川敷でのランナーと自転車の接触事例を。1:35あたりから特に注目。
事故現場のGooleMap(ただし推定)
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歩道で自転車と衝突、ジョギングの男性が重体
9日午前8時ごろ、千葉県佐倉市内の市道で、歩道を走行していた自転車とジョギング中の男性が衝突する事故が起きた。男性は意識不明の重体。警察は自転車に乗っていた24歳の男を重過失傷害の現行犯で逮捕している。
千葉県警・佐倉署によると、現場は佐倉市吉見付近で片側1車線の直線区間。歩道は自転車の走行も認められている。50歳代の男性はジョギング中で歩道を走行。交差点近くで歩道上を直進してきた「クロスバイク」と呼ばれるスポーツタイプの自転車と衝突した。
男性は路上へ転倒した際に頭部を強打。ドクターヘリで病院へ搬送されたが、頭蓋骨の骨折などで意識不明の重体となった。自転車も転倒したが、同市内に在住する24歳の男にケガはなく、警察は重過失傷害の現行犯で逮捕している。
逮捕された男は通勤中。負傷した男性とは正面衝突の状態だった。現場の交差点は見通しが悪く、警察では出会い頭で衝突した可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。
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事故現場の住所や詳しい情報がないため状況がよくわからない。そこでGoogleMapで現地をみてみよう。
「佐倉市吉見付近で片側1車線の直線区間、自歩道で見通しの悪い交差点」という条件から場所をGoogleMapで推定。たぶんこの位置が有力かも。ここは左右に崖があり交差点の向こうが非常にみえずらい。
※交差点真ん中付近より別角度。向かって左側に細い歩道がある。ランナーはこれを交差点に向かって進行していのだろうか
※さらに細い歩道側から交差点を見た様子。こちらからだと向かって右手の歩道がちょうど崖と草木などで遮られあちら側に何がるのかわからない(死角が発生している)
今回の事故現場は歩道上で、かつ交差点付近で接触した模様。自転車側の歩道はいわゆる自歩道にあたり法律上でも自転車の走行は問題ない道路(ただし歩行者が居るとスピードは出せない)だが、自転車側が相手に怪我(意識不明の重体)をさせたとして重過失傷害の現行犯で逮捕されている。
こういうような交差点はビルや建物が集中する街中に多いのだが、ここはちょっと例外で郊外タイプ。ただし安全な走り方は同じで、このような見通しの悪い交差点がある歩道で向かって左側の歩道を手前から奥に進む場合、車道寄りをゆっくりと進み(草木側だと向かってくる歩行者との接触時間が早まる)、左側から何かこないか最新の注意を払って進む方法が望ましい。手はブレーキをいつでもかけられるよう、添えた状態で神経をとがらせるような走り方だ。特にランナーは歩行者よりもスピードが若干早いため、歩行者以上の注意が必要と思われる。
別のニュースで映像を確認したところ、事故を起こした自転車はサスペンションが無いタイプのクロスバイクだった。このタイプはロードバイクに近く、軽く漕いでもシティサイクル以上はスピードが出る。かつここの歩道は幅が広く舗装状態も良い。よってこれも重大事故につながった可能性が高い。すなわち事故の大きな原因は
@死角になった対面の歩道の歩行者に気がつけなかった
Aスピードの出やすいクロスバイクで、かなりスピードが出ていた
ではないかと予想する。これはあくまで状況や写真からの予想なので参考程度としてほしいのだが郊外で走りやすい自歩道においてもこのような死角がある交差点では要注意ということがいえそうだ。
この他に余談になるが河川敷や歩道、車道上でランナーや歩行者を見かけたときは、自動車が自転車を追い越すのと同じようにある程度間隔を開けて追い越したほうが良いと思う。特にランナーは特定の区間をトレーニングとして移動しているので、自分で決めた折り返しポイントに到達するとスルッと向きを変えることがある。中にはイヤホンで音楽を聞いたまま走り自転車の存在に気づいていないランナーも居るので、自転車側が注意して幅をあけて追い越すようにしないと接触の危険性が高くなる。これから自転車に乗り出した人は特にランナーには注意して欲しい。
最後に河川敷でのランナーと自転車の接触事例を。1:35あたりから特に注目。
事故現場のGooleMap(ただし推定)
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