2015年07月08日
自転車の安全に必要なもの
このブログでは事ある度に何度も書いているが、自転車が安全に走るには交通教育の徹底と自転車レーンの整備の2つが重要だ。今回の取り締まり強化は前者の「交通教育の徹底」につながるもので、何も知らない人をいきなり取り締まるのはアレだが知っていながら確信犯で違反する人を規制するには一番効果のある行為である。信号無視や一時停止を無視して優先道路に飛び出したり、さらには見通しがきかない狭い道路で逆走からの右折は順走してきた他の自転車や自動車と正面衝突する可能性があり、ルール違反だから云々よりも実際に危険だから守らないといけない意味合いの方が強い。
その一方で自転車レーンの整備はあまり進んでいない。日本の道路はかつての方針のために自動車優先に整備された経緯があり、自転車が安全にかつ安心して走れるような走行環境は未だほとんどない状況だ。長年走ってきた歩道は田舎ならまだしも都市部では建物や看板、木々など様々な死角が入り組むため、その歩道の途切れ目の信号の無い交差点で出合い頭の衝突を招く危険性があり、本来走るべき道路ではない。
警察の取り締まりが6月1日以降少し前進したのでコレ以外に自転車教育を徹底することと、自転車レーンに期待したところだが、実はこれら2つの問題がクリア出来てもまだ残る問題もある。
それは自動車の存在である。自動車は自転車よりもはやく、大勢の人数や荷物を載せて移動できる一方でその運用を間違えると自転車事故以上に悲惨な事態を招く道具でもある。特に日本では歩行者や自転車を軽視(敵視)したマナーの悪いドライバーがおり、交通弱者が苦しい思いをすることが多々ある。とりわけ自動車中心の都市や地域、田舎で見られる。
たとえば歩行者に対しては横断歩道をわたっている最中に停止せずジリジリと進んだり、空吹かしして早く進めと言わんばかりあおったりと一番弱い立場の歩行者が除け者扱いにされる始末だ。また、自転車に対しては無理な追い越しや幅寄せなどまるで邪魔者に攻撃するかのような運転で車道を走る際に危険を感じた自転車利用者は少なくないはずだ。
※嫌がらせ的な幅寄せの例
※強引な追い越しによる幅寄せの例
※一時停止が疎かな軽自動車
自転車レーンはコストの関係で車道のすぐ隣に(ガードレールなしの)ペイントタイプで整備される例が多く、このような危険なドライバーが居ると自転車レーンといえどもすぐ隣をスレスレで追い越されたり、幅寄せされたりと危険な状況が想定される。自転車に対する対策は現状の日本の事情を考えると絶対必要なのだが、こうしたドライバーに対する対策(自転車教育や取り締まり)も必要になってくる。また、自転車に乗らない歩行者に対しても自転車教育は必要で、日本では自転車のために設けられたレーンを歩道と同じように歩く人が結構いる。せっかくの自転車レーンで歩道と独立しているのだから、自転車が円滑に走行するためにそこは歩かないなどの教育が必要だ。
6月1日以降の報道では自転車の取り締まりのみがクローズアップされたが、自転車が安全に走るための傷害となっている”悪質ドライバー”の存在は決して忘れてはならない。全国各地で自転車レーンが増えればおのずとトラブルが増えてきそうで、今後何らかの対策を講じる必要がある問題点だ。
なお、自転車は自動車に対しては弱者だが歩行者に対しては強者である。自動車からは配慮ある運転をされる側であるが、歩行者に対しては自転車が配慮ある運転をしなければならない。歩道上では歩行者優先だから、走る際にはじゃまにならないよう徐行したり、時には一時停止したり、もちろんスレスレで歩行者を追い越すのはもってのほか。自分も歩行者になればわかるがスレスレで追い越されるのは危険を感じ、気分が良いものではない。歩道以外にも路側帯や車道を歩く歩行者に対してもこれは同じだ。常に強いものが弱いものを守ることで上位補完ができ、道路は安全に利用できる。
その一方で自転車レーンの整備はあまり進んでいない。日本の道路はかつての方針のために自動車優先に整備された経緯があり、自転車が安全にかつ安心して走れるような走行環境は未だほとんどない状況だ。長年走ってきた歩道は田舎ならまだしも都市部では建物や看板、木々など様々な死角が入り組むため、その歩道の途切れ目の信号の無い交差点で出合い頭の衝突を招く危険性があり、本来走るべき道路ではない。
警察の取り締まりが6月1日以降少し前進したのでコレ以外に自転車教育を徹底することと、自転車レーンに期待したところだが、実はこれら2つの問題がクリア出来てもまだ残る問題もある。
それは自動車の存在である。自動車は自転車よりもはやく、大勢の人数や荷物を載せて移動できる一方でその運用を間違えると自転車事故以上に悲惨な事態を招く道具でもある。特に日本では歩行者や自転車を軽視(敵視)したマナーの悪いドライバーがおり、交通弱者が苦しい思いをすることが多々ある。とりわけ自動車中心の都市や地域、田舎で見られる。
たとえば歩行者に対しては横断歩道をわたっている最中に停止せずジリジリと進んだり、空吹かしして早く進めと言わんばかりあおったりと一番弱い立場の歩行者が除け者扱いにされる始末だ。また、自転車に対しては無理な追い越しや幅寄せなどまるで邪魔者に攻撃するかのような運転で車道を走る際に危険を感じた自転車利用者は少なくないはずだ。
※嫌がらせ的な幅寄せの例
※強引な追い越しによる幅寄せの例
※一時停止が疎かな軽自動車
自転車レーンはコストの関係で車道のすぐ隣に(ガードレールなしの)ペイントタイプで整備される例が多く、このような危険なドライバーが居ると自転車レーンといえどもすぐ隣をスレスレで追い越されたり、幅寄せされたりと危険な状況が想定される。自転車に対する対策は現状の日本の事情を考えると絶対必要なのだが、こうしたドライバーに対する対策(自転車教育や取り締まり)も必要になってくる。また、自転車に乗らない歩行者に対しても自転車教育は必要で、日本では自転車のために設けられたレーンを歩道と同じように歩く人が結構いる。せっかくの自転車レーンで歩道と独立しているのだから、自転車が円滑に走行するためにそこは歩かないなどの教育が必要だ。
6月1日以降の報道では自転車の取り締まりのみがクローズアップされたが、自転車が安全に走るための傷害となっている”悪質ドライバー”の存在は決して忘れてはならない。全国各地で自転車レーンが増えればおのずとトラブルが増えてきそうで、今後何らかの対策を講じる必要がある問題点だ。
なお、自転車は自動車に対しては弱者だが歩行者に対しては強者である。自動車からは配慮ある運転をされる側であるが、歩行者に対しては自転車が配慮ある運転をしなければならない。歩道上では歩行者優先だから、走る際にはじゃまにならないよう徐行したり、時には一時停止したり、もちろんスレスレで歩行者を追い越すのはもってのほか。自分も歩行者になればわかるがスレスレで追い越されるのは危険を感じ、気分が良いものではない。歩道以外にも路側帯や車道を歩く歩行者に対してもこれは同じだ。常に強いものが弱いものを守ることで上位補完ができ、道路は安全に利用できる。
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