2016年02月04日
大分県 小学生に自転車セーフティーカード
OBS大分放送のニュースで大分県の取り組みを知った。タイトルにもあるように小学生(高学年)に自転車セーフティーカードを配布したというもの。もちろんただ配布したのではなく、安全講習会を開いたあとにセーフティーカードを配ったようだ。
参照元:QBCニュース、毎日新聞・大分地方版
講習会では自転車安全5則にに加え、キャプチャーのような右側通行の危険性についても触れている。ただ単に危ないからダメというのではなく、左側通行の自動車から障害物のある交差点で発見が遅れる(全然見えない)との説明もあり、これを見る限りでは実践的な内容となっている。
そしてこらら講習を終えるとこのような自動車セーフティーカードが貰える。自動車の運転免許証とほぼおなじサイズのカード表には自転車安全5則。裏には名前や学校を記入する欄があり、顔写真こそ無いがそれっぽい感じを受ける。
大分市としては自動車の運転免許証のように自転車に乗るときはこれを携帯してもらって、安全意識を高めてもらおうという狙いらしい。自転車のルール違反やマナーが悪い根本原因として「自転車=歩行者」という間違った認識がある。自転車は歩行者の仲間だと勘違いするゆえに、一時停止は関係ないとか、ちょっとぐらい赤信号を無視したって大丈夫といった考えが生まれてしまう。いかに自転車=車両と思わせることが重要なのだが、この自転車セーフティーカードをきっかけに「自転車は車両の仲間」と認識させられれば少しは安全意識の向上につながつていくのではと感じた。
自転車教育は小さい頃から繰り返しおこなうことで、効果を発揮する。とりわけ早急な対策が必要なのは体力があってより無謀な運転から危険度が増す中高生だと思うが、このように自転車に乗り出す小学生に対しても早期の段階から自転車を車両として認識させるような自転車教育が望ましいと考える。既存の教え方では小学生の時に大人から教えられてぼんやりとルールを学び、普段は歩道を走ることが多いからいつの日か自転車が車両の仲間であることを忘れてしまう。そういった現状の小学生に対する自転車教育への新たなアプローチといったとこだろう。
ちなみにこの自転車セーフティーカードは大分市の「大分市自転車走行空間ネットワーク整備計画」のひとつとして行われている活動で、自転車に対するソフト対策となっている。
大分市以外でも、小学生に「自転車は車両の仲間」として認識してもらう手段として使えそうな取り組みである。
参照元:QBCニュース、毎日新聞・大分地方版
講習会では自転車安全5則にに加え、キャプチャーのような右側通行の危険性についても触れている。ただ単に危ないからダメというのではなく、左側通行の自動車から障害物のある交差点で発見が遅れる(全然見えない)との説明もあり、これを見る限りでは実践的な内容となっている。
そしてこらら講習を終えるとこのような自動車セーフティーカードが貰える。自動車の運転免許証とほぼおなじサイズのカード表には自転車安全5則。裏には名前や学校を記入する欄があり、顔写真こそ無いがそれっぽい感じを受ける。
大分市としては自動車の運転免許証のように自転車に乗るときはこれを携帯してもらって、安全意識を高めてもらおうという狙いらしい。自転車のルール違反やマナーが悪い根本原因として「自転車=歩行者」という間違った認識がある。自転車は歩行者の仲間だと勘違いするゆえに、一時停止は関係ないとか、ちょっとぐらい赤信号を無視したって大丈夫といった考えが生まれてしまう。いかに自転車=車両と思わせることが重要なのだが、この自転車セーフティーカードをきっかけに「自転車は車両の仲間」と認識させられれば少しは安全意識の向上につながつていくのではと感じた。
自転車教育は小さい頃から繰り返しおこなうことで、効果を発揮する。とりわけ早急な対策が必要なのは体力があってより無謀な運転から危険度が増す中高生だと思うが、このように自転車に乗り出す小学生に対しても早期の段階から自転車を車両として認識させるような自転車教育が望ましいと考える。既存の教え方では小学生の時に大人から教えられてぼんやりとルールを学び、普段は歩道を走ることが多いからいつの日か自転車が車両の仲間であることを忘れてしまう。そういった現状の小学生に対する自転車教育への新たなアプローチといったとこだろう。
ちなみにこの自転車セーフティーカードは大分市の「大分市自転車走行空間ネットワーク整備計画」のひとつとして行われている活動で、自転車に対するソフト対策となっている。
※大分市自転車走行空間ネットワーク整備計画P56より
大分市以外でも、小学生に「自転車は車両の仲間」として認識してもらう手段として使えそうな取り組みである。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
10年前というと国土交通省が自転車ネットワーク策定を自治体に通知する前からになりますね。国が動く前から市レベルで自転車を主体とした政策に力を入れていたようで、リンク先の「大分市自転車利用基本計画」も策定が平成18年でした。そしていち早く自転車の利点に気づき、これを浸透させようとする内容が好印象でした。
確かに大分市のような自治体だと、自転車レーンを作ってはいおわりみたいなところと違ってかなり違うと思います。こういった自治体の「自転車ネットワーク計画」はまだ取り組んでいない自治体から、かなり参考になりますね。
http://www.city.oita.oita.jp/www/contents/1146457483034/simple/common/other/pdf.pdf
自転車を生かして、街づくり・健康づくり・生活づくりに貢献しようとしています。
まずは根本的な姿勢が違いますね。
きっとこういう取り組みをしているところと、自転車レーンの実験ばかり付焼刃的にやっている自治体とでは雲泥の差がつくのでしょうね。