2015年09月05日
北海道の自転車専用レーンを考える A対策法と実例
前回の記事では北海道における自転車レーンの意義について考えてみた。要約すると人口が多く平坦な地形が多い街では自転車利用者も多く、事故の危険性も高いことから(半年間しか乗れないとしても)自転車レーンを整備すべきということだった。
さて、実際にどうすべきだが北海道という地域は概ね冬期間の雪を考慮して道路幅が広く作られる傾向がある。これはすぐに排雪できない雪を端っこに一時的に溜めておくためなのだが、郊外の道路にかぎらず特に街中でも広い路肩を持つ道路が存在する。
実際の道路を見てみよう。
これは市内の環状線と呼ばれる道路で、名前の通り環状につながって周回できる道路なのだがこの道路は比較的路肩が広い部分が多い。前述のとおり雪を考慮した道路設計なのだがこれをこのまま青色ペイントなどでブルーレーン化し自転車レーンとするのはどうかと考えている。自転車レーンには物理的隔離し車道との隔たりを設けるタイプがあるが冬期間に雪などで邪魔になることを考えるとあまり現実的ではなく、ここはペイントタイプが一番いいと考える。雪のない時期は自転車レーン。降雪期は雪の一時体積場所といった感じだ。
実はこの手の広い排雪用路肩を活用したレーンは既に札幌で施行されている。管理人も北海道では大規模な車道上の自転車レーンということで実際に走りに行ってきている。その時の動画をと思ったが、当時はハンドルのアタッチメントが無くスマフォをビニールテープで無理やり固定して撮影したためかなり歪みがひどい動画だ。
そこで他の人が撮影した自転車レーンの動画を見てみよう。
ぱっと見は路肩(自転車レーン)が広くて走りやすそうに見えるのだが、中心部ということで自動車がかなり多く、路駐の車やバスの停車、さらには左側にある地下駐車場の出口があるなど危険が一杯でとても快適に勧めるようなレーンではないようだ。この部分は管理人も痛感した部分で、ただ単にレーンをペイントして塗ったくっただけではダメなのである。さらにはこの自転車レーンで自転車の死亡事故も発生しており、自転車の安全走行を目的として設置した自転車レーンがかえって危険性をもたらす結果となっている。
このペイントタイプでは物理的に隔離しないため設置費用が安いというメリットがあるがその分車道を走る自動車との接触の危険性が高く、ここを利用するドライバーへの周知や幅寄せ、スピードの出しすぎに対する取り締まりなど自転車が安全に走れるような対策が必須となる。ただ、何もやらないよりはペイントにより自転車が車道を走るというアピール効果があるので無意味では無い気がする。
北海道では排雪用の広い路肩を持つ道路が多いため、この手の自転車レーンがスタンダードになりそうだが、お役所仕事的にただ塗っただけではダメで、それ相応の安全対策をきちんとしなければ自転車に対して危険をもたらすことになる。自転車に対する交通安全教育は一番大事だが、車道を走る自転車に対するドライバーへの教育もこれからは必要になってくるだろう。
さて、実際にどうすべきだが北海道という地域は概ね冬期間の雪を考慮して道路幅が広く作られる傾向がある。これはすぐに排雪できない雪を端っこに一時的に溜めておくためなのだが、郊外の道路にかぎらず特に街中でも広い路肩を持つ道路が存在する。
実際の道路を見てみよう。
これは市内の環状線と呼ばれる道路で、名前の通り環状につながって周回できる道路なのだがこの道路は比較的路肩が広い部分が多い。前述のとおり雪を考慮した道路設計なのだがこれをこのまま青色ペイントなどでブルーレーン化し自転車レーンとするのはどうかと考えている。自転車レーンには物理的隔離し車道との隔たりを設けるタイプがあるが冬期間に雪などで邪魔になることを考えるとあまり現実的ではなく、ここはペイントタイプが一番いいと考える。雪のない時期は自転車レーン。降雪期は雪の一時体積場所といった感じだ。
実はこの手の広い排雪用路肩を活用したレーンは既に札幌で施行されている。管理人も北海道では大規模な車道上の自転車レーンということで実際に走りに行ってきている。その時の動画をと思ったが、当時はハンドルのアタッチメントが無くスマフォをビニールテープで無理やり固定して撮影したためかなり歪みがひどい動画だ。
そこで他の人が撮影した自転車レーンの動画を見てみよう。
ぱっと見は路肩(自転車レーン)が広くて走りやすそうに見えるのだが、中心部ということで自動車がかなり多く、路駐の車やバスの停車、さらには左側にある地下駐車場の出口があるなど危険が一杯でとても快適に勧めるようなレーンではないようだ。この部分は管理人も痛感した部分で、ただ単にレーンをペイントして塗ったくっただけではダメなのである。さらにはこの自転車レーンで自転車の死亡事故も発生しており、自転車の安全走行を目的として設置した自転車レーンがかえって危険性をもたらす結果となっている。
このペイントタイプでは物理的に隔離しないため設置費用が安いというメリットがあるがその分車道を走る自動車との接触の危険性が高く、ここを利用するドライバーへの周知や幅寄せ、スピードの出しすぎに対する取り締まりなど自転車が安全に走れるような対策が必須となる。ただ、何もやらないよりはペイントにより自転車が車道を走るというアピール効果があるので無意味では無い気がする。
北海道では排雪用の広い路肩を持つ道路が多いため、この手の自転車レーンがスタンダードになりそうだが、お役所仕事的にただ塗っただけではダメで、それ相応の安全対策をきちんとしなければ自転車に対して危険をもたらすことになる。自転車に対する交通安全教育は一番大事だが、車道を走る自転車に対するドライバーへの教育もこれからは必要になってくるだろう。
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