2015年04月10日
兵庫県でも 通学許可に自転車免許制度
中高生の自転車利用時の事故減少や交通ルールの徹底を図るため、通学許可の条件として独自の「自転車免許制度」を設ける学校が増えてきている。
今回紹介する学校は兵庫県の新温泉町立夢が丘中。参照元にもあるように実地試験ではグラウンドを実際の道路と想定して、教習を行ったようだ。
通学許可条件としての自転車免許制度であれば比較的簡単に導入でき、通学などでよく利用する中高生に対してもルールをまなぶ場が持てるのでただ単にルールを聞いて覚えるよりも頭と体を使った教習タイプのほうが断然効果はある。
兵庫県ではつい先日、全国に先駆けて自治体の条例としての「自転車免許義務制度」が導入されたがそれとセットにしてこの自転車免許制度も今後増えていくような気がする。そして兵庫県だけでなく、自分の自治体の自転車事故を減らそうと似たような免許制度を導入する他の自治体が増えることだろう。
少し前の自転車事故率の記事でも書いたが、一番事故が多いのは中高生で、逆に言えばその中高生を重点的に対策すれば事故を減らすことができる。その導入部分として(通学許可としての)自転車免許制度は事故減少が期待できるものである。これからどんどん積極的に導入していって欲しい。
参照元:日本海新聞
-----------------------------------------------------------------
自転車の安全意識向上へ 児童生徒向けに免許証
自転車による事故の増加や危険運転が社会問題化し、啓発や法整備が加速している。兵庫県美方郡内でも児童生徒向けに「免許証」を交付する講習を実施。自転車利用者に保険加入を義務づける県条例も全国で初めて施行され、安全意識向上につながるか注目されている。
講習の修了者に交付される免許証と修了証の見本安全を確かめながら路肩に止めてある自動車を避けて通行する生徒=9日、新温泉町の町立夢が丘中
県によると、2013年に県内で発生した自転車対歩行者の事故は175件。10年前の約2倍で、自転車側が加害者となる例が大半を占める。08年に起きた自転車の小学生と女性の衝突事故で、神戸地裁は保護者に約9500万円の損害賠償を命じた。
しかし利用者の危機管理意識は依然低い。県が交通安全イベント会場などで行ったアンケートでは、自転車保険加入率は4分の1程度にとどまっている。
こうした状況を受け今月1日に施行された県条例では、10月から保険加入を義務づけている。県交通安全協会が推奨する「けんみん自転車保険」は年千円の掛け金で、賠償事故の際に最大5千万円の保険金が受け取れるプランなどがある。
しかし加入状況の監視は現実的には難しく、罰則規定は設けていない。新温泉町内のある自転車店では条例案可決後、問い合わせに訪れる住民もいた。しかし保険加入には至らず、店主は「意識が高まるきっかけにはなると思うが、加入件数が伸びるかは分からない」と首をかしげる。
一方、教育現場では自転車運転免許制度の導入が進む。12年度から美方署などと連携し、独自の免許制度を設けている香美町の県立香住高は「音楽を聞きながらの運転や並走が減った」と実感する。
本年度は香美、新温泉、多可の3町が、県交通安全対策委員会の「自転車運転免許証等制度推進市町」に指定された。自転車に乗る機会の多い子どもや高齢者に重点を置き、啓発に取り組む。
9日には新温泉町立夢が丘中の1年生44人が自転車教室を受講した。道路の通行を想定してグラウンドで行った実技講習で、生徒は県交通安全室の職員と同署員の指導を受けながら自転車を操り、自らの運転を省みた。約10分かけて自転車で通学する重本良樹君は「普段ちゃんと安全確認できていないと分かった」と話していた。
免許証の裏面には運転時の注意点を記載している。同町は本年度中に全小中学校で講習を実施する考え。高齢者向けには来年度の実施を検討している。
-----------------------------------------------------------------
今回紹介する学校は兵庫県の新温泉町立夢が丘中。参照元にもあるように実地試験ではグラウンドを実際の道路と想定して、教習を行ったようだ。
通学許可条件としての自転車免許制度であれば比較的簡単に導入でき、通学などでよく利用する中高生に対してもルールをまなぶ場が持てるのでただ単にルールを聞いて覚えるよりも頭と体を使った教習タイプのほうが断然効果はある。
兵庫県ではつい先日、全国に先駆けて自治体の条例としての「自転車免許義務制度」が導入されたがそれとセットにしてこの自転車免許制度も今後増えていくような気がする。そして兵庫県だけでなく、自分の自治体の自転車事故を減らそうと似たような免許制度を導入する他の自治体が増えることだろう。
少し前の自転車事故率の記事でも書いたが、一番事故が多いのは中高生で、逆に言えばその中高生を重点的に対策すれば事故を減らすことができる。その導入部分として(通学許可としての)自転車免許制度は事故減少が期待できるものである。これからどんどん積極的に導入していって欲しい。
※参考:ちいきのきずな 自転車運転免許 岐阜県美濃加茂市
参照元:日本海新聞
