2015年11月15日
「自転車を追い越すときは1.5m」 愛媛県で呼びかけ
自転車政策が熱心な愛媛県のニュースだ。
参照元:日本経済新聞
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愛媛県や県警察本部などでつくる県自転車安全利用研究協議会は自動車の運転者に自転車との間隔を1.5メートル以上確保するよう呼びかける「思いやり1.5m運動」を15日から始める。ポスター掲示やステッカー配布で周知する。県によれば自転車との間隔を示して安全を訴える試みは全国初という。
自転車は道路交通法で「軽車両」とされ、原則車道を通ることになっている。しかし「車がすぐ近くを通ると怖い」「追突されそうだ」といった声が多く、協議会はドライバーに自転車の横を通る際は1.5メートル以上離れるか、徐行を促す。
間隔は道路事情や台湾などの海外の先進例を踏まえ決めた。15日の「愛媛サイクリングの日」から運動を始める。県は2013年施行の「愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例」に自動車側が自転車の安全に配慮する責務を盛り込んだが数値で浸透を図る。
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昨日の記事で愛媛県の「自転車新文化」というものを扱ったがこの「思いやり1.5m運動」はこれにからむものと思われる。記事にもあるように自転車利用が進むヨーロッパでは自転車を追い越すときに間隔を1.5mを開ける行為はルール化され、自転車に配慮ある運転がされる。一方日本では明確な法律がなく教習所で間隔を開けるよう習ったり、自動車メーカーのWEBページで呼びかけている程度である。
自転車に乗り、車道上で自動車に追い越されたことがある人なら誰しも感じる恐怖感。逆に車ばかりで自転車に乗らず、ましてや車道を走ったことがない人ならこの恐怖感は理解できない。スレスレで追い越した場合、(特に風が強い時に)万が一ふらついて自動車側に転倒した際に大事故になりかねない。そういった点からも1.5mを開けて余裕をもつような呼びかけだ。特に自転車専用レーンがなく、もしくはあっても十分な広さがない矢羽程度のレーンであれば自動車との接触事故も十分考えられ、自動車利用者に対する対応が必須となる。これは愛媛県だけの事例でなく全国規模で行わなければならないことで、特に自転車を観光資源として核にしようとしている地域であればなおさらだ。
自転車の環境が良くなるためには走行環境の整備と交通ルールの徹底の2つが絶対条件だが、道路によっては一律にレーンの広さを確保できないあるいは自動車と共用となる場合もあることから3つ目として"自動車に対する自転車への教育"も必要となる。
参照元:日本経済新聞
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愛媛県や県警察本部などでつくる県自転車安全利用研究協議会は自動車の運転者に自転車との間隔を1.5メートル以上確保するよう呼びかける「思いやり1.5m運動」を15日から始める。ポスター掲示やステッカー配布で周知する。県によれば自転車との間隔を示して安全を訴える試みは全国初という。
自転車は道路交通法で「軽車両」とされ、原則車道を通ることになっている。しかし「車がすぐ近くを通ると怖い」「追突されそうだ」といった声が多く、協議会はドライバーに自転車の横を通る際は1.5メートル以上離れるか、徐行を促す。
間隔は道路事情や台湾などの海外の先進例を踏まえ決めた。15日の「愛媛サイクリングの日」から運動を始める。県は2013年施行の「愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例」に自動車側が自転車の安全に配慮する責務を盛り込んだが数値で浸透を図る。
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昨日の記事で愛媛県の「自転車新文化」というものを扱ったがこの「思いやり1.5m運動」はこれにからむものと思われる。記事にもあるように自転車利用が進むヨーロッパでは自転車を追い越すときに間隔を1.5mを開ける行為はルール化され、自転車に配慮ある運転がされる。一方日本では明確な法律がなく教習所で間隔を開けるよう習ったり、自動車メーカーのWEBページで呼びかけている程度である。
自転車に乗り、車道上で自動車に追い越されたことがある人なら誰しも感じる恐怖感。逆に車ばかりで自転車に乗らず、ましてや車道を走ったことがない人ならこの恐怖感は理解できない。スレスレで追い越した場合、(特に風が強い時に)万が一ふらついて自動車側に転倒した際に大事故になりかねない。そういった点からも1.5mを開けて余裕をもつような呼びかけだ。特に自転車専用レーンがなく、もしくはあっても十分な広さがない矢羽程度のレーンであれば自動車との接触事故も十分考えられ、自動車利用者に対する対応が必須となる。これは愛媛県だけの事例でなく全国規模で行わなければならないことで、特に自転車を観光資源として核にしようとしている地域であればなおさらだ。
自転車の環境が良くなるためには走行環境の整備と交通ルールの徹底の2つが絶対条件だが、道路によっては一律にレーンの広さを確保できないあるいは自動車と共用となる場合もあることから3つ目として"自動車に対する自転車への教育"も必要となる。
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