-----------------------------------------------------------------
自転車の安全意識向上へ 児童生徒向けに免許証
自転車による事故の増加や危険運転が社会問題化し、啓発や法整備が加速している。兵庫県美方郡内でも児童生徒向けに「免許証」を交付する講習を実施。自転車利用者に保険加入を義務づける県条例も全国で初めて施行され、安全意識向上につながるか注目されている。
講習の修了者に交付される免許証と修了証の見本安全を確かめながら路肩に止めてある自動車を避けて通行する生徒=9日、新温泉町の町立夢が丘中
県によると、2013年に県内で発生した自転車対歩行者の事故は175件。10年前の約2倍で、自転車側が加害者となる例が大半を占める。08年に起きた自転車の小学生と女性の衝突事故で、神戸地裁は保護者に約9500万円の損害賠償を命じた。
しかし利用者の危機管理意識は依然低い。県が交通安全イベント会場などで行ったアンケートでは、自転車保険加入率は4分の1程度にとどまっている。
こうした状況を受け今月1日に施行された県条例では、10月から保険加入を義務づけている。県交通安全協会が推奨する「けんみん自転車保険」は年千円の掛け金で、賠償事故の際に最大5千万円の保険金が受け取れるプランなどがある。
しかし加入状況の監視は現実的には難しく、罰則規定は設けていない。新温泉町内のある自転車店では条例案可決後、問い合わせに訪れる住民もいた。しかし保険加入には至らず、店主は「意識が高まるきっかけにはなると思うが、加入件数が伸びるかは分からない」と首をかしげる。
一方、教育現場では自転車運転免許制度の導入が進む。12年度から美方署などと連携し、独自の免許制度を設けている香美町の県立香住高は「音楽を聞きながらの運転や並走が減った」と実感する。
本年度は香美、新温泉、多可の3町が、県交通安全対策委員会の「自転車運転免許証等制度推進市町」に指定された。自転車に乗る機会の多い子どもや高齢者に重点を置き、啓発に取り組む。
9日には新温泉町立夢が丘中の1年生44人が自転車教室を受講した。道路の通行を想定してグラウンドで行った実技講習で、生徒は県交通安全室の職員と同署員の指導を受けながら自転車を操り、自らの運転を省みた。約10分かけて自転車で通学する重本良樹君は「普段ちゃんと安全確認できていないと分かった」と話していた。
免許証の裏面には運転時の注意点を記載している。同町は本年度中に全小中学校で講習を実施する考え。高齢者向けには来年度の実施を検討している。
-----------------------------------------------------------------
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
この自転車免許制度というのは自転車がらみの事故が減らない学校などが、その事故を減少させるために生徒に今一度ルールから実際の乗り方を教習所という実地に近い場所で学んでもらうためにやっています。生徒は許可証がないと自転車で通学できないので真剣に勉強します。自転車事故の原因の多くは自転車側のルール違反に起因するところが多いので、このような免許制度によってきちんとルールを学ことは理にかなっています。数年前からこのような通学許可としての免許制度を導入する学校が少しづつ増えてきています。
ただ、これは少数の話しであってまだまだ全国レベルで見ると自転車のルール違反はひどいものです。子供に教える立場の大人すらきちんと守れていません。6月から自転車に関する改正道交法がスタートし取り締まりが強化されますので、以前よりは効果があると思います。
一般道のでかい歩道があるところで、路側帯がどうのこうのいってる田舎者をみたよ。
青森の八戸というところ。路側帯と外側線の区別もつかない田舎者なのか、頭が悪いんだろうが。
自動車教習所の服着て、そこの車乗ってるやつが昼休みなのか一般道で一時停止もしないで走ってるのを見ると、免許よりも大事なものがあるんじゃないかと思うよ。
大人がまともに信号を守らないから子供も真似するんだろ。
免許制度にして金儲けしたいやつ考えるんだろうが、警察がきちんと取り締まりをやればいいだけじゃないのか?
この動画は自転車免許の参考までにと載せたのですが、ご指摘の通り少し古いもので、2012年の春頃に撮影されたものです。なのでまだ交差点の横断帯における新しいルールは適用されておらず、かつ横断帯も依然と残っている時期だと思います。
これからは横断帯自体が消える方針なので以前よりは危険性が減ると思いますが、未だに残っているところでは(自分が車に乗っている時などは)要注意ですね。
交差点で、自転車横断帯の説明をしていましたが、ビデオが古いのか・・・全国で統一されていないのか・・・
今は自転車横断帯は消したり、消えるのを待っている状態にあります。
ビデオにもありましたが、自転車横断帯は危ない。
『左折のドライバーは、自転車が左折するかと思ったのに、自転車横断帯を走るために、ちょっと左へ曲がっただけ。危ない』と言っています。
ここはルール変更されているはずなのですが・・